7月2日(水):Futonベッドが来ました。カルボロ・プラザ(Carrboro Plaza)ショッピングセンターにあるフトン・コーナーというお店で購入。けっこう硬めのマットレスでやはり気持ちいいです。ちょっと面倒くさいけど,昼間は縦半分を起こしてソファーのようにして使うことも可能です。アメリカのふかふかのソファーばかりでイヤになっている人にもおすすめかも。レンタルの洗濯機と乾燥器も届きました。日本では東京湾で重油流出事故があったらしいです。不謹慎な言い方かもしれませんが,今年は重油流出の当たり年なんですかね。
7月3日(木):いよいよ電話がつながります。と思ったら,なんとこのアパートには電話線が配線してないと言われ,契約時には7月3日から使えるとのことだったのに,工事が必要なので7月10日からと言われてしまいました。道理でキャリア音が聞こえないから,変だなぁとは思っていたのですが。加えてデポジットを払った会社は,BellSouthの代理店のようなところだったのですが,その店がデポジットを会社に送金していなかったこともわかりました。しかし,なんていい加減な国なんだろう!いったい,いつになったらきちんとした暮らしができるのかなぁ。
今日はUNCのサーバーのアカウントをもらいました。すごいなぁと思ったのは,各研究室には普通のパソコン端末があるのですが,そのハードディスク上には大したアプリケーションは入っておらず,WORDやEXCELのショートカット(エイリアス)があるだけで,実際の本体ファイルはネットワーク上のサーバーにおいてある点です。これらのアプリケーションを使うには,まず端末からサーバーにログオンしてサーバー上のディレクトリを使用可能な状態にしておく必要がありますが,個人個人で異なるNetscapeの環境設定ファイルなどもサーバー上の自分専用ディレクトリにおかれるようになっていて,共用のパソコンでも自分だけの環境で使えるので快適です。ソフトのアップデートなどもサーバー側から一気にできるのでコスト的にも,違法コピー防止の面からも,メリットがあるのではないでしょうか?非常に洗練されていると思いました。
今日は研究室のメールアドレスももらったのですが,手違い(多いぞ!)で,サーバーにメールソフトがインストールされておらず,担当者も休暇でいないとのこと,しばらくは,家の電話もまだなので,家からも研究室からも,メールは使えません。通信中毒者の僕としては,手足をもぎ取られたようで,非常に苦しい状態です。
7月4日(金):アメリカ合衆国独立記念日です。カーミルモール(Carr Mill Mall)の広場にFestivalを見に行きました。
例のCircuit CityでPanasonicの掃除機を買いました。140ドル。Faxの件で学習したので,その場で在庫のあるものを確認して買いました。こっちの掃除機は日本で一般的な吸い取り口と本体が蛇腹のチューブでつながった形のものは見かけません。コードが巻き取り式なものもないようです。「静粛性抜群!」などと,うたい文句が書いてあったのですが,スィッチをつけたとたん娘が慌てて逃げ出す程大きな音です。クーラー,換気扇,ディッシュウォッシャーなど音が出るものは,ことごとくうるさいので,アメリカ人はあまり機械の出す騒音が気にならないのでしょうか。
最近家の回りで蛍が飛び回っているので,夜みんなで見に行ったところ,カギを持たずに無意識で家のドアを閉めてしまい,家族3人閉め出されてしまいました。幸い上の部屋の住人がいたので,話をして管理事務所に電話をしてもらい助けてもらいました。Lock-out Fee25ドル。
7月6日(日):電話はまだ通じません。
こっちで運転するときは,日本に比べてだいぶ道が広いため,自分が思っているよりスピードが出ているようです。体感スピードが遅く感じる分,停止線などで止まる時,曲がるときに慌てることがあります。ブレーキの利きが甘いわけではありません。気をつけましょう。
昨日とは違うお店に行ったら,トイザらスより安く売っているものがあってさらにがっかり(まぁ,2,3ドルなんだけどね)。
