ノースカロライナ,アメリカ国内旅行ガイド

 

まわりのアメリカ 目次

 

 


 

 アメリカの生活に慣れてきたら,ちょっとした休日には遠出したくなってくることでしょう。手つかずの広大な自然に恵まれた国立公園や本場のエンターテインメントを,家族とゆっくりと手軽に楽しむよい機会です。日本からだと海外旅行になるので大げさになりますが,アメリカ発なら国内旅行です。この項では,ノースカロライナとその周辺の観光スポットやインターネットからのホテル予約などについてふれます。

チャペルヒルのまわりの観光スポット

 ノースカロライナ州は,東西に長く,チャペルヒルのあるトライアングルエリアからは,4,5時間もあれば,海にも山にも行くことができます。また大切に保存された古い歴史のある場所もチャペルヒルのまわりにはたくさんあるので,週末や休日に出かける場所には事欠きません。ノースカロライナを3つに分け,チャペルヒルや州とのラーレイのある州の中心部をハートランドと呼び,その東側をコースト,西側をマウンテンズと呼んでいます。

 

ノースカロライナの旅行局(The North Carolina Travel and Tourism Division):"Down the Road in the Carolinas"を手に入れると便利。430 N. Salisbury Street, Raleigh, NC 27603  919-733-4171

 

それぞれのスポットでは,日本語でのガイドパンフレットが用意されていることがあるので,入り口やチケットカウンターで尋ねてみて下さい。

 

ノースカロライナ関係のリンク集(英語)

 

 

ハートランド

カルボロで冬の間を除く土曜日午前中に行われているオープンマーケット(地元の人たちの生活のトレンドをかいま見ることができる。)

  1. チャペルヒルのUNC-CHのOld well,Coker植物園,Franklin street,UNCのノベルティショップ,ベルタワー, ボタニカル・ガーデン,
  2. ダーラムのDuke Chapel,Duke Garden
  3. ラーレイのショッピングモール,博物館,シビックセンター,ファーマーズマーケット,公園など
  4. ヒルズボロー:チャペルヒルのすぐ隣,アンティークの街
  5. タルボロ:18世紀後半から20世紀前半の建築物などのある歴史の街。
  6. バーリントン:アウトレットセンターがある。
  7. ピッツボロ:小さいけれど,古き良きアメリカを感じさせる街
  8. スミスフィールド:アウトレットセンターは,わざわざ行く価値あり。
  9. ウィンストン-セーラム:オールドセーラムに,200年以上前の街がそのまま保存されている。
  10. パインハースト:PGAツアーで有名なゴルフ場がある。
  11. ヒッコリー:家具の街
  12. アッシュボロ:動物園
  13. フェイエットビル:空軍の基地がある。春には10万本以上あるというハナミズキが花を咲かせ,4月最初の週から10日間ほどダグウッドフェスティバルが開かれる。9月最後の日曜日には,International Folk Festivalが開かれる。
  14. シャーロット:ノースカロライナの金融中心地,最大の都市。
    • キャロウィンズ:映画会社のパラマウントが経営する巨大なテーマパークで,ノースカロライナとサウスカロライナの州境にある。営業期間は,5月〜10月まで入場料$29.99,夕刻5時以降「アフター5チケット」$14.99
    • ディスカバリープレイス:プラネタリウムなど
  15. など

     

マウンテンズ

  1. アッシュビル
    • ビルトモア・エステイト
    • グローブ・パーク・イン・リゾート(The Grove Park Inn Resort)
    • ブルーリッジ・パークウェイ
    • グレートスモーキーマウンテン
    • チェロキー先住民族居留地:11月は,州内のネイティブアメリカン(インディアン)の文化・伝統月間。
    • チムニーロック:ここからの眺望を見ずして,ノースカロライナは語れない(?)
  2. ブーン:トゥィーチー・レイルロードが有名。

 

コースト

  1. ニュー・バーン:トライアングルエリアからは,約1時間。ペプシの生まれた町。名前は,スイスのベルンに肖ってつけられた。ノースカロライナの最初の州議事堂Tryon Palaceが有名。
  2. キル・デビル・ヒルズ(キティホーク),アウターバンクス(マンテオナッグズ・ヘッドオクラコークバクストン)
  3. グリーンビル:陶器で有名なGreenville Museum of Artなど。
  4. ウィルミントン:戦艦ノースカロライナ(910-251-5797)とビーチが有名。ノースカロライナで最も大きな港町。

 

 

州外

  1. マートルビーチ(サウスカロライナ州):一般向けゴルフリゾート
  2. ヒルトンヘッドアイランド(サウスカロライナ州):高級ゴルフリゾート
  3. カロライナ・スプラッシュ・ウォーター・パーク(サウスカロライナ州)
  4. ウィリアムスバーグとブッシュガーデン(バージニア州):開拓史時代の町並みとアウトレットモールなど
  5. キングス・ドミニオン(バージニア州)
  6. ワシントンDC:アメリカの首都
  7. オーランド(フロリダ州):ディズニーワールド,ユニバーサルスタジオ,シーワールドなど,
  8. キーウェスト(フロリダ州):いつかは,ドライブしてみたい海の上を走る道
  9. アトランタ(ジョージア州):コークの故郷。「風とともに去りぬ」の舞台。
  10. オーガスタ(ジョージア州):マスターズのコース"オーガスタ・ナショナル・ゴルフ・クラブ"がある。「遙かなるオーガスタ」では,幾度となくプレーしたのだが。

 ノースカロライナ内のリンク先は,オフィシャルトラベルガイドのアトラクションのページへリンクしています。このページから電話番号や地図が簡単に手に入ります。

チャペルヒル周辺の日本語が通じる旅行業者

Japan Travel Advisor,2801 Blue Ridge Road, Raleigh, NC 27607; 919/787-2511 Fax 919/787-1952.

The Travel Company in City Market, 224 E. Martin Street, Raleigh, NC 27601; 919/783-0029

Travel Agents International, Parkway Plaza Office, 4215 University Drive, Durham, NC 27707; 919/493-8282; 800/237-6968; Fax 919/490-1852; Home 919/490-2064

その他:日本語は通じないが,便利な業者の筆頭にあげられるのが,AAA。会員なら,旅行先の地図も手にはいるし,ホテルやチケットの手配など,いろいろと相談に乗ってくれます。

インターネットからの予約

Internet Travel Network:大手。安いチケットが探しやすい。

Travelocity 大手老舗。SABREが母体。

Travelweb:見やすい。

Yahoo! Travel:使用前に手続きが必要だが,わりと使いやすい。

Microsoft Expedia:新規参入組

Preview Travel:まぁまぁ使える。

Online Vacation Mall:パッケージで予約できる。

Hotel Discounts:大都市のホテルのみカバー。直前の日程だと使えないことがある。

 それぞれ,使い勝手には,一長一短ありますが,これらのオンラインサービスでは,飛行機ホテル,レンタカーの予約,チケットの購入が,家に居ながらにしてできるようにデザインされています。例えば飛行機は,行き帰りの日時と場所を指定すると,路線や価格の異なるいくつかの候補をあげてもらえます。ホテルでは,ディスカウントのパックやお勧めプランなども表示されます。そのあと購入ということになるのですが,実際に決める前に値段の相場を知っておけるだけでも,また,時間を気にせずいろいろ比較しながら利用できるのはとても便利です。

 これらのサイトを使用する場合,ホテル,飛行機などの予約・購入にはクレジットカードの番号を入力しなければなりません。カードは米国内で発行されたものでないと,システムが反応しないことがあります。また,夏時間の切り替え時に飛行機に乗るときには,要注意。うまく予約できていれば,予約確認のe-mailがすぐ送られてきます。

 ホテルやレンタカーは,AAAの会員割引があります。またオンラインで表示される価格もAAAの会員価格で表示されていることもありますので,当日ホテルで提示する必要があります。各航空会社のマイレージプログラムでは,提携しているホテル,レンタカー会社があり,これらを利用することでマイレージが加算されるので,積極的に活用するとお得になります。

