今日もやっぱり一日中曇り時々雨。せっかくのリゾートだったのにちょっと残念。夜は教室の人達とヨットでセーリング。夕方だけは雨も上がりゴージャス!イルカも一緒に泳いでくれました。ヒルトンヘッドのファーストフードアービーズは,すごくまともで,家内はずいぶんと気に入った様子。ここは日本のよりも美味しいかも。夕食は軽めにコーンマフィン。
8月2日(土):最終日。やっと晴れました。午前中は講義があったのですが,12時にはチェックアウトしなければいけないので,ちょっと抜け出して娘を連れてプールへ。ヒルトンヘッドでの画像集(すごく重いので注意)。12時にはスーツケースに荷物をまとめてヒルトンヘッドを後にしました。帰りの道はすごく順調で天気もよく,一部家内にもフリーウェイを運転してもらいました。やはり帰りも6時間半程で自宅に到着することができました。
高速道路が無料で走れるというのは物価を抑える効果もあるのではないでしょうか?(ちなみにフリーウェイのフリーは無料とか,自由に走れるいうことではなく,信号がないという意味なのだそうです。)また,バーストしたと思われるタイヤの切れ端,止まって動かなくなった車,比較的大きな動物の死がいが路肩のそこここに見られたことも,不気味で日本と異なる点です。日本の女性週刊誌に,お金のない人が葬式を出せないため人間の死体を何千体もフリーウェイに捨てるという話が載っていましたが,さすがにこれは見たことがありません。
帰ったら日本からの船便がアパートの玄関の前に無造作に置かれていました。3個口なのに2個しかなかったのは,まだ1個が着いていないのか盗まれてしまったのかよくわかりませんが,月曜日に地元の郵便局に確認してみます。夕食はハヤシライス。
8月3日(日):チャペルヒル(Chapel Hill)市は,オレンジカウンティ(Orange county(郡))に属します。隣の市のダーラム(Durham)市は,ダーラムカウンティになります。うちのアパートはぎりぎりダーラムカウンティに入っているのですが,住所はChapel Hill市になり,ちょっと複雑な場所です。アメリカでは,住所の表記が,日本と大きく異なります。県が州にあたるとすると,市のあとがいきなりストリートの名前と番号になります。これはとても来たばかりの者にとっては,場所の把握しにくいこと,この上ありません。ただ,すごいと思うのは,どんなに短く狭い道でも,きちんと名前が付いていることです。アパートのコンプレックスでも棟をつなぐ私道に名前が付いていて,住所を書くときにはアパート名を書かずに,その私道の名前を書きます。アパートの新築ラッシュが続くこのトライアングル地区では,かえってアパート名も表記した方が間違いがないと思うのは,僕だけでしょうか?そういえば,Fedexなどは,建物の名前や階数も書かせます。日本でも来年2月より郵便番号が7桁表記になるようですが,アメリカでも以前,郵便番号(ZIP CODE)は5桁表記だったのですが,4桁プラスした9桁表記が浸透してきているようです。夕食は,クリームシチュー。
8月4日(月):アメリカでは,昨日書いたように,市と市の境があまりハッキリしない上に電話会社のテリトリーもオーバーラップするところもあるので,市外通話と市内通話というよりは,短距離(ローカル)と長距離通話(ロングディスタンス)というようにわけているようです。日本のように局番と地域が対応していないため,同じ局番(エリアコード)の電話番号でも長距離扱いになることもあるので,気をつけないといけません。まず局番をつけないで電話をしてみて,だめだったら再度局番をつけてダイヤルしたりして試してみることがあります。
日本では市内通話の場合でも市外局番をつけてダイヤルすることができるのですが,こちらでは全然つながらないことがありますので,パソコン通信でモデムに電話をかけさせてうまくいかないときは,まず局番をチェックする必要があります。また,チャペルヒルからResearch Triangle Park地域には飛び地のように,市内通話としてかけることが可能です。
8月2日に行方不明だったゆうパックが今日届きました。1回で一緒に送っても,バラバラに来ることもあるんですね。夕食はローストビーフサンド。