7月7日(月):七夕。今日も電話は,まだです。試しに電話をつなげてみても,何も聞こえてきません。
ソーシャルセキュリティーナンバー(Social Security Number(SSN):社会保障番号)が,申請してから約2週間で来ました。封筒の中に入っていたのはただの紙っぺらで,自分の番号が記載されている部分をカードの形に自分で切り取るようになっていました。この番号は一生変わりません。結構重要なものなのに,案外あっさりしています。このカード自体の提示を求められることはまず無いようですが,C先生には,おめでとうと握手をされたので,やっぱり重要なんでしょう。SSNは,本来税金の徴収,年金支給などのため個人毎につけられるID番号ですが,有力な身分証明の番号として学生の成績管理など,さまざまなところで使用されているようです。ただSSNはもともとプライベートなものなので,最近は本来の使い方以外で(例えば銀行の口座開設でも)SSNを告げる必要は,なくなっていく方向にあるようです。
7月8日(火):UNCから多少お給料をいただけるので,その手続きをしました。7月1日採用ということになるようです。(ここには全然書いてないけど,もうちゃんと大学で働いてますからね。) お給料は,月末に大学が振り出したチェックで貰えます。
電話のことを,アパートのマネージャーに聞いたところ,電話線がないのはアパートの中ではなくて,外の線のようです。またその場しのぎで,いい加減なことを言われたんだな。オフィスが開いている時間なら,電話を使ってもかまわないと言ってくれました。電話会社も,人の出入りの多くなる時期なので忙しいのかも知れないけれど,客との約束は守って欲しいなぁ。
7月9日(水):町を走っている車を見ていると,TOYOTAもNISSANもHONDAもあるし,BMWやVOLVOもみかけるので,日本と車のバラエティ度はあまり変わらないかも知れませんが,アメリカ人の好む車種は多少違うようです。たとえば僕の乗っていたdelsolなどは,日本でほとんど見かけなかったのに,こちらでは毎日見かけるほど人気が高いようです。また今は自分がアコードに乗っているからかもしれませんが,この車も,例えばショッピングセンターに駐車すると隣がアコードだったりして,HONDAの車はかなりの率で見かけます。HONDAはアメリカではけっこう成功しているようですね。
7月10日(木):やっと電話がつながりました。3日の時の電話で言われたとおりの10日でした。申し込んでから約2週間。電話をかけに,わざわざちかくのショッピングセンターやガソリンスタンドに行くのもこれでおしまいです。
ロサンゼルスでも思ったけれど,こっちの公衆電話の料金は日本と比べるとかなり高いです。しかも市外通話になるとあらかじめ75セントデポジットしろとか言われるので,相手が留守で留守番電話ではなくてFAXにつながったときなどは,せっかく掻き集めた小銭が料金箱の中に落ちてしまうので泣けてきます。公衆電話以外の料金が低く抑えられているせいなのかも。
電話の接続作業は,おじさん1人がやってきました。ハンドヘルドのコンピュータとハンディー端末と鰐口クリップでなにやらいろいろと調べて,そのうち端末が自分の電話番号をしゃべって確認おしまい。なんだか面白かったです。お礼のチップを渡すつもりだったのだけれど,受け取ってくれませんでした。これで,やっと人並みの生活ができそうです。これまでの日記も一気にアップロードすることにします。
7月11日(金):日本の親からヤマトUPSという国際宅急便が届きました。正味3日と,ずいぶん早く到着するので驚いてしまいました。どうもありがとう。しばらく和食関係が楽しめそうです。
APS(Advanced Photo System)のIXY(こっちの名前はELF)で撮った写真をこちらで現像してみました。1週間かかりましたが,日本とほぼ同じ様な値段で,日本のL版よりふた回りほど大きな(5 inch X 7 inch)写真が入っていました。35mmフィルムを自動現像してもらうよりは,APSにして現像してもらう方が最初からコンピュータ化されていて人の手が入らない分,うまくいくように思えるのは,気のせい?
