RICOH GR専用スマートデバイス用アプリ「GR WORLD」が公開されました。
このアプリを使うことで,スマートフォンからカメラのリモート撮影,画像の転送,位置情報の送信などが可能になります。また,取り込んだ画像をアルバムで整理したり,スマートフォンのウィジェットとして表示したりすることもできます。
これ,10月に発売予定のRICOH GR IV用のアプリかと思っていたら,RICOH GR IIIもGR IIIxも,なんと,GR IIもこのアプリで使えます。
いや,相変わらず,RICOH Imaging太っ腹です。
で,このアプリを使うためには,ちょっとしたトラップがあります。
GR本体のファームウェアをアップしないといけません。
これ,ちょっと重要。
なので,アプリのダウンロードは,RICOH GRのファームウェアを2.0に上げてからでも大丈夫。
アプリを始める前に,設定が必要になります。
「写真」と「位置情報」をそれぞれタップすると,設定画面が現れますので,GR WORLDがアクセスできるように許可しておきます。
すでに,Image SyncをGRの写真をスマートフォンに転送するためにiPhoneで使っている人も多いかと思いますが。アプリが違うので,ペアリングも最初からの登録になります。
GR本体からも,iPhoneのGR WORLDアプリからのアクセスを許可します。
GRとiPhoneの接続は,Image Syncよりも体感スピードが速く,サクサク動きます。
転送するサイズも,オリジナルとXSサイズを選ぶことができます。これもImage Syncと同じですね。
Image Syncにできて,このGR WORLDにできないことは,こちら。
リモート撮影は,ブラインドで可能ですが,GRで見えている画像がGR WORLDのアプリ内で表示されるようには,現在のところ,できていないので,
リモート撮影をスマートフォンで,撮影範囲を確認しながら撮影するのであれば,まだImage Syncを使った方が良さそうです。
それ以外は,Image Syncでできる事のほとんどは可能になっているように思います。
迷うのは,アプリからGRの電源をOFFにする項目。
これは,
ここにあります。
「カメラ設定」から,「カメラの電源」をタップしてオフにすることができます。
メニュー位置がImage Syncと違うので,たぶん,迷うところ。
GR WORLDとImage Syncの主な違い:
専用設計:
GR WORLDはGRシリーズ専用に設計されており、UIや操作性がGRユーザーに最適化されています。Image SyncはGRシリーズとPENTAX一眼レフで共用で、GRユーザーの使用感とは異なる部分がありました.
接続方式:
GR WORLDはBluetoothによる常時接続で、カメラの電源を入れると自動的にスマートフォンに接続されます。Image SyncはWi-Fi接続で、カメラとスマホの接続に手間がかかる場合がありました.
接続安定性:
GR WORLDは接続安定性が向上し、ワンタップで接続できます。Image Syncは接続に手間取ることがありました.
操作性:
GR WORLDはUIが刷新され、操作レスポンスが向上しています。Image SyncはGRユーザーにとって使いにくい部分がありました.
機能:
GR WORLDはGRシリーズの機能を最大限に活用できるように設計されています。Image Syncは汎用的なアプリのため、GRシリーズの機能に特化した最適化はされていません.
GR WORLDのメリット:
ワンタップ接続で、素早く写真転送やリモート撮影ができます.
Bluetooth常時接続により、カメラの電源を入れると自動的にスマートフォンに接続されます.
GRシリーズ専用に設計されたUIで、直感的に操作できます.
安定した接続で、写真転送やリモート撮影がスムーズに行えます.
Image Syncのメリット:
GRシリーズ以外にもPENTAX一眼レフなど、他のRICOHイメージング製品とも連携できます.
汎用的なアプリのため、複数のRICOH製品を所有している場合に便利です.
まだまだ,GR IVが発売されるまでに時間があるので,さらにGR WORLDもバージョンアップを重ねていくことでしょう。
いろいろ楽しみです。
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