8月5日(火):やっとテレビ(ビデオ付き20型Combination TV)を買いました。$430。残念ながらチャペルヒルでは地上波の状態が良くないので,基本的にケーブルか衛星放送に加入しないとテレビ放送は見られません。ケーブルテレビのコースは,基本19局のベーシックコース($10.28)とこれにMTVやCNN,ウェザーチャンネルなどの加わったスタンダードコース($25.77),その他1局毎(+$12.08)のプレミアムサービスとして映画やショー,ディズニーチャンネル,さらにペイパービュー(プログラムごとに課金される方式)チャンネルを増やすことができます。来週の月曜日(12日)に接続しに来るので,それまではビデオのみで我慢です。
こちらでは組立式の家具もよく売られています。$54でテレビ台も買いました。ドライバーとハンマーだけで作ることはできますが,多少時間はかかります。台は回転式で意外に便利です。夕食は,ミートローフ。
8月6日(水):子供にアレルギー性と思われる発疹がでてしまったので,小児科に行くことになりました。あらかじめ日本で加入しておいた保険が役に立ちました。保険会社に電話をして,症状を伝えたところ,すぐに小児科のドクターに予約を入れてくれるなど,ずいぶん迅速に動いてくれるので感心しました。予約をした医院は,数人のドクターがいる小児医院で,待合室にも診察室にも子供のおもちゃが置いてあったりして明るい雰囲気です。スタッフもドクターも子供の扱いによくなれていて,大事なところではうまく子供の気をそらしたりして,見ていて面白かったです。肝心の湿疹の方も大したことはないようで,一安心。夕食は,カレーライス。
8月7日(木):またやられました。Office Maxに行ったところ,パソコン用デスクで気に入ったデザインのものがあったので今日届くように店頭で注文したのですが,待てど暮らせど来ないので,しびれを切らして午後5時前に電話をしてみました。「確かに今日のデリバリーになってはいるが,UPSのストライキで届くのが遅れているようだ」とのことで何度も謝ってくれましたが,今日来るかどうかはちょっとわからないようでした。7時過ぎにもう一度電話したら,今度はたぶん今日は届かないだろうと言われてしまいました。電話ぐらいしてこいよな。全くこの国の連絡系統はどうなっているんでしょう?夕食はターキーハムのアップルソースがけ。
8月8日(金):あいかわらず今日も,電話もかかってこなければ,机も来ませんでした。仕方なくこちらからかけてみると,UPSがストライキでというばかりで,今日来なければ月曜日だと言う始末。あきれ果てて,この国のいい加減さにもだいぶ慣れてきたようです。
さて,こちらに来て慣れてきた事というと,ドアの開き方です。日本では建物の入り口にある手動式のドアは,たいてい押しても引いても開きますが,アメリカでは外から入る場合はドアを引き,中から出る場合は,押してあけるのが普通で,逆に押したり,引いたりすると,びくともしません。ドアの出入り時に,人とドアがぶつからないようにとの配慮からでしょうか?よくわかりません。また,お店などでは入り口と出口がきちんと分けられて一方通行になっているところが多く,自動ドアでも反対側からは入れないようになっているので,EnterとExitの確認が必要です。夕食はYAMAZUSHIで山デラックス弁当とカツ丼,ソフトシェルクラブロールなど。お腹いっぱいです。
8月9日(土):今日はこちらに来るときに壊されてしまったローラーバッグの修理を頼みにラーレー・ダーラム空港まで行きました。2ヶ月前,不安と期待が交錯する興奮状態で空港に降り立ったときの気持ちが甦ってきました(実はクレーム修理を頼める期限が60日間だったのです)。最近日本でもアメリカから住宅の資材を輸入して組み立てるというのが行われているよう(例)ですが,チャペルヒルで数カ所のアパートを見た限りでは,その品質については「?」です。借家と持ち家では多少違いはあるかも知れませんが,部品の取り付け,角度,ネジの止め方,壁の塗り方など,細部に渡って綺麗に仕上げるという点については,日本の平均的なものでもはるかに手間をかけていると思います。外観はどの家もアパートもそれなりに綺麗だし,通常の生活になんら問題はないのですが,こういうところでもコストの差が出てくるんだろうなと思いました。夕食は炒飯。