7月12日(土):隣の研究室のU先生に州都のラーレイ(Raleigh)にある大きなショッピングモール(Crabtree Valley Mall)に連れていってもらって炊飯器を買いました。象印のNeuro Fuzzyなものです。239ドル。炊飯器はぜいたくを言わなければ,30年(!)ぐらい前のモデルなら60ドルくらいから手にはいるようですが,せっかくなのでちょっと頑張ってみました。マニュアルは,中国語、韓国語,日本語,英語で書かれていました。久しぶりに自宅で白米を食べたので大満足です。お米もU先生にいただいてしまいました。ごちそうさまでした。こちらでもマーケットでrice関係は手にはいるのですが,ここのところしばらく濃い味付けがしてあるピラフ系で長粒種のパッケージを,続けて食べていたので少し飽きてきたところでした。
7月13日(日):ムービングセールで,娘のために滑り台を譲ってもらいました。東京の自宅ではとても置くスペースはないですが,こちらは一部屋まるまる空いているので楽勝です。しかし組み立てたら,部屋から出せなくなってしまいました。意外と嵩があります。
タイミングと運次第ですが,引っ越しする人が開くムービングセールと自分の渡米との時期がうまく合うとかなり安く生活用品を揃えることができます。
家内が,ESL(English as a Second Language)のクラスに通い始めました。カルボロ(Carrboro)にあるmiddle school(日本でいう小学校高学年と中学1,2年を対象とする学校)の図書館で毎週開かれます。インターナショナルな雰囲気を楽しんでもらえるといいのですが。
7月14日(月):こっちで買った電化製品は,コンセントの部分をよく見て確認してからさしこまないと入らないことがあります。左右の端子の幅が,穴も金属部も明らかに違うので,うまくはまらない場合はコンセントの上下を逆さまにしないと合いません。日本でもアウトレットの穴の幅ははちょっとだけ左右で異なるのですが,これほどではありません。通常アウトレットはアース付きの三つ穴が普通で120V 60Hzのようです。炊飯器は50/60Hz対応でした。それにしてもこちらの一般的な部屋は暗いです。天井にもあまり明かりがついていないし,あっても間接照明止まり。一説によると欧米人は瞳の色が薄いため,瞳の色が濃い日本人よりも明るさの感度が違う(閾値が低い)とのことで,これくらいの室内の明るさでも十分やっていけるそうなのですが,ほんとでしょうか?
7月15日(火):車のナンバープレートが送られてきました。自分でつけるのは変な感じです。車の附属工具でつけられるかと思ったら,ダメなので,モンキーレンチとドライバーを買ってきました。後は免許だけです。
今日の夕食は京都という日本料理屋さんに行きました。寿司と鉄板焼といういかにもアメリカ人が喜びそうな取り合わせのお店ですが,店にはいるとほとんどが鉄板焼のスペースで,僕らはカウンターに座って寿司を食べました。カリフォルニアロールを頼んでみたのですが,これは店によっていろいろ味付けが違うようですね。ダイナマイトロールというのも食べてみましたが,これは辛い!後の寿司の味がわからなくなるほどです。ハマチに香辛料をつけて巻いたものなのですが,日本人の板前さんが「日本じゃ食べられませんからね。」と言った意味が分かりました。それを除けば,全般的に美味しかったです。
そうそう,日本のヒラメの多くは,ノースカロライナで水揚げされて輸出されたものだそうです。チャペルヒルでは新鮮な分,美味しく感じます。家内のお気に入りは,殻まで全部食べられるソフトシェルクラブ。カニが脱皮するのを24時間見張って,脱皮直後の殻が柔らかいうちに海草に包んで出荷するそうです。手がかかってますね。
7月16日(水):ものすごい雨と雷でした。
日本のシティバンクからこちらの銀行に送金をしてみました。一度銀行を登録してしまえば,いとも簡単にお金の移動ができるのは便利なのですが,あまり実感がわきません。送金に4,000円かかるのと(9月からは一定額以上預金のある人は手数料が無料になるそうです。)ここのところ,円安なので少し損をした気持ちです。送金のタイミングも為替の流れを見ながら決める必要がありそうです。計算したところ115円台後半でした。夕食はミートローフ。
7月17日(木):米国シャープ製電子レンジ(Microwave oven)を買いました。150ドル。結局日本製品(Made in USAですが)を買ってしまうのは,やはり1年間もてばいいとはいえ,ある程度以上の値段の物は日本のブランドの方が安心感があるからです。こういうことをみんながしていると日本の黒字はいつまでも減らないのかも?これもCircuit Cityで買いましたが,白い色のを買ったつもりが,家に帰って開けてみたら黒。このお店,やっぱりいい加減なところは変わりません。面倒なのでそのまま使うことにしました。夕食はターキーハムのステーキのりんごソースがけ。
