その後の「まわりのアメリカ」 12月

 

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12月1日(火):「映画の日」(1896年神戸で日本初のキネトスコープ公開)

 12月に入ったとたん,気ぜわしく感じるのは,日本にいるからでしょうか?

 娘の誕生日が近づいてきたからか,クラブツリーバレーモール(Crabtree Valley Mall)のキッズクラブのメールが転送されてきました。去年は,手続きの不備とかで,随分経ってから「ごめんなさい」というメールしか送られてこなかったので,今頃送られてくるとなんか悔しいな。今行けば,5ドルのクーポンももらえるようですが,どうにもなりません。

 「98日本新語・流行語大賞」の大賞に「だっちゅーの」が選ばれたそうですが,日本に帰ってきたばかりの頃は,なぜ,この言葉が流行っているのか全くわかりませんでした。アメリカに居ながらにhしてインターネット経由で日本の様子についてわかったつもりになっていましたが,日本のテレビを見るようになって初めて,わかることも意外とあるようです。

 キャベツ高騰とのこと。キャベツおかわり自由なんてのを売り物にしているトンカツ屋さんも珍しくありませんが,大変でしょうね。そんな中,先日入った新宿の小田急エースにある「サボテン」のサービスは,なんかすごかったです。味はまぁまぁですが,お客の持っている重たい荷物を,率先して席まで運んでくれたり,茶碗のご飯が残り少なくなれば,即座に「おかわりいかがですか?」とか子供にはおみやげまで持たせるなんて,これでもかという程のお客への気の配り方は,とても気持ちの良いもので,チップを出しても良いくらいでした。前に入ったときは何も感じなかったので,営業方針でも変わったのかもしれません。不景気の中,こういうお店が流行っていくんだろうな。

12月2日(水):「安全カミソリの日」(1901年ジレット(King Camp Gillette (1855-1932))が特許を取得。ジレットってアメリカ人だったんですね。漠然とフランスの会社かと思ってました。ここのウェブサイト結構かっこいいです。)

 冷たい雨。冬本番といったところでしょうか。さて,今や3人に一台にまで普及した携帯電話とPHSは,年が明けると同時に電話番号が10桁から11桁になります。今までの電話が使えなくなるわけでもないのに,11桁移行対応を謳った機種がだいぶ売れているようです。僕が初めて携帯を持ったのが1995年末。アメリカから帰ってくるまで機種変更もしなかったため,まわりのみんなの目には博物館に陳列されそうなほどとても奇妙で巨大に映ったらしく,「でかいでかい」と言われて続けているうち,番号キーも効かなくなってしまったので,機種変更をしてみました。(しかし,ツーカーステーションのお姉さんの愛想の悪いこと! 「サボテン」でトレーニング受けた方がいいと思うよ) 大きさも重さもなんと1/3以下,旧機種で使いづらいと思っていた部分は全て改良され,機能も充実,技術の進歩に感心した次第。ただこの携帯,国外で使えないのが玉に瑕。世界でローミングできる統一規格に変われば,また買い換えないとね。(あ,また罠にはまっているのかも)

 アメリカでは,道路状況や車の整備状態があまり良くないためか,携帯電話を持っていると何かと安心ですが,ピンポイントでしか使えないデジタル方式より,広い範囲をカバーできるアナログ方式の方がより使い勝手がよいように思えました。長期契約時にお得なプランも用意されていますが,日本で言う「縛り」と同じ,短期間で解約したときのペナルティもあるので,要注意。またアメリカでの携帯電話の加入には,州の身分証明書(運転免許証など)が,必要になることも忘れずに。

12月3日(木):「奇術の日」(1,2,3(ワン,ツー,スリー)!のかけ声で,観客を驚かすところから)

 東京では,昨日からの雨が,夜にはみぞれ混じりに。寒くなってきて,いよいよ忘年会シーズンです。僕の場合は,もう既にひとつ終わって,あと6回ほど。日本人としては少ない方かな?チャペルヒルの年末は,今考えてみると静かだったなぁ。

 世界各地から続々と成田にサンタクロースが到着していますが,これってやっぱり日本はクリスマスで商売になるという証なんでしょうね。HAMACHI!家のそろそろクリスマスプレゼントを決めないと。でも欲しいものをを訊く度に,プレゼントが変わってしまうんです。やれやれ...