8月10日(日):交通法規で日本と大きく異なる点は,車が右側通行なのはもちろんですが,「右折の時に(日本だと逆だから左折の時)信号が赤でも車が来なければ,曲がってもよい。」というところです。すごく合理的だと思います。最初はちょっとドキドキしながら右折していましたが,今では遠くに車が見えているぐらいなら先に曲がってしまうほどになりました。ただ,アメリカ人でも慎重な人はいるもので,信号が青になるまで待ってから曲がる人ももちろんいます。
信号機は縦型で,ご丁寧に車線毎についているけれどケーブルでぶら下がっているのも,日本とは違うところです。そうそう,交差点では直進よりも左折の信号が先に青になるのは,なんとなく親切な気がします。夕食は,たらこスパゲッティとフルーツサラダ(マシュマロ,ココナッツ入り)。
8月11日(月):あともうひとつ車関係で日本と異なるのは,ノースカロライナ州ではフロントのナンバープレート(英語では,ライセンスプレート)を付けなくていいということです。うちではかわりにこんなプレートを付けてみました。スポーツカーなどは,フロントにプレートが無い方がかっこいいと思う(日本では完全に禁止されましたね。)のですが,事故や違反などの取り締まりの時にやはり不便なのではないでしょうか?他の州では前後にプレートをつけなくてはいけないところもあるので,そのぶんノースカロライナは大らかということでしょうか。
ケーブルテレビがつながりました。さすがに60チャンネル近くあるのは,見応えがあるような気はしますが,実際の所はどうでしょうか?夕食は,ブランチキャセロール。
8月12日(火):オーダーしていた机($299)と椅子($145)がやっと来ました。机と椅子の形で来るものとばかり思いこんでいたのですが,届いたものは大きな段ボールに入った板と部品だったのです。ちょっとばかりショックでしたが,テレビ台で慣れていたので,なんとか作り上げることができました。アセンブルの業者もあるようですが,手にマメを作りながら自分で完成させるのもなかなか充実感があります。必要な工具は,やはりプラスのドライバー(細・太)2種類とハンマーだけです。後で聞いたら,家具を自分で組み立てるというのはアメリカではかなり普通のことだそうです。こんな所でもコストを削減しようとしているのかも。夕食はマグロステーキとベーコンのキッシュ。
8月13日(水):今日は夜8時から隣の研究室の教授のY先生とU先生にテニスに誘っていただきました。30分毎にタイマーのかかる照明ですが,ナイターでも無料でコートが使えます。日本だといくらかかることか。お二人ともとても上手で白熱した試合を見せてもらいました。僕も少し遊んでいただきましたが,へとへと。いやぁ,ほんとすごいです。アメリカに来て2ヶ月目にして初めて運動をしたため,サーブは入らないし,ネットはするし,すぐ息は上がるし,ぼろぼろでした。僕も頑張らないと。
今まで夜に運転するのは,無意識のうちに避けていたのですが,帰りの道は知っている筈なのになんとなくライトが少ないせいか,少し不安を感じました。ハイウェイにも乗ってみたのですが,日本の東北自動車道より暗いです。しかも対向車線のヘッドライトを遮るものがないので,多少運転の邪魔になります。夕食はチキンポットパイ。
8月14日(木):アメリカの郵便も,5桁から9桁の郵便番号に移行しつつあることは,前に書きましたが,日本のようにある程度決められた場所に規格化された大きさで,数字を書くようにはなっていないので,仕分けの機械を通すためにバーコードも併用されるようになっています。当然のことながら海外からの郵便物にも,これは適用されるのですが,このバーコードがくせ者で,そのまま表面に印刷されればまだしも,バーコードを印刷したシールを郵便物の表面に(ひどいときは表裏3枚も)貼るため,せっかく頂いた絵はがきなども,無惨な状態になって届くことがあります。このシールはけっこう剥がれ難く,まったくデリカシーもなにもありません。夕食はアップルアンドポーク。
日本ではそろそろお盆です。職場もいっせいに人がいなくなる頃だと思いますが,もちろんアメリカにはお盆休みなどありません。