7月18日(金):こちらで普通に売っている牛乳は約1ガロン(3.785リットル)かハーフ・ガロンです。持ち手のついたポリタンクに入っています。多分日本に帰ったら,どのパックもめちゃくちゃ小さく見えるんだろうなぁ。Low Fatが大流行なアメリカでは,普通の牛乳をあまり見かけないようです。日本にあるような特濃なんてのも,絶対売れないでしょうね。僕らの口に合うのは,ビタミンD入りのホモジナイズド牛乳かな。ローファットは,%を確かめないと薄くてまずいです。そうそう,まずいと言えば,バターミルク。最初見たとき,これはきっとバターのように濃い口の牛乳なんだろうか?と思ったのですが,口に入れたとたん,うへぇっ!でした。すっぱくてとても飲めた物ではありません。どうやらパンケーキに加えたりする料理用の脱脂乳だそうです。あとでみたら辞書にも載ってました。失敗。夕食はチキンディバン。
7月19日(土):日本のJAFにあたるAAA(トリプルエー;American Automobile Association)に入りました。AAAのホームページから入会申込書を入手していたのですが,意外と近くに事務所があるのがわかって直接行くことにしました。ベーシックとプラスコースがあるのですが,ちょうど入会キャンペーンをやっているところだったらしく家内と二人分で78ドルと通常より20ドルほど安くなりました。ラッキー。次年度からはもとの値段だよといわれましたが,そのころ多分僕らは帰国しているでしょう。ガス欠の時に助けてくれたり,車の牽引などは100マイルまで無料(これはプラスコースの場合),地図やガイドブックも無料など,日本のJAFより便利かも。問題は,車がフリーウェイでスタックしてしまった時にどうやって電話をかけに行くかです。日本の高速道路のように路肩に電話などありません。携帯電話が必要かも。夕食はカレーライス。
7月20日(日):とりあえず10カ所以上はショッピグセンターやモールの場所を覚えました。こちらの大型店舗では,ほんとに店員が少なく,売り場面積が非常に広いので商品のある場所をある程度把握するまでは,けっこう大変です。置いてある場所を聞こうにも店員がいないし,商品の説明を知りたくともやっぱり店員が見つかりません。一応店員にはそれぞれの持ち場があるらしく,館内放送で担当を呼び出してもらえますが,時には全く姿を見せないこともあります。のんびりしたものです。夕食はターキーBLTサンド。日本では夏休みの出国ラッシュが始まったらしいですね。
7月21日(月):アメリカでは,親が安心して働くための保育施設も充実しています。アメリカの女性は,出産後すぐに仕事に復帰するため,日本のように公園に行けば,誰かしら親が子供を遊ばせているというわけではありません。家内はアメリカでは法的に働くのが難しいので,子供を預ける必要はないのですが,娘を同年齢の子供と遊ばせるためにどこかにパートタイムで預けようかと考えています。チャペルヒルにある託児所(Daycare Center)の資料をもらいに行きました。預かる子供の年齢や保育時間,料金などにかなりバラエティがあるようです。教会などでも預かる施設があるようですが,2歳以上,またはトイレ・トレーニングが済んでいる子を対象としている所が多いようです。人気が高いところはそれなりに待たないと入れないそうです。またこれらの施設を利用するには,前もって決められた予防接種を受けておく必要もあります。夕食はハワイアンポーク。
7月22日(火):食料品の値段を比べると,肉,野菜,果物,米,乳製品,ソフトドリンクなどは,やはり多少アメリカの方が安いようです。一般的な食料品店では,日本のよりかなり大きなカートがおいてありますが,店内専用の買い物かごはありません。みんなこの中に1週間分とかの食料をどさどさ入れます。レジでは"Paper or Plastic?"と聞かれますので,買った物を入れる袋を紙にするかポリにするか選びます。環境問題に関心の高い人はポリ袋を選んだり,自分で袋を持ってくるようです。カートは駐車場の自分の車まで押していけるので,いくらたくさん買っても平気です。夕食は明太子スパゲティ。
7月23日(水):託児所の件は,今日6カ所ほど電話をかけたそうですが,まだ子供が2歳になっていないこともあって,すべて玉砕したそうです。まぁ英語も厳しいものがあったらしいですが,なんでもうまくいくわけがありません。頑張りましょう。
今日は初めて娘が,僕のコンピュータを指して「だいじ」と言いました。驚いたぁ。アウトプットが遅いだけで,インプットは間違いなくされているようです。変な言葉はしゃべれませんね。夕食はホワイトラザニア。