 先日売り出された「タイタニック」のビデオですが,なんとお粗末なことに,きちんと画像や音がでないもの,果ては録画すらされていない不良品が続出しているとのこと。一部海外に依託してビデオを作っていたらしいですが,これじゃ宅配裏ビデオと同じレベルじゃ?

12月4日(金):「E.T.の日」(1982年の今日,映画「E.T.」が公開)

 ETって,お正月映画だったんですね。見に行った記憶だけはありますが,どこで見たのかすら忘れるほど。でもその映像は今でも鮮烈に覚えています。今では日本でも当たり前になってしまったピザのデリバリー,ボードゲーム,E.T.をおびき出したチョコレートキャンディーのM&Mスピーク&スペルなんて,当時のアメリカを感じさせる重要なアイテムでした。

 チャペルヒルのキャンパスでロケをしていた映画「パッチアダムス」がいよいよ12月25日からアメリカで公開されるようです。日本には,来るかな?ロビン・ウィリアムスの人気を考えれば,大丈夫だと思うけれど。そうそう,これもユニバーサル映画です。が,ブタちゃんの映画「ベイブ- Pig in the City」が大コケで,社長交代になったところなので,ますますパッチアダムスには,頑張ってもらいたいところです。

12月5日(土):「ウォルト・ディズニーの日」

 今や一大娯楽産業を担うディズニーの創始者ウォルト・ディズニーは,1901年のシカゴ生まれ。先日,奥様も亡くなられてしまいましたね。ディズニーの生まれ故郷,シカゴは,今やニューヨークに代わって一番殺人事件の多い都市となってしまいました。

 さて,現在発売中の講談社からでているBARTという雑誌の片隅に,HAMACHI!の写真が載っているようです。書店で見かけたら,手に取ってみて下さい。

12月7日(月):「ラグビー国際試合記念日」(1901年横浜公演で初の国際試合が開催された)

 毎度タバコの話題で,恐縮ですが,タバコを吸い始める年齢が早ければ早いほど,肺ガンになる率も高くなると言う報告が。自動販売機で酒やタバコが手軽に買えるというのは,日本でもそろそろやめにすればいいのに。日本は酒飲みとタバコに甘すぎると思います。アメリカでは,未成年者に酒を売れば,確実に罰せられるし,少なくとも未成年者が公然とタバコをふかすという図はノースカロライナでも見られませんでした。(いないわけはないのだけれど,少なくともそういう人たちとそうでない人たちの,場をわきまえた棲み分けはできていたように思えます。)

 郵政省は,テレビのVチップ導入を先送りして,放送業界に自主規制を求めるそうです。が,教育的配慮のある放送コードもない雑多な日本のことですから,どこまできちんと対応できる事やら。

 予告ですが,来年3月には,「まわりのアメリカ」バンクーバー編を書くことになりそうです。バンクーバー周辺で,とっておきの情報がありましたら,是非HAMACHI!まで,教えて下さい。その後,できればチャペルヒルに少し寄りたいと思っています。約1年弱でどれくらい変わったか,「まわりのアメリカ」の情報がまだどれだけ通用するか,確認するのが楽しみです。

12月8日(火):「レノンズ・デー(ジョンレノンの命日)」(1980年の今日,家の前で射殺)

 本当かなぁ?という話を3つ。

 来年にも花王から痩せる食用油が発売されるとのこと。ほんとかなぁ。我が家では常備されることでしょう。レストランなどでも,きっと「当店では痩せる油を使用しております。」なんて張り紙がでることは,間違いありません。でも今日から6連続忘年会。今すぐ発売して欲しいなぁ。

 動物愛護に厳しいアメリカ人達は,万が一の場合恋人よりも先にペットを助けるという人が,83%もいるとのこと。ちょっと行き過ぎでは?

 サンフランシスコにあるスタンフォード大学に通学しているクリントン大統領の娘,チェルシーさんが,父親の不倫疑惑に耐えきれずに中退とか?ほんとですか? サンフランシスコというよりは,パロアルトとかシリコンバレーと言ったほうが,最近は通りもいいかもしれないですね。近くには,HP,アップルなどのそうそうたるコンピュータ関係の会社も多い場所です。昔一度だけスタンフォードの学内を散歩したことがあり,ボーリング場があるのに驚いたことがあります。

 日本では,カーナビが人気商品になってきていますが,それにともなって,カーナビに気を取られたための事故も増えてきているようです。さらに今後メーカーは,カーナビにインターネット機能を取り入れて,メールのやりとりも普通になるとのこと,危ないなぁ。運転中の携帯より,確実に危険だし,それほど需要があるとも思えません。

