青森県八戸市にある,ウミネコの繁殖地「蕪島」に行ってきました。
蕪島(かぶしま)は,ウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されています。
小高い蕪島の頂上には,蕪嶋神社があります。蕪島と蕪嶋神社,漢字が違うんですね。
まぁ,これでもか?!ってくらい,ウミネコだらけです。
もともとは完全な離島だったようですが,昭和17年(1942年)に旧日本軍により埋め立て工事が行われ、現在のような陸続きになったとのこと。
ウミネコたちは,人間を怖がりません。
すぐ近くまで寄ることができます。
フンを落とされるので,島の入り口には,傘の貸し出しもしているくらい,ウミネコがたくさん!
傘をさして,境内へ登ります。
登るといっても,たいした階段数ではありません。
蕪島は,ウミネコの繁殖の様子を間近で観察することができる日本国内唯一の場所です。
ウミネコたちは,4月頃に産卵を始め,6月頃にはヒナがかえります。
境内への階段にも巣を作ってタマゴを温めています。
蕪嶋神社の瓢箪
蕪嶋神社は,弁天様を祀り,商売繁盛,漁業安全の守り神として古くから地元の人々の信仰を集めてきています。
株価と人望の「かぶ」が上がるご利益がある「かぶあがりひょうたん御守」も人気です。
くるぶし辺りは,カバーするズボンなどをはいていた方が安全かもしれません。
蕪嶋神社は,2015年11月5日に発生した火災により社殿が全焼しましたが,現在は,新しく再建されています。
僕も神社にお参りして,カブを上げてくれるお守りをいただいてきました。
とにかく,見えるところ全てにウミネコがいます。その数は3万羽から4万羽とも言われ,島がウミネコで埋め尽くされています。
5月中旬なので,島に菜の花が咲き乱れています。菜の花の黄色,蕪嶋神社の鳥居の赤,白いウミネコと青い空の色彩のコントラスト。
とても珍しいウミネコ体験を,蕪島と蕪嶋神社で,楽しむことができました。
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