8月15日(金):日本の通産省は,13日にモノやサービスの価格の内外比較を報告しています。日本はアメリカに比べて4割ほど割高との結果でした。特に運輸,情報サービスなどでの格差が目立つそうですが,これは,品質の差を考えれば当たり前だと思います。アメリカの様に,いくらでも土地が余っていて,雇用人数を減らして,アバウトな時間設定でコスト設定すればもっと安くなるはずですが,日本人にとってそれは決して望ましいことではないはずです。規制緩和などしても,日本の物価が著しく下がるとは思えないし,通産省も日本の商品やサービスの品質についても価格以外の面からもしっかりと内外比較をすべきだと思います。
夕食はRDU空港近くのthe Angus Barnという高級ステーキハウスで,家内はプライムリブのミディアムレアを,僕はプライムリブのウェルダンとスペアリブのコンビネーション。前菜にはソフトシェルクラブ(やっぱりこの辺の特産なんですね)を頼んでみましたが,けっこううまかったです。肝心の肉は,日本のファミレス系ステーキハウスのフォルクス並でしたが,パンやサイドディッシュが意外とイケました。子供に風船や輪投げのおもちゃをくれたりして,随分とサービスは良かったと思います。でもちょっと散財したかな。
8月16日(土):"Back to school"というのがここ数週間のキーワードです。新学期(新年度)が始まるので,学用品から日曜雑貨までどこのお店でもBack to schoolセールをしています。夏休み最後の週末なので,いつもよりショッピングセンターでは,車も人も多かったようです。
夕食は研究室のW先生方と一緒に,Caryの萬珍楼(英語ではChina Pearlなので,日本のとは無関係)で,揚州風炒飯,春巻き(Egg roll),鳥肉とカシューナッツの炒めものをご馳走になりました。うまかったです。
8月17日(日):日本からはるばる後輩のT君がChapel Hillに見学に来てくれました。約4日間滞在するそうです。せっかくアメリカに来たのに,最初に会ったのが日本人なので,まだアメリカに来た実感がわかないかも知れませんが,明日からしっかり堪能してもらうつもりです。今日の所はUNCの緑に囲まれたキャンパスをドライブして,アメリカ最初の州立大学のシンボルであるOld Well,NASAの宇宙飛行士がトレーニングを受けていたという有名なMoreheadプラネタリウム(大人$3.5,学生$2.5)などを見てもらいました。東京はここのところ随分と涼しくなったそうですね。夕食は茄子とひき肉のカレーライス。
8月18日(月):学生たちがキャンパスに戻ってきました。新学期の始まりです。今日はUNCの歯学部の臨床実習の見学をしました。今回見た限りにおいては,アメリカの学生との技術差は,ほとんどないようで多少安心しました。
さて,アメリカで既製のズボンを買うときは,実に簡単です。多くのお店では,棚にウェストのサイズが表示されており,さらにズボンにはウェストのサイズ×股下の長さのシールが貼られているので,一度自分のサイズがわかってしまえば,あとは選ぶだけで「直し」もなく持って帰れます。たくさんの在庫を置くスペースのあるアメリカならではの便利さだと思います(ただし,1インチ以下の調整ができませんが)。夕食は,バーベキュー風スペアリブ,チーズブロッコリーベイクドポテト。
8月19日(火):"The dog days"というのをそこここで見かけるようになったなぁと思ったら,これは日本の「暑中」にあたるもので,7月から8月の蒸し暑い期間のことだそうです。夜空にシリウスが見える期間なのでこんな言い方をするようです。Back to schoolと重なる部分はあるようですが,この言葉もセールのネタになるようです。とはいえ,日照時間はチャペルヒルに来たときに比べて短くなってきましたし,朝夕もだいぶ涼しく過ごしやすくなってきました。夕食は,ベーコンのキッシュ。
8月20日(水):日本の失業率は現在3.5%程度らしいですが,なんとトライアングル地区では2%台で,ノースカロライナ州全体でも日本より低水準なのだそうです。他11州においても日米の失業率が逆転しているところがあり,ずいぶんと州格差があるため「アメリカでは今...」,「全米で大人気の...」というひとまとめにした言い方は,間違いのもとになりそうです。もちろん「欧米では...」などというのは,お話になりません。