12月9日(水):「障害者の日」(1975年,国連で障害者の権利宣言を採択)

 ノースカロライナのMさんから教えていただいたのですが,来年は,ノースカロライナのトライアングルエリアで,知的障害のあるアスリートとボランティア達による「スペシャルオリンピックス」が開かれ,来年のノースカロライナ最大のイベントになるとのこと。日本からも訳の分からない偉い人ばかりでなく,実際に障害のある人々を十分に理解している現場の人たちも積極的に参加できるようにしてもらいたいものです。

 景気がいいといわれているアメリカですが,今年の1月〜11月までにリストラされた累計人員数は,なんと57万人。この数字は,過去10年間でも一番大きなものだそうです。アメリカの好景気は,リストラに次ぐリストラという大きな犠牲によって実現されたものともいえそうですね。

12月10日(木):「3億円事件の日」

12月11日(金):「100円玉の日」(1957年(昭和32年),100円硬貨が製造され始めた。)

 僕らが子供の頃は,まだ100円札が時々見られました。でも僕が生まれる前に既に100円玉は出回っていたので,完全に入れ替わるにはわりと時間のかかるもののようです。ついこの前お札から切り替わったような気がする500円玉は,昭和57年からですから,もう15年近くは経っています。次になくなるお札は,1000円札かな?

 そういえば100円ショップ増えていますね。アメリカでも1ドルショップが人気で,どこのモールにも必ずと言っていいほど見られました。最近の日本の100円ショップは,さながらスーパーマーケットのように品物の種類が多く,そこだけで日用品は全て揃うような所もあるようですが,アメリカの1ドルショップは,まだ日用品どまりのようです。それでもクリスマスやハロウィン,イースターなどのイベントの頃には,1ドルでいいの?というような,ちょっと手の込んだ置物やグッズ類なども並ぶようになるので,見ているだけでも楽しいものでした。

12月14日(月):「忠臣蔵の日」(1702年 47士討ち入り)

 日本はガーデニングブームで,クリスマスツリーも生木を買う人が増えてきたとのこと。種類も豊富にあるそうで,そのうち日本でもクリスマスツリー畑で木を切るのが流行ったりして。東京・浅草橋の問屋街にもクリスマス・ストリートと呼ばれる通りがあるようで,今年はだいぶ人気のようです。日本では,恋人達のイベントとして認識されているのに対して,それ以外の国では,家族と過ごす日として考えられているところが,大きく異なる点ではないでしょうか?そうそう,あともう一つ,クリスマスの主人公はキリストじゃなくて,名実ともにサンタだという点も違うところですよね。まぁ,どちらもクリスマス商戦という重要なビジネス商機だという点では同じです。

 アメリカのメジャーリーグプレーヤーのケビン・ブラウン選手(投手)が,アメリカ初の1億ドルプレーヤーになります。1億円じゃなくて,1億ドル。正確には,1億500万ドルで,日本円にすると約120億円以上になります。ここまで来ると,ちょっと異常な気もしますが,スポーツエージェントが暗躍している限り,この傾向は変わらないでしょう。アメリカ野球界もまた,ストライキ騒ぎにならなければよいのですが。

 フロリダ州オーランドのページは,未だに見て下さる人が多いので,死んでいたリンクをいくつか直しました。

12月15日(火):「年賀状の日」(本日より年賀状受付 正月に届く年賀郵便の取り扱いは明治32年から)

 日本では,よれよれのTシャツに薄汚れたジーンズにナップザックという若いアメリカ人観光旅行客を見かけることがあると思います。旅行先でもきちんとした格好をしている日本人の目にはだらしなく映りますが,あれは彼らの普段着です。

 日本ではなかなか,椅子に座りながら足を机の上に乗っけて電話をする光景は見られませんが,UNCのボスは,リラックスして電話をするときは,いつもこうでした。日本人にはとても行儀の悪いことに思えますが,彼らにとっては自分が楽なこと,フォーマルよりカジュアルを,良しとする傾向があります。

 文化の違いといってしまえば簡単なことですが,こういうちょっとしたことに慣れるのには,時間がかかります。アメリカ人には,「襟を正す」なんて表現は理解できないだろうなぁ。でも,アメリカに長期滞在して日本に帰国すると,いい加減な服を着て外にでられないのが,不自由に感じたりもします。

12月16日(水):「電話の日」(1890年より日本で電話業務が始まる)

