銀行とお金
最新情報!
rintanさんからの情報です。「CITIBANKでインターネットでの海外送金が可能になりました。」(10/21/'01)
今月から1年間チャペルヒルに滞在することになりました。 すでにご存知かもしれませんが、CITIBANKの情報をすこし。 最近、インターネットでの海外送金が可能になりました。CITIBANKに送金先の登録用紙をEMSで送ったのですが、5日後には送金可能になっていました。CITIBANKに書類が届いて2日後です。
貴重な情報をありがとうございました!
アメリカに引っ越してきたら,車,アパート,家具,日用品など生活のセットアップをするために,個人差はありますが,最初に1〜2万ドルの出費を覚悟したほうがよいかもしれません。ここでは,自分で生活を立ちあげなければならない人のための,生活のセットアップに必要な項目や日本とアメリカのお金の取り扱いの違いなどについて書いていきます。 お金の持ち込み方とヒント ドルで給料が支払われる場合には,あまり関係ないかもしれませんが,日本からの円の送金方法にはいくつかあります。使えるまでの時間差が短い順に挙げてみます。日本円は,日本でドルに替えた方が,アメリカでドルに替えるより有利です。日本円は,帰国時に必要な分(交通費,空港の宅配便代+α)だけ持ち込めばよいでしょう。
車の購入と送金法 こちらでは,車のない生活は考えられませんので,まず最初に一番大きな買い物をすることになると思います。日本からのドルの持ち出し制限はありませんが(ただし$10,000 以上(T/C を含む)の現金ドルは,関税で申告する必要あり。日本円は500万円まで),車を買えるだけの現金を渡米時に同時に持ち込むのはとても危険なので,2.の方法で予算額程度のドルを持ち込み,すぐに銀行口座を開設するか,日本にいる信頼できる人に日本円を預けておき,口座を開設し次第,ドルに換えてその口座に送金してもらうことをお薦めします。こちらで銀行口座を開くとその場で当座に必要な枚数の小切手も渡されるので,車も含めて通常の買い物には支障ありません。以下にその他考えられる自動車購入資金の送金法と注意点をあげます。(車は,リースという方法もありますが,滞在期間が1〜2年なら車を買って帰国時に売る差額より割高になることが多いようです。)
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銀行口座の開設法
リサーチトライアングルエリアの銀行:Chapel Hill周辺でよくみかける銀行を97年の資産順にあげると,Nations Bank,First Union Bank,Wachovia Bank,BB&T,First Citizens Bank,Centura Bank,Central Carolina Bank...となります。通常は自分の職場や住居に近い場所にある大手の銀行を選ぶのが便利だと思いますが,アメリカでは銀行の倒産もあり得ます。職場で使い勝手などの評判を聞いた上で,ご自分のリスクで銀行を選んで下さい。給料がチェックで支払われることもあるので,現金化するためなど日本にいるときよりも銀行に行く回数は多くなると思います。
残念ながら最近日本で人気のシティバンク(アメリカでは,CITI Bank)は,トライアングルエリアにはありません。あったとしても日本のシティバンクとアメリカのCITI Bankは,法律上は別会社になるので,一緒にするメリットはありません。日本の銀行口座とアメリカの銀行口座を同時に扱えるような銀行はないので,渡米後は口座を新しく別に作る必要があります。また邦銀の支店もこのあたりでは見かけません。上の2.の方法の付け足しですが,日本のシティバンクで外貨預金口座にお金を預け,その口座からT/Cを作るとT/Cの手数料が無料になりますので,一番率のよいお金の持ち込み方法になりそうです。またシティバンクもまだ日本の大都市近辺にしか無いのが不便なところでもあります。
ノースカロライナの銀行局のサイト
銀行口座を開く場合,銀行内に入ったら,それらしい人に新しくアカウントを開きたいと伝えれば,担当人がいるデスク(または部屋)に連れていってくれます。T/Cなどで1000ドルほど用意しておき,チェッキングアカウント(当座預金;小切手用),セービングアカウント(普通預金)を作ります。買い物をしたときには,普通チェッキングアカウントからひかれますが,この残高が足りなくなったことに気づかなかったときに,自動でセービングアカウントからお金を移すようにしておく(有料のオプション)と便利です。またチェッキングアカウントには,利息が付かないことが多いようです。家族でこちらに来る場合は,夫婦両方の名義で口座を取り扱えるジョイントアカウントが便利です。またチェックカード(後述)を同時に作っておくと便利です。ノースカロライナのNations Bankでは,銀行開設にソーシャルセキュリティナンバーは必要ありませんでした。(銀行や州によっては,異なることがあるので要注意)。またIDとして,パスポートが必要になります。日本のような預金通帳はありませんので,銀行送られてくる毎月のレポートを元に,自分で金銭の出入りの管理をすることになります。
「まわりのアメリカ」日記の参照ページ 6月16日(チャペルヒルに着いた次の日に口座を作りました。)
日常の支払方法
アメリカでの一般的な支払方法は,小切手と現金ですので,小切手の書き方は予め習っておくこと。最初のうちは,T/Cがあると思いますが,スーパーマーケットなどでもT/Cで買い物ができますので,銀行のチェックカードができるまで慣れない小切手よりも,T/Cと現金でしのぎましょう。アパートの家賃,電気代,ケーブルテレビ代,電話料金,クレジットカードの請求などは,小切手で支払うのが普通で,銀行自動引き落としはまだあまり普及していません(請求や郵便のトラブルも多いので,自分でチェックできる小切手払いの方が安心)。
現金:現金をもっていないと困るのは,主にファーストフードとカードの使えないガソリンスタンドぐらいです。20ドルより高額のお札が日常生活に登場することはあまりありません。チャペルヒルでは,まず強盗に遭遇することはないようですが,現金を全く持ち歩いていないと逆上されることがあるそうなので,財布とは別にすぐ出せるところにお守りがわりにお札を入れておく人もいるようです。ATMで現金を引き出すときは,まわりの様子にも気を配ること。アメリカ人は,レストランなどでは現金払いする人もけっこう多いようですが,危険を避けるため,支払い時に財布の中身はなるべく周りの人に見られないようにする工夫も必要になります。
- ユニバーシティモールのATMは,1000ドルまで引き出せるそうです。
- RDU空港近くのアウトレットモールのATMは,手数料が無料でした。
チェックカード:銀行口座を開設するときに一緒に作れるカードがチェックカード(Check Card)です。デビット(Debit)カードとも呼ばれ,通常銀行がその顧客に発行するものです。日本ではこのサービスが始まったばかりですが,このカード一枚でクレジットカードとしてもATMで現金の出し入れもできるキャッシュカードにもなります。ただクレジットカードとはちょっと性格が異なり,Credit(信用)がなくても使える分,使用限度額は自分の銀行口座の残高となり,買い物をしたら即座に(または数日以内に)自分のチェッキングアカウントから使用金額が引かれます。つまり小切手がカードになったようなもので,お店が換金した時点で口座から引き落とされるという点で同じですが,日本人にとって面倒で慣れない小切手書きをしなくて済むので便利です。レジにある入力機に自分でカードを通して暗証番号(PIN Number)を入れることもできますし,レジに渡してクレジットカードの時と同じようにサインで済ますこともできます。PINは盗まれることもあるので,サインの方がお薦めです。その場合入力機がDebit? Credit?と聞いてきたら,Creditを選びます。ガソリンスタンドではCreditを選べば,チェックカードでもサインレスでOKです。パーソナルチェックが使えない店でもチェックカードなら使えることがあるので,持っていて便利なカードです。NationsBankでは,2/'98からマンスリーフィーが無料になりました。買い物の代金を支払うときに,チェックカードで代金+αを余分に支払い,+α分を現金化することができます。もちろん後で口座から+αの分も含めてひかれます。
ちょっと一言:現金以外の支払いは,レジでPhotoID(写真付きの身分証明書)を要求されることがありますので,運転免許証(国際免許も可)を持ち歩きましょう。チェックカードとクレジットカードは,どう使い分けるかというと,通常はそれほど気にしなくてよいのですが,例えばHAMACHI!家では,銀行のチェッキングアカウント残高が淋しくなってきて為替レートをにらみながら日本からの送金のタイミングを計っているときなどは,請求が多少先に延ばせるクレジットカードを使ったりしています。
1998年4月18日に,シティバンクから送金する必要があって,送金に関する変化があるかどうか聞いたところ,特に変わったはないと言われましたが,米ドル立てのクレジットカードなどの件もあるので,もう少し様子を見てみます。
帰国時に,口座を閉める必要がなくなったという点が大きいかもしれません。
6/6/'98更新
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米シティバンクは4月からの改正外国為替法の施行にあわせて,日本国内で利用代金を米ドルで決済する専用のクレジットカードを発行する。米ドル建ての支払い代金をシティバンクの米ドル口座から直接引き落とすという仕組み。海外からの通信販売などでもドル建てのため為替レートによって支払額が変動しないことや日本の金利に比べて高い米ドル 預金で資産を同時に運用可能。カードはVISA加盟の約1290万店で利用できる予定。1/22日経