7月24日(木):こちらでは,買い物を買うときにクーポンはもちろんのこと,リベートというシステムをうまく使いこなすとお得です。リベートというと日本語的にはあまりよい意味で使われませんが,いわゆるキャッシュバックのことで,例えば先日買った電子レンジにもこれがついていて,バーコードとリベート用紙とレシートのコピーなどを期日までに送ると,メーカーから10ドルのチェックが送られてくるといった具合です。中には買ったときの値段以上のリベートが来ることもあり,どうなっているのかわかりませんが,アメリカ生活の費用を節約するためには要チェックです。リベート用紙は店員さんが直接くれる場合と商品の置いてある近くやお店の出入口付近に置かれていることが多いようです。会計の後で忘れないように要チェック。夕食はグリルドソフトシェルクラブとヒラメの刺身。
7月25日(金):室内用間接照明のハロゲンライトを買いました。つけたとたんに,部屋が見違えるほど明るくなりました。娘も「うわぁ」と声を上げたほどです。これで15ドルは安いかも。
IBM netは,もともと日本から入ったものなので,料金体系はこちらの大手プロバイダのスタンダード(約20ドルで繋ぎ放題)に比べるとかなり不利です。そこで他のプロバイダを探したのですが,前に書いた条件に合うところは,チャペルヒルではやはりIBMになってしまうようです。とりあえずアメリカIBMのMac用接続ソフトをダウンロードしてからWebページで解約しました。電話が切れたとたん,いきなりこれまで使っていたアカウントが使えない状態になってしまいました。7月いっぱいは使えると思ったのに。ウェブから解約できるのは便利ですが,使用時間をよくチェックしてからにしないと残り時間の分損をするかも。
夕食は山寿司弁当とカツ丼。日本食というとこっちの人を相手にするためには,寿司,天ぷら,照り焼きの御三家がメニューにないとダメなようです。山寿司スペシャル弁当は近くのショッピングセンターにある日本食レストランのメニューなのですが,この御三家の典型的な例でした。照り焼きもビーフの照り焼きで,これにたれの焼き鳥と刺身,枝豆,みそ汁,ご飯,フルーツがついて18ドルとまぁまぁの内容。
7月26日(土):日本からSAL便が6日でつきました。これくらい早ければ結構便利です。日本にEMS(国際エクスプレスメール)で送る物があったのでカルボロ(Carrboro)の郵便局に行きました。日本へは25ドルでした。これは印刷物(Printed Matter)としたほうが安いかと思ったのですが,EMSなら同じ料金だそうです。日本から送る場合よりもEMSは安いです。
携帯電話を買いに行きました。こちらでもデジタルのサービスが始まってはいるものの,エリアがとても狭くて,車のトラブルで困ったときに役に立ちそうにありません。Circuit Cityでいろいろ説明してもらい,Cellular Oneという会社に加入しようと思ったら,いざ申込用紙を書き込もうという段になって,ノースカロライナ州の運転免許証がないとダメだと言われて,諦めて帰ってきました。向こうにしてみりゃ,いやな客だろうな。
昨日アカウントが切れてしまったIBM netですが,新しい接続ソフトは,どう頑張ってもMacで再度つなげることが不可能だったので,ThinkPadからAOLにつないで,そこからIBM netにあるWin95用のダイヤルソフトをダウンロードして,Win95環境でインターネットにつなげられるようにしました。このマシンでの接続設定を見ながらいろいろ試行錯誤をしてなんとかMacでも再度インターネット接続が可能になりました。同じ機能を持つのに日本語名と英語名が異なるファイルの扱いが変だったことと,DNSの設定がうまくいかなかったのが原因だったようです。あー疲れた。日本とアメリカで同じ料金体系ならこんなことしないで済んだのにえらい迷惑な話です。日本ならまだ固定料金がまだ普及していないから,今のうちにふんだくっておこうというところでしょうか。→コンピュータとインターネットのページへ
夕食は,オリエンタルスーパーマーケットで仕入れてきた,美味しいけど超辛いキムチなど。
7月27日(日):アメリカでは不良品率が高いのか,お客の満足度が低いのか,ある程度の大きさのお店ならリファンド(refund:返品,払い戻し)のコーナーが必ず店の出入口付近にあります。LAのbakちゃんから聞いた話ですが,日本とアメリカではクオリティーコントロールの考え方が違うようで,日本では不良品率をなるべく低くなるように努力しているのに対して,アメリカではたくさん作ってそのなかのできのよい物を出荷するようにしているんだそうです。また,クリスマスの後には長〜いクリスマスプレゼントのリファンドの列ができるそうです。せっかくもらったものまで換金しちゃうのかぁ。ということで,最近2件ほど不良品を掴まされていたので,僕らもこれに倣ってリファンドしてみました。店員さんも馴れたもので,特にイヤな顔もされませんでした。と思ったら,今日はトイザラスで買った電車が電池を入れても動きませんでした。2勝1敗というところでしょうか(3敗という話もある)。夕食はUncle Ben'sのCountry INNシリーズ(けっこう美味しいのでお気に入り)のブロッコリーのクリームドライスと鳥キムチ。