夕食は,ダーラムにあるサウススクエアモール(South Square Mall)内のSpinnakersでパスタなど。ここは,HongKong Egg rollがいちおしです。子供も一緒に行けるようなレストランでは,子供専用メニューの書かれた紙製テーブルマットがでてきますし,そこにお絵かきができるように4,5色のクレヨンももらえます。気が利いてますよね。
8月21日(木):T君がチャペルヒルを後にして日本に向かいました。RDU空港の駐車場は,アワリー(hourly, 1時間75セント),デイリー(daily),リモート(remote)の3種類があります。見送り,出迎えはアワリー,小旅行などはdaily,長期に車を置くときは駐車場からちょっと離れたリモート駐車場に車を置くようです。日本の空港と違って,アメリカの空港では金属探知器を通れば,搭乗の直前まで見送ることができますし,出迎えも飛行機を降りてすぐのところで待つことができます。荷物が出てくる場ゲージクレームの場所に旅客じゃなくても入れるのはちょっと不安ですが,トラブルはないようです。
どうしたことかT君は,ミネアポリスまではたどり着けたものの,超ディスカウントチケットだったのがばれて,ドアが閉まる直前に成田行きの飛行機から降ろされてしまうという大ドンデン返しで,泣きながら電話をしてきました(半分うそ,降ろされたのはほんと)。大丈夫かなぁ。ちょっと心配です。夕食は中華丼。
8月22日(金):UNC-CHでは,通勤・通学用の駐車許可証を,有料で発行してもらえます。ただし,古い建物が多く,学生・職員数に対して十分な駐車場スペースが無く(日本から比べれば非常に広いのですが),自分の職場・学部に一番近い駐車場の優先権は,単に雇用期間の長い順に与えられるため,自分の駐車場から目的地までは10〜20分も歩かなければならないのが普通です。多くの優秀な教員はこの取り決めがバカげていると思っています。そのため代替手段として大学から離れた駐車場まで車を置き,そこからバスに乗って大学に来るというパークアンドライド(Park and Ride) とよばれるシステムや同じ目的地へ行く人が何人か集まって,交替で車に同乗させるカープール(Carpool)というものがあります。どちらにしろちょっと面倒です。立体駐車場をもっとたくさん作ればいいのにと,日本人の僕は思うのですが,アメリカ人はだだっぴろいのが好きなようです。夕食はチーズバーガーパイ。
8月23日(土):日本に無事着いたT君から電話がありました。なんと彼の乗ったNW機は,アリューシャン列島の火山活動による噴煙を避けて遠回りしたため,途中で燃料が無くなり千歳で燃料補給を余儀なくされたそうです。同じ経路を通った他の会社の飛行機は大丈夫だったそうです。しっかりしろぉNW。一安心ですが,彼も珍しい体験ができたようです。
最近ファストフードに行ってないなぁと思っていたら,アメリカでもO157が流行し始めたらしく,牛肉パテが次々と回収されています。バーガーキングでもどうやら危ないパテを使っていたらしく22日からハンバーガーの販売を一部中止しているようです。ハンバーガー屋でハンバーガーを売れなかったらしゃれになりません。
夕食はOriental Marketで仕入れた韓国産の中華丼風レトルトを試してみました。これがけっこう辛くて,味も馴染みがなかったもので,途中でごめんなさいをしてしまいました。口直しにピザ。
8月24日(日):ノースカロライナの俗称がターヒール(Tar -heel:かかとにタバコのヤニがついている)であることからわかるように,この州の40%の農家がタバコを栽培し,ウィンストン・セーラム市などを中心に全米生産量の半分以上にあたるタバコを,毎日数十億本と生産してアメリカでは消費できないので国外に輸出しています。ノースカロライナは嫌煙運動もカリフォルニアなど他の州と比べると幾分おとなし目な気がします。ただやはりUNC-CHのキャンパスでも建物の中では基本的には禁煙で,タバコを吸う人は暑いのに外に出てスパスパやっています。それも意外と女の人が多いような気がします。レストランなどでも全面禁煙というところは少なく,No-smokingかsmokingかを聞かれることが多いようです。ノドの弱い僕としては,アメリカの嫌煙運動が少々ヒステリックな全体主義にも見えますが,日本よりはありがたい環境ではあります。夕食は鰻丼(T君ありがとう)。