 前にも書きましたが,携帯電話は既に3人に一人が持っているという日本です。便利さと引き替えに高額の支払いをしている人も少なくないかと思いますが,なんだかんだ言って日本は電話料金,高いです。アメリカなら毎月の基本料金に市内通話料金は含まれているので,気軽に電話をかけることができるし,フリーダイヤルも日本よりも普及しています(電話口の応対のひどさは別として)。

 アメリカではインターネットの接続料金も,多くのプロバイダが固定制料金を採っているのに,日本では未だに従量制が普通。「つながり易さを確保するため」のユーザーサイドに立った経営方針と言うけどそれは詭弁。それなら回線を太くした方がよりうれしいサービスになると思うのだけれど。高い電話料金に高いインターネット接続料金が,日本のインターネットの発展を阻む一番の原因であることは,明らかです。この分野ではもっと外圧が高まればいいのにと思っています。もちろん,もっと電話会社にも競争させなくちゃ。

12月17日(木):「ライト兄弟の日」(1903年 初の動力飛行 写真は,初飛行をしたキティー・ホークという場所)

First in Flight
左端は,実験小屋と格納庫

 日本人だったら,みんな知ってるライト兄弟ですが,飛行実験を行うのには絶好の場所としてここを選んだのだそうです。ただの原っぱなんですけが,ノースカロライナに来たからには,是非行ってみたいNo.1の場所です。2003年には,この場所で100周年記念行事が行われるそうです。飛行機ってすっごく昔から飛んでいたような気がしますが,まだ100年も経っていない代物です。その間に人類は月まで行けるようになりました。2003年には,宇宙ステーションもできあがっているかな?

ライトフライヤー 1階より
ライト兄弟の飛行機(ライト・フライヤー)
ワシントンDCの航空宇宙博物館にて

 遅ればせながら,このページもクリスマス風にアレンジしてみました。よく目を凝らすとバックグラウンドにも画像を貼り付けてあるのですが,ノート型パソコンの液晶モニターでは,角度を変えないとわからないかもしれません。

12月18日(金):「国連加盟記念日」(1956年)

 国連がアメリカに牛耳られているとか言う話もありますが,ついにイラクへの攻撃が始まりました。毎度クリントン大統領の不倫疑惑が怪しくなってくると,イラクへの攻撃準備が始まるという妙なリンクは,今回も見られましたが,イラクを攻撃すれば,弾劾されなくなるというものでもないので,まぁ偶然の一致でしょう。

 バハレーンからの留学生に,イラクをどう思うか聞いたところ,フセイン大統領はいいとしても,イラクの国民がかわいそうだとのこと。悪いのはフセインだけど,フセインと武力をイラクから取り除いてしまうと,今度は,隣国イランやイスラエルとの力のバランスが崩れてしまって,かえって危なくなるというのです。なるほど。

 「まわりのアメリカ」を読んで下さっている方の中で,アメリカや海外の情報を自分のホームページに書かれている方が,少しずつ増えてきました。自分一人で読むのは,もったいないので,ホームページのリンク集ページからリンクを追加しました。是非「まわりのアメリカ」と読み比べてみて下さい。また違ったアメリカが見えてきます。

12月21日(月):「クロスワードの日」(1913年にニューヨーク・ワールド紙に初めて掲載。まだクロスワードパズルの歴史も100年に満たなかったんですね。スクラブルという文字並べゲームがあるから,アメリカの人は,わりとクロスワードが得意かもね。僕が英字新聞のクロスワードなんかやると,自分の語彙のなさに,泣けてきます。)

 米英共同のイラク攻撃による為替への影響はほとんどなかったようです。もうみんな慣れっこになっちゃったのかな。有事に強いドルというよりは,あまり一方的な攻撃だったので,戦争にもならなかったからかもね。

 12月に入ってから,ほとんど夜は忘年会というか飲んだくれていたので,年賀状はおろか,クリスマスカードも書いていません。うー,どうしよう。

 年末になり,テレビやラジオ,雑誌で,締めくくりの特集を組んでいます。歌番組では,完全に今年前半に発表された曲がわかりませんが,最近は,だいぶ好きなアーティストが増えてきました。吉田美和とかMisiaとか日本の歌手もうまくなってきましたね。さて,そこで「まわりのアメリカ」でも久しぶりに,最近約一ヶ月間(11/24〜12/21/1998)の人気ランキングをベスト20まで発表!(誰も見たくないか。)

1位:

まわりのアメリカトップページ

1495ヒット

2位:

その後の「まわりのアメリカ」トップページ

625

3位:

1998年12月 このページです!

