冬大好き、暑がりフォトグラファーのHAMACHI!(@HAMACHI)です。
「料理を美味しく綺麗に撮影するためのレッスン30」と題して,30日間で,料理写真を撮るときに,どんなことを考えて,何を実行しているかをまとめています。最後まで無料で読めます。
第17回目は,「器の美しさ,小皿とのコンビネーション」でした。
第18回目は,
18.「シズル感を見つけよう」です。
「シズル感」,最近よく聞く言葉です。
どういうのが,シズル感なのでしょうか?
もともとはお肉を焼く時のジュージューいう音のことを「Sizzle」と言い,人の五感を刺激することやモノのことを「シズル感のある…」と言うようです。「シズル感」は,英語でも「sizzle」です。料理以外でも、「そそられる感じ」をシズル感と呼ぶようです。
人の五感とは,視覚,聴覚,嗅覚,味覚,触覚です。
では,写真で,五感を刺激するように撮るにはどうしたらいいでしょうか?
写真は,基本的には,視覚だけですよね。
シズル感のある写真を撮るためには,視覚だけではなく,聴覚,嗅覚,味覚,触覚の感覚を呼び起こすような写真を撮る必要があります。
例えば,この写真を見てください。
見ての通り,焼きたての鉄鍋餃子です。
鉄鍋から立ち上がる湯気,パリッとした餃子の羽,焼き色,照り(テリ)など,食べたときのことを連想させる要素が入っています。
シズル感が伝わりますか?
この「バッファローチキンウィング」のシズル感は,どこにあるでしょうか。
「色」とハバネロソースの「テリ」。さらに、骨付き肉にかぶりつくところまで想像してもらえれば,成功です。
こちらはどうでしょう?
やはり,ポークリブのブロック肉に絡んだ甘酸餡の「テリ」かな。
じゃぁ,「テリ」ってなんