チャペルヒル(Chapel Hill)のまわり

＜チャペルヒルのデータ＞，＜チャペルヒルの場所＞，＜ノースカロライナ州＞，＜ノースカロライナ大学＞，＜アメリカ合衆国の基本知識＞

＜まわりのアメリカ 目次＞

チャペルヒルのデータあれこれ

　

名称：アメリカ合衆国ノースカロライナ州

オレンジ郡チャペルヒル市（一部ダーラム郡）

ニックネーム：The southern part of heaven

面積：19.9 平方mile(約49平方km東京の江戸川区，練馬区と同じくらいの大きさ)

人口：44,015人

住民平均年齢：31歳

25歳以上で学位(大卒以上)を持っている人口の割合：71.2%

失業率：1%（ノースカロライナ州全体では日本と同じ3.5%。97年11月現在 )

平均収入：$56,023(チャペルヒルの住民の平均年収は，アメリカ平均の約1.6倍)

大学：UNC(University of North Carolina:ノースカロライナ大学)は，全米で１位の公立大学(MONEY誌による)。

1年間の卒業生の数： Duke 2,600, UNC 6193, North Carolina State Univ. 5248

（1996〜2000年の統計データによる）

オレンジカウンティというと，ディズニーランドのカリフォルニア州のアナハイム市 があるエリアが有名だけど，当然の事ながら同じ場所ではありません。リチャードニクソンもカリフォルニア出身です。

チャペルヒルってどこ？

　チャペルヒル(Chapel Hill)は，アメリカ合衆国南東部ノースカロライナ州の州都ラーレイ(Raleighの風景とオフィシャルサイト)の北西約30 kmに位置しています。「ノース」がつきますが、北ではなくいわゆるアメリカ南部と呼ばれる地域に含まれます。緯度は，北緯35度で日本の東京と同じくらい，経度は，西経78度。東京からの直線距離は11100km。北はバージニア州，首都のワシントンＤＣまで370km（車で約４時間弱），南はサウスカロライナ州とジョージア州，ちょっと頑張れば車でフロリダ州オーランドのディズニーワールドに行く(約10時間)ことも可能です。西はテネシー州，東は大西洋に面し，新鮮な魚介類も比較的手に入りやすい土地です。日本との時差は，−14時間（夏時間中は−13時間）です。チャペルヒルに一番近い空港は，ラーレイ・ダーラム国際(RDU)空港です。残念ながら日本からの直行便はないので，シカゴやワシントン，アトランタなどのHUB空港で乗り換える必要があります。

★のあたりがチャペルヒルのある場所です(ズームイン 50 KB)。

チャペルヒルってどんなとこ？

　アメリカ最初の州立大学，ノースカロライナ大学チャペルヒル校を中心として発展した人口44,000人の小さな文教都市です。チャペルヒルが属するオレンジ郡(Chapel Hill, Hillsborough, Carrboro)には，102,000人が住んでいます。また隣の市のダーラムには，私学の雄，Duke大学もあり，このあたりは，豊かな自然と恵まれた教育・研究環境と充実した先端企業誘致政策，最新の医療施設，犯罪率の低さなどから，全米で最も住みやすく(Money誌1994年)，最も将来性のある地域（Fortune誌1993年)として選ばれたことでも有名なエリアです。1998年版では，南部で２位にランクされています。恵まれた環境で育てられた優れた頭脳達を，リサーチトライアングルパークの企業が待ちかまえています。→現在の住みやすさランクを見る，(ただし，最も安全な都市ランキング200では，Raleigh69位，Durham153位，チャペルヒルはデータ無しです。)

　HAMACHI!が集めたチャペルヒルの写真集もどうぞ。

チャペルヒルのみどころ(？)

ノースカロライナ大学チャペルヒル校の関連施設が多くなりますが、

North Carolina Botanical Gardens ：15-501バイパス沿いに生い茂る300エーカーを誇るアメリカ南東部最大規模の植物園。 ３マイル以上の長さがあるトレイルもある。 919-967-2246

Coker Arboretum：５エーカーの広さに400種類以上の植物が栽培されている。

A Southern Season：１９７５年に小さなチーズとコーヒーショップとして創業したサザンシーズンは、いまやノースカロライナを代表しチャペルヒルの顔とも言える食料品店です。おみやげ物を購入するならまずここへ行けば、チョコレート、クッキー、ナッツ、コーヒー、ワインなど豊富な品揃えから、ショッピングを楽しむことができます。イーストゲートショッピングセンター内。

Carr Mill

Horrace Williams house：610 East rosemary Street- dating from the 1840's and former home of several UNC professors, is headquaters for the Chapel Hill Preservation Society and scene of arts and crafts shows and rectales.

Historic Hillsborough

University of North Carolina

Meuseums

Ackland Art Museumアクランド美術館 アクランドは12000点以上の現代、アジアの芸術、ノースカロライナ陶器、民俗芸能、古代ギリシャ、エジプト、およびルネッサンス、ローマ芸術までヨーロッパ、アメリカ絵画や彫刻を収集。 919-966-5736.

Morehead Building and Plannetarium

チャペルヒルのまわり（リサーチトライアングル）

　RaleighにあるNorth Carolina state university，DurhamのDuke university，Chapel HillのUNCを線で結んだ三角形は，Research Triangleと呼ばれ，さらにこの三角形の中にあるResearch Triangle Park(RTP)は，1958年にこれらの優秀な大学の卒業生が，他の州に流れていかないようにするための就職先として作られました。この地域は，各種企業の情報・研究・開発の拠点(リサーチパーク)となっており，日本からも30社以上がここに施設を置いています。これ以外にも州内には130社以上もの日本企業が進出しており，日本との関係はかなり深い州です。ちなみに富山県富山市は，1989年にダーラムと姉妹都市の関係を結んでいます。RTPは，全米に150カ所あるリサーチパーク中で最も成功しているエリアです。また，日本の「かずさアカデミアパーク」もここをモデルとして計画されたことでも有名です。リサーチトライアングルには，Apex, Carrboro, Cary, Chapel Hill, Durham, Garner, Hillsborough, Knightdale, Morrisville, RTP, Raleigh, Wake Forestの各市(Orange, Durham, Wake郡)が含まれます。

リサーチトライアングエリアで、auの携帯電話（グローバルパスポート対応機種のみ）が使えます。

設定は、アメリカモードを選択後、システムをオートではなく、Aにすること。

ノースカロライナ(North Carolina)州について(旗は州の旗)

人口：7,100,000人。

州都：ラーレイ(Raleigh；日本語表記は，ローリー，ラーリーとも)

名前の由来：英国王チャールズ１世のラテン名Carolusより。1629年に大西洋岸の北緯30度〜36度にいたる地域をカロライナと呼び，その後1712年に南北に分割され，北部をノースカロライナとした。

ニックネーム：Tar Heel State

モットー：To Be, Rather Than To Seem(本当はラテン語で"Esse Quam Videri"ローマの哲学者キケロの言葉より)

州の花：ハナミズキ（アメリカヤマボウシとも，英語ではDogwood）

州の木：松（ちなみにPinetree StateというとMaine州のこと）

州の鳥：カーディナル，ショウジョウコウカンチョウともアトリ科の鳥

州の犬：プロットハウンド(熊や野豚の狩猟用)

州の魚：チャネルバス

州の虫：蜜蜂

州の爬虫類：アメリカハコガメ

州の動物：ハイイロリス

州の宝石：エメラルド

州の岩石：花崗岩

州の飲物：牛乳

州の野菜：サツマイモ

名物料理：カロライナバーベキュー(豚肉料理。日本人の考えるBBQとは別物なので要注意)

消費税率　６．５％

　

　地理的には，東西に長(900km)く，海岸地帯(The Coast：貿易，観光)，中心地帯(The Heartland：金融，産業，研究，教育)，山岳地帯(The Mountains：観光，スキースポット)に分けられます。面積は126,500km²(日本の本州の約半分ほど)で全米第29位の大きさです。ノースカロライナは対日貿易黒字州で輸出相手国としては日本が第２位となっています。州内最大の都市はシャーロット(Charlotte)で，金融関係では全米第３位の都市です。主要産業は，タバコ，ぶどう，養豚，七面鳥，ピーナツ，家具，織物，窯業，金融など。UNCとDuke大学は，最先端医療の中心でもあります。

ノースカロライナ関係のリンク集(英語)

　

日本関係の組織：ジャパンセンターは，州内に7カ所(Raleigh, Greenville, Boone, Greensboro, Laurinburg, Wilmington, Fayetteville)あります。またCharlotte，Raleigh，Piedmont-Triadに日本語補習学校があります。

　ノースカロライナ州政府日本事務所が東京の虎ノ門にあります。ノースカロライナのガイドとリサーチトライアングル周辺の生活便利帳(これは，ほんとに便利で財布の中に常駐していました)，観光ガイドなどを送ってもらえます。03-3435-9301

　トライアングル生活便利帳を作成しているのは，ラーレイにある第一バプテスト教会の日本人の牧師さんで，ウェブサイトもあります。

ノースカロライナ大学(University of North Carolina)について

ノースカロライナ大学チャペルヒル校：1997〜1998年にHAMACHI!がお世話になっていた仕事場です。

ノースカロライナ大学はノースカロライナ州内16カ所にキャンパスを持つ教育研究施設の総称で，チャペルヒルがそのフラッグシップ校なので，ノースカロライナ大学＝チャペルヒル校と呼ばれることもあります。ジョージ・ワシントンが大統領に就任した1789年に州議会により認可され，1795年に最初の学生が入学しました。アメリカ合衆国の州立大学の中では，一番古く，一番最初に卒業生を輩出した大学です。全米でもかなり上位にランクされている法学部，歯学部，医学部を始めとし，現在では，学生数24,000人以上，学士95分野，修士175分野，博士109分野のコースをもつ総合大学に成長し，アメリカ国内だけでなく国際的な評価も高い大学となってています。

University of North Carolinaを組織する16大学は，以下の通り。

University of North Carolina at Chapel Hill, North Carolina State University at Raleigh, University of North Carolina at Greensboro, at Charlotte, at Asheville, at Wilmington, Appalachian State University, East Carolina University, Elizabeth City State University, Fayettevill State University, North Carolina Agricultural and Technical State University, North Carolina Central University, North Carolina School of the Arts, Pembroke State University, Western Carolina University, Winston-Salem State University.

　

　またノースカロライナ大学は，TEACCH( Treatment and Education of Autistic and related Communication handicapped Children)という自閉症児の治療プログラムを開発していることでも有名です。物事を把握する能力と自立を助けるために，まわりの環境を自閉症児にわかりやすいものに整え(構造化)，親もプログラムの共同治療者として，子供の適応力を高めるためには，親の存在が不可欠なことや子供への対応の仕方を教えるなど，患者が大人になるまでの包括的なプログラムとチームワークで対応する独自のメソッドを改良しながら，個々の患者のQuality of Life(QOL)を向上させることを目指して様々な成果を上げ，TEACCHプログラムは，世界的な評価を得ています。

*UNCやノースカロライナで学生時代を過ごされた方や研究生活を送られた方へのお知らせ

General Alumni Association (GAA) of the University of North Carolina at Chapel Hillの公認Clubである，Carolina Club of Japanをご存じですか？

Carolina Club of Japan（CCJ）の趣旨は、UNC-CHの卒業生の親睦を図ることですが，海外のClubと いう点 からも，UNC−CHの卒業生はもとより，同大学における客員研究 員，客員教授，交換留学生等，並びにノースカロライナ州の大学，短大であっ て日本に同窓会が存在しない大学の卒業生，交換留学生，等も会員として広く受け入 れています。 CCJは、主にUNC-CHの卒業生によりボランティア活動として実行されていま す。また，毎年，会員の交流を目的としたイヴェントが企画されていますので，懐かしいノースカロライナやUNCを語り合う格好の機会となります。現在，CCJには約１５０名程の卒 業生，約３０名程のUNC関係者が登録されています。どうぞお気軽に御入会下さ い。連絡先についてもリンク先のサイトから確認できます。（リンク）

アメリカの基本知識

　

簡単なアメリカの歴史など。

1492年：コロンブスによりアメリカ大陸発見。

1607年：イギリス，北米最初の植民地ジェームズタウンを建設。

1620年：イギリスからの清教徒がメイフラワー号でやってきて，本格的な移住が始まる。

1664年：イギリス，オランダのニューアルステルダム植民地を占領，ニューヨークと改称。

1699年：フランス，ルイジアナに進出。

1733年：イギリス，ジョージア植民地を成立させ，植民地の数が13に。

1763年：イギリスは，フランスとの間で大陸の覇権を争い(７年戦争)，イギリスが勝利をおさめる。

1773年：ボストン茶会事件より独立戦争(1775年)へ。

1776年7月4日：東部13州独立宣言。

1783年：パリ条約によりイギリスは独立を承認し，アメリカ合衆国成立。

1788年：アメリカ合衆国憲法成立

1800年：ワシントン市を合衆国の首都とする。

1803年：フランスからルイジアナを購入

1819年：スペインからフロリダを購入

19世紀に入り，西部の開拓が始まる。ネイティブアメリカン(インディアン)への侵略

1848年：カリフォルニアで金鉱発見→ゴールドラッシュ

1861年：奴隷制度の対立により南北戦争が始まる(〜'65)。

1865年：リッチモンド陥落。リンカーン暗殺。奴隷制度廃止。

　

　

ちなみに独立13州とは，ニューハンプシャー，マサチューセッツ，ロードアイランド，コネティカット，ニューヨーク，ペンシルバニア，ニュージャージー，デラウェア，メリーランド，バージニア，ノースカロライナ，サウスカロライナ，ジョージア州。 ノースカロライナ州は，１２番目。

アメリカの総人口：２億８千１４２万人（２０００年現在）

オレンジ郡：http://www.co.orange.nc.us/Orange/

ノースカロライナ州オフィシャルサイト：http://www.sips.state.nc.us/

ラーレイ・オフィシャルサイト：http://www.raleigh-nc.org/

ラーレイ・ダーラム国際(RDU)空港：http://www.airportsintl.com/rdulist.html

　

ラーレイ地区における現在の住みやすさランキング：http://cgi.pathfinder.com/cgi-bin/Money/cgi/citypages.cgi?city=RALEI_NC&source=

　

安全な都市ランキング：

Raleigh69位：http://pathfinder.com/@@htzknAYA108hf7us/money/features/crime/rank6.htm，

Durham153位：http://pathfinder.com/@@htzknAYA108hf7us/money/features/crime/rank6.htm

Research Triangle Park：http://www.rtp.org/

ノースカロライナと日本の姉妹都市：

http://www.clair.nippon-net.ne.jp/HTML_J/SIMAI/USA/N-CALO.HTM

かずさアカデミアパーク：http://www.pref.chiba.jp/Business/Kazusa/index-j.html

　

Orange郡：http://www.businessleader.com/orange.html

Durham郡：http://www.businessleader.com/durham.html

Wake郡：http://www.businessleader.com/wake.html

　

ハナミズキ：http://statelibrary.dcr.state.nc.us/nc/symbols/flower.gif

ノースカロライナ・ジャパンセンター(Raleigh)：

http://www2.ncsu.edu/unity/lockers/project/ncjapancenter/www/societies.html

http://www2.ncsu.edu/unity/lockers/project/ncjapancenter/www/index.html

日本語補習校：

Charlotte：http://www.concordnc.com/jlsc/

Raleigh：http://www2.ncsu.edu/ncsu/CIL/ncjapancenter/www/jschool/

Piedmont-Triad：http://kaigai.u-gakugei.ac.jp/gakkou/04-42.html

　

ノースカロライナ州政府日本事務所：http://www.venture-web.or.jp/asoa/nc.html

ノースカロライナ大学チャペルヒル校：

アメリカの基本的な知識：http://www.arukikata.co.jp/gio/world/usa.html

Updated5/05/'2001

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