433

4位:

Around the HAMACHIトップページ

261

5位:

アメリカ滞在便利リンク集

251

6位:

1998年11月 

243

7位:

フロリダ州オーランドへ(1997年12月)

227

8位:

J-VISAの申請

182

9位:

「まわりのアメリカ」日記目次

154

10位:

楽々アメリカン・クッキング

148

11位:

銀行とお金 

140

12位:

チャペルヒルのまわり

128

13位:

チャペルヒル・生活のセットアップ

114

14位:

コンピュータとインターネット接続ガイド

111

15位:

1997年6月「渡米準備2・渡米」

105

16位:

「まわりのあめりか」はじめに

102

17位:

車・免許・ドライビング

95

18位:

日本から持ってくると便利なもの 

88

19位:

1997年5月「渡米準備1」

87

20位:

チャペルヒル・ショッピングガイド 

86

総ヒット数(総訪問者数)

6681(3462)

 トップ10は,前回(10月7日)から半分以上入れ替わっています。季節や時期によって読まれるページが変わるのが面白いところです。去年の今頃は,やっと1000人を超えたところだったのに,「まわりのアメリカ」トップページのカウンターの増え方は,1カ月弱で1000ヒットとなっています。単純に喜んでいます。で,上のように1カ月の総ヒット数が6681人,総訪問者数が3462人なのに,トップページのカウンター表示がこれと異なるのは,実際には,Gooinfoseekなどのロボット型検索サーバーから直接個々のページを訪れる人もいるので,このような差となって現れるのだと理解しています。

 ここには示しませんが,ノースカロライナやアメリカからのアクセスが,全ヒット数の40%以上となっているのは,帰国後半年経っても未だに「まわりのアメリカ」が多少の役に立っていると思ってもいいのかなぁ?情報に間違いがあったら,是非お知らせ下さいね。とは言ったものの,日記を読んで下さっている人と情報ページを見ている人は,あまり一致しないのもこの調査からわかっているので,あまり効果なさそうです。

ちなみにワースト3は,と,書こうと思ったけど,やめとこ。

では,また明日。

12月22日(火):「かぼちゃの日」(冬至は,ユズ湯とかぼちゃで風邪よけを。日本も冬至を機に一陽来復となればいいのだけれど。)

 さて,いよいよクリスマスも近づいてきました。日本ではクリスマスといえば,サンタクロースなんて話を書きましたが,HAMACHI!家にもスゥェーデンから手紙が届いたり(有料),腰を振って踊って歌うサンタの人形が売り切れ状態になるなど,サンタの人気は衰えをみせません。アメリカのすぐ南にある共産主義の国キューバの労働組合紙でもサンタクロースは米国の「消費主義」,「文化支配」,「精神の植民化」につながる潜在的脅威として警告を呼び掛ける記事で指摘されるほど,アメリカでさえも宗教的な意味合いが薄れてきている部分もあるのかもしれません。まぁ日本は,クリスマス商戦に完全に慣れきってしまっているので,今更こんな事を言う人もいないけど,レストランやホテル,デパート,専門店などは,モノを売る人たちにとっては稼ぎ時であることは間違いないでしょう。あーぁ,アメリカにいたときには,多少なりとも敬虔な気持ちになったのになぁ。

 話し変わって,ラジオ体操第1,第2は,子供の頃夏休みに無理矢理早起きさせられて,全出席だともらえる子供だましの文房具が,やっぱり起きられない日があってもらえなかったりと,あまり良い想い出がありませんが,これらは,昭和51年に第1が家庭用として,昭和52年に第2が職場用として制作されたとのこと。そして,今度は,第3ができるそうです。足腰の弱い人向けに,室内でも無理なくできるものらしいですが,こんなもん国を挙げて作るものかね?なんとその開発費,制作費としてなんと5000万円が予算として計上されているとのこと。第1・第2は,年齢の上限を50〜60歳に設定されているらしいけど,こんなの余計なお世話だよなぁ。そうそう,ちなみにどこの省が予算を請求しているかというと,郵政省。最近いい仕事してないよ,ここ。

明日は,天皇誕生日で,お休み。

12月24日(木):「チョコレートの日」(1878年東京両国で「貯古齢糖」が発売。「貯古齢糖」って,クラシカルでいいなぁ。)

 サンタクロースは,今この辺にいます。アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)が追跡中。時差の関係で,アメリカは,日本よりも後にクリスマスを迎えます。今年もバリバリに電飾を家のまわりに飾り付けた家が,そこここで見られることでしょう。僕もまた妙に見たくなってきました。

 東京とほぼ同じ緯度のチャペルヒルですが,気温は,ここのところ,かなり寒いようですね。アメリカでは,ホワイトクリスマスを迎えるところが多いようですが,喜んでばかりもいられないくらい,強い寒波に襲われている地域も。テキサス州なんて,夏は熱波で,冬は寒波とダブルパンチ。大変なところに住んでいる方,頑張って下さいね。

 山下達郎のコンサートに行ってきました。まわりの年齢層が同じか,ちょっと上くらいで,初めての僕でも馴染みやすく,いい雰囲気のコンサートでした。もう45歳なんですって。すごいパワーだ。日本のクリスマスには欠かせない彼の歌声ですが,クリスマスにコンサートをするのは,なんと初めてとのこと。7年ぶりにアルバムを出した彼ですが,コンサートで演奏することを考えずに制作したため(と言っていた),新しい曲をあまりやらなかったのも,敷居が高くなくて予習をしなかった僕にとってはラッキーでした。またベテランの歌手のコンサートではお決まりの「この曲の時はこう踊る」とか「ここでみんなで一声あげる」なんて作法みたいものもほとんどなく,今回もツアーのキーボードに難波弘之を起用するなど,贅沢な演奏をバックに,約3時間半じっくり楽しめました。喉が嗄れて,風邪ひいちゃったけどね。

12月25日(金):「クリスマス」(日本には,宣教師のフロイスが1565年頃に伝えたとのこと。日本でも結構古い歴史があるんですね。)

 来年の1月10日からアメリカでは郵便料金が値上げ。僕らがいる間に上がるのかなぁと思っていたら,随分経ってしまいました。残った32セント切手を使い切るまでは,1セント切手を貼ることになりますね。毎月の支払いなどで32セント切手はかなり使うので,買いだめしてた人も多いのでは?

 日本では,クリスマスが終わるとそそくさとツリーや飾り付けなどを片づけてしまいますが,アメリカでは,年が明けてもしばらく飾られているところも多かったようです。日本はなぜさっさと片づけるかってぇと,やっぱりお正月の準備があるからですよね。ツリーに代わって,門松とか鏡餅が主役の座になるわけです。クリスマスケーキなんてのも,バレンタインのチョコレートと一緒で,日本独自の慣習。この日のために大量生産されたケーキは,美味しいと評判のお店でも味が落ちてしまうので,もうクリスマスケーキなんて根拠のない純商業主義的なことはそろそろやめにしたらどうかなぁ。イブの寒空の下,クリスマスケーキを売る臨時バイトを見てると,複雑な気持ちになります。

 仕事場もそろそろ人が少なくなってきました。今年のコンピュータ,インターネット関係の十大ニュースをみてもわかるように,インターネットって,ほんとに身近になってきました。「まわりのアメリカ」でもそのうちのいくつかを取り上げてみたり,自分自身もトラブルに巻き込まれたりと,いろいろありました。1998年は,みなさんにとってどんな年だったでしょうか?HAMACHI!家でもちょっと前まで,アメリカでジタバタしていたのに,なんだか長い夢を見ていたような気がします。(今だに醒めきっていないと言う話も...) 去年の重大ニュースのNo.1が「留学」でしたが,今年もNo.1は,「帰国」ですね。本当にいろいろな意味で,貴重な1年間でした。

というわけで,ここで,ご挨拶。

「まわりのアメリカ」日記をわざわざ,読みに来て下さっている方々へ

 今年も「まわりのアメリカ」を応援して下さって,どうもありがとうございました。今後ここが,どんなサイトになっていくのか,管理人のHAMACHI!ですら想像がつきませんが,もう少しアメリカ滞在情報の整理もしなければなりませんし,文章力不足等で,伝えきれなかったことがまだ残っているようにも思います。自分で納得できて,しかも,みなさんにかわいがってもらえるようなものに仕上げていきたいと,虫の良いことを思っていますが,さてどうなる事やら。

来年も,どうぞよろしくお願いいたします。

「まわりのアメリカ」サイトの更新も1998年は,今日でひとまずお休みをいただきます。メールでの反応も遅れるかと思います。ご了承下さい。

来年は1月4日あたりを予定しています。

みなさま,どうぞ良いお年をお迎え下さい。

 


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