 ホテルの客層は,ホテルの値段で決まります。業者から,あるいはオンラインで予約する場合,家族連れなら,一定金額以上のホテルを選んだ方が,何かと安心かつ居心地も良いことが多いようです。でも,日本でも知名度の高い世界的ホテルチェーンである,ハイヤット,ヒルトン,シェラトンなどを選ぶと,意外と大したことがなくて,そのくせ料金は高めなので,がっかりすることもあります。

旅行者の安全のための十箇条

  1. ホテルやモーテルで,見知らぬ人がノックしても応えないこと。従業員だと言われたとしても,フロントに電話をかけて,ドアの前にいる人物とその用件を確認するまでは開けないこと。
  2. ホテルに夜遅く戻ってきたときには,必ずメイン・エントランスを使うこと。駐車場のまわりも確認すること。
  3. 部屋にいるときは,必ずドアを閉めて施錠しておくこと。
  4. 部屋の鍵をロビーやレストランで不用意に不特定多数に見せないこと。簡単に盗まれるようなところに置きっぱなしにしないこと。
  5. 多額の現金や貴金属宝石類を持っていることをまわりに悟られないこと。
  6. 見知らぬ人を部屋に入れないこと。
  7. 貴重品はセーフデポジットボックスに保管すること,車の中にも残さないこと。
  8. フロントからの電話で,届け物があるから部屋を出てこいと言われても,電話を切って再度フロントに確認の電話を入れるまでは,部屋を出ないこと。
  9. ホテルの部屋に外から通じる通路がきちんと施錠されていることを確認すること。例;コネクティングルーム,窓など。
  10. 何かおかしいと感じたら,フロントやマネージャーに報告すること。

ちょっと一言

 最近アメリカの空港での手荷物のX線検査の機械が軒並み強力になってきたそうなので,今まで大丈夫だった写真フィルム類が,感光するトラブルが頻発しているようです。フィルム容器を変えるなどして,気をつけて下さい。

 アメリカでは,車での旅行が多くなると思いますが,地図を見て,楽勝と思えるような場所までのドライブでも,走り始めてみるとスケールの違いからか見通しの甘さに気が付き,痛い目に遭うこともありがちですので,一日に進める距離はきちんと把握しておいた方がよいでしょう。1日に走破できる距離は,子連れ,独身,夫婦のみ,友人同士などの条件でだいぶ変わってきますが,だいたい300(4,5時間)〜500mile(8,10時間)/日あたりが適当だと思います。

国境を越えるとき
 J-1,2ビザでアメリカ国外に出るときは,30日以内に戻ってくること。アメリカを出国する前に自分の施設でDS-2019(旧IAP-66)にアメリカ再入国のための裏書きをもらっておくこと。
 
 

9/3/'98


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リンク

ノースカロライナの観光ガイドサイト:http://www.visitnc.com/
グローブ・パーク・イン・リゾート:http://www.groveparkinn.com/
マートルビーチ:http://usacitylink.com/citylink/sc/myrtle-beach/default.html
ヒルトンヘッドアイランド:http://www.welcomecenters.com/hiltonheadisland/homepage.html
ワシントンDC:http://www.washington.org/
オーランド:http://usacitylink.com/citylink/fl/orlando/default.html
キーウェスト:http://discover.key-west.fl.us/
アトランタ:http://usacitylink.com/citylink/atlanta/default.html
遙かなるオーガスタ:http://www.tes.co.jp/3dgolf/masters/index.htm
Internet Travel Network:http://www.itn.com/
Travelocity :http://www.travelocity.com/
Travelweb:http://www.travelweb.com/
Yahoo! Travel:http://travel.yahoo.com/
Microsoft Expedia:http://expedia.msn.com/
Preview Travel:http://www.previewtravel.com/
Online Vacation Mall:http://www.onlinevacationmall.com/
Hotel Discounts:http://www.hoteldiscount.com/