8月25日(月):ガソリンスタンドでは,だいぶ慣れてきました。比較的新しいところではクレジットカードでも支払えます。最初に機械がカードを入れろというので,差し込んで,取り出して,洗車をするかどうか,レシートがいるかどうかをYes,Noで答えて,ノズルをはずし,ガソリンの種類を指定して,レバーを握れば,いっぱいになるまで自動で注入してくれます。古いガソリンスタンドだと,いちいちレジまで払いに行かないといけないので,最近はもっぱらクレジットカードが使えるお店でガソリンを入れるようになりました。洗車もしてみたのですが,一番近くのBPでは,水圧のみで洗うタイプだったので,スペシャル($5,ガソリンを入れれば-$1ディスカウント)にしても洗い上がりはいまいちでした。また別の洗車機を探してみます(ほんとは洗車セットも買ったのですが...)。夕食は,豚キムチとコールスローサラダ。ハドソンフーズ社のバーガーパテは,全米27州で1万トン以上の回収騒ぎになっているようです。
8月26日(火):U.S.Newsによる1998年の全米大学ランキングが発表されています。これによるとUNC-CHは,昨年より順位が下がって26位だそうです。これには大学も慌てたらしく抗議することを考えているようです。夕方ともなるとキャンパスのそこここで新入生歓迎コンパ(?)が開かれています。それにあわせてかパトカーの巡回も頻繁なようです。
仕事が終わった後,今日からESL(English as a Second Language)クラスに通い始めました。本日ははクラス分けテストのみ。試験の内容は,カレンダーやプライスタグの読み方という簡単なものから,封筒の宛名の書き方,小切手の記載の仕方,友達にプレゼントをもらったときのセリフを3,4通り書かせるなど,実際の生活に沿ったものばかりでした。そのあと面接試験(interview)もありました。久々の試験でちょっと緊張しました。これらは全て無料か教科書代のみでOKです。外国人にもアメリカに馴染んでもらうための教育を惜しまないところなどは,アメリカの度量の広さを感じます。夕食はチキンクリームシチュー。
8月27日(水):近くのニュー・ホープ・コモンズ(New Hope Commons)というショッピングセンターにゼィニーブレイニー(Zany Brainy)というおもちゃ屋さんがあるのですが,ここはこの辺の子供のよい遊び場になっています。店を入ると一見普通のおもちゃ屋なのですが,奥はプレイランドよろしく,電車,パズル,鉄琴,ブロックなどがいつでも子供が遊べるようになっているし,ビデオ上映会やイベントが毎日開かれています。たいていのお客さんは,子供をしばらく遊ばせて,何も買わずに帰っていきます。これで儲かっているのでしょうか?といいつつも,気の弱い僕らは,いつもちょっと何かを買ってしまうのですが。夕食は,ハヤシライス。
8月28日(木):Chapel Hillのまわりの道路を見ている限りでは,日本に比べて多少見劣りはするものの,補修などはきちんとされています。また道路の脇や中央分離帯にはたいてい木や草が生えているのですが,その芝刈り(雑草刈り)もかなり頻繁に行われているようです。Adopt Highwayと表示がされているところは,近くに住むボランティアが担当して清掃を行っていますが,動物の死がいなどは,枯れ葉とともに風化されるのを待つのが普通のようです。さらに日本と異なるのは,民家のすぐ前の道でも,それがすこし大きな通りだったりすると,もう歩道がないことです。そういう道ばたを歩くのはけっこう恐いです。車の使用をメインに考えて作られているのでしょうが,割り切りすぎの様な気もします。また横断歩道は,日本のように横縞模様ではなくて,もっと簡単に縦の2本の白線が,横断歩道の印になっているところが多いようです。横断歩道だとわかっていても,なんだか渡りにくいのは横の縞模様がないからでしょうか。ただし,こちらの人は,まったく横断歩道など気にしないし,車を見ずに歩いているので,昼間の運転でもけっこう危ないことがあります。夕食は,サマー・ラタトゥイユ。