7月28日(月):仕事絡みで明日からサウスカロライナ州のヒルトンヘッドアイランドに行くことになりました。そこでまずAAAに行ってきました。ちょっと遠出をしようというときは,地図上でそこまでの道案内をお願いできます。車の中で開きやすいようになった,小さめの詳細な地図をぱらぱらめくるように数枚綴りにして,ラインマーカーと矢印を各所につけてくれます。日本のJAFじゃ,こんなことしてくれないよね。GPSのナビがその代わりになるけど。
インターネットでは,ヒルトンヘッドアイランドのホームページが何種類か存在して,それごとに記載されている新聞社,ホテルなど施設が違うのでいろいろと利害関係による派閥があるようです。ヒルトンヘッドはアメリカで2番目に大きな海岸州にある島で長さ12マイル,幅3マイル,ゴルフ場はなんと23もある大きなリゾート地です。夕食はバーベキュースペアリブ。
7月29日(火):ヒルトンヘッドアイランドまではチャペルヒルから約350マイル(560km)あります。時速70マイル(110km/h)で走り続けても5時間ほどかかることになります。日本ではこんな長距離をぶっ続けで運転したこともないし,初めての道なので少し緊張しました。AAAで蛍光ペンを使ってマークしてもらった案内地図とMapquestのTripquest(Driving Directions)を準備して出発しました。
途中のインターチェンジも道路標識と地図どおりで問題ありませんでしたが,250マイルを過ぎた辺りから,みるみる空が曇ってきてものすごいサンダーストームの中に突入してしまいました。こんなものすごい雨の日に運転したことは日本でもアメリカでもありません。まわりの車もハザードランプを点滅させて,次々と路肩に停車し始めました。運転するのは前の車のテールランプだけが頼りです。雷鳴と稲光がさらに激しくなり,さすがに危険を感じたので僕らもしばらく路駐して様子をみました。その後しばらく天気の回復を待ってなんとか目的地にたどり着きました。結局全行程6時間半かかりましたが,車は給油しないで到着しました。日本なら考えられない燃費の良さです。それにしてもアメリカの雨はすごい。夕食はハムアンドチーズとローストビーフのサンドイッチ。
7月30日(水):宿泊はHilton Resortです。Hilton Head IslandのHiltonとHilton HotelのHiltonは,どうやら関係ないようです。ここのヒルトンは部屋のごみ箱が空になっていなかったり,ドアに付いているセキュリティボルトがきちんとしていなかったりして,一日169ドルもとるのに2流以下かも。大きなカンファレンスルームがあることを除けば,はっきり言ってここはお薦めではありません。駐車場に子供のPlaygroundがあるというので行ってみたら,蚊の大群。昨日の雨で蚊も大量発生したのでしょうか。逃げ帰ってきました。
天気はあまり良くないので車でファクトリーアウトレットに行きました。ローラ・アシュレイ,リーバイス,コーチ,ブルックス・ブラザーズ,ナイキ,オシュコシュ,ディズニーストアなど日本人でも知っているお店がたくさんありました。さすがにガソリンが少なくなってきたのでガソリンスタンドを探したところ,やはりリゾート地,ガソリンも高いです。近くにピースマークのスマイルガスというノーブランドに近い怪しいのがあったので,入れてみました。夕方からまたサンダーストームで外に出られず,ホテルのレストランで夕食。シュリンプとホタテのフェトチーネ,チキンフィンガーなど。
7月31日(木):朝から一日中雨。講義が行われるカンファレンスルームはめちゃくちゃ寒かったです。アメリカ人は,なんでこんなに冷房をガンガンに効かすのでしょうか?コンシェルジェに雨の日はみんな何をしているのか聞いたら,映画でも見に行ったら?などといわれたけれど,結局雨の日はどうしようもないようです。ホテルの外に出たところ,ビーチで遊べないので,島中のみんなが車でショッピングに出かけているかのような大渋滞。夕食はホテル内のAAA推薦の三ツ星レストラン"Mostly Seafood"でフィッシュ・イン・ザ・バッグ。まぁまぁ。
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