8月29日(金):アメリカに来たばかりの外国人には,経済的なクレジット(信用)がないので,すぐにクレジットカードが作れない話は有名ですが,実際の所クレジットカードが無くて困ったことはそれほどありません。クレジットカードがないと身動きがとれないという話を信じて,日本のクレジットをもとにこちらのクレジットカードを作れるという「プレミオカード」を行く直前に慌てて頼んでみたのですが,ここは実に対応がずさんな上にサービスが貧弱です。例えば,用があればプレミオから電話をかけてくるのが筋なのに,トールフリーナンバーがあるにもかかわらず4,000Kmも離れたカリフォルニアの通常の電話番号にかけろと伝言を残すし,むこうから電話をかけて来たと思えば,こちらの都合も考えずに長距離電話の宣伝をし始めるし,オプションのロードサービスも評判が悪いので解約したのに,それを含めた請求書を送ってくるし,なんだか随分とおそまつな状態。また,アメリカのクレジットカードは,日本のように自動引き落としにもならないため,チェックを切る手間が省けないので意外と不便です。シティバンクなどは,ホテルの宿泊が半分になるクレジットカードをこちらで出しているので,銀行口座さえ開ければ,その銀行のカードを作った方が便利かも知れません。日本のクレジットカードは,日本信販と第一勧銀のカードを持ってきていますが,どちらも明細をアメリカに送ってくれないのは不便なのを除けば,日本と同じように使えるので違和感はありません。
夕食は,SUSHI-YOSHIでビーフ照り焼きと天ぷらのセットなど。今日はちらし寿司がいまいちだったようです。日によって内容が変わるのは仕方ないですが,ネタのランクまで下がるのではたまらないと家内がぼやいてました(今日は文句ばかりだなぁ)。
8月30日(土):テニスのUSオープンがニューヨークで行われています。普段あまりテレビは見ないのですが,テニスは大好きなので,毎晩テレビにかじりついています。日本のテレビ放送だと試合の流れがわかりやすいようにか,わりと箱庭のようにすべてコートが見渡せるアングルで見せますが,こちらはかなり選手の目の高さに近いところから撮るので,ボールにスピード感があり,リアルで楽しめます。今日は隣の研究室のW先生とテニスをしました。家からすぐのところにコートがあるのですが,いつもほとんど誰もテニスをしていません。大学の施設なので手入れもよく,冷たい水の出るタンクも置いてあります(ちょっと危ない気もするけど)。夕食はチキンクリームチーズライス。
8月31日(日):ダイアナ元妃がパリで亡くなりました。橋本首相は「現在のダイアナさんと王室との関係がわからないので...」なんて,なんか寝ぼけたコメントを出していますが,アメリカのテレビニュースは,どこもこの話題で持ちきりです。
今日は上司のC先生の息子さんの2歳の誕生日パーティに出かけました。アメリカのバースデーパーティは,部屋中飾り付けをしたりして,気合いが入っています。プレゼントはZanyBrainyで買いましたが,その前にディスカウントストアのWAL☆MARTに寄ったら,レジで偶然たまごっち(英語版$15:正月限定バージョンとは違うシルバー)を見つけたのでget。トイザらスにもなかったのに,意外です。8 in One(8種類のペットが楽しめるたまごっちもどき)などはよく見かけるのですが,たまごっちは初めて見ました。インターネットのオンライン通販でも手にはいるようです。なんとボードゲームなども発売されているようですが,日本ではそろそろ下火なのでは? とはいえ,家内は大喜びです。
またスターウォーズ3部作も28日発売だったので,買おうと思ったらこちらもものすごい人気で,どこも売り切れ続出。何軒目かでやっと手にしました。全部で$30,文句なく安い!夕食は,梅シソスパゲッティ。
今日で8月も終わりです。時間の経つのが日本より確実に早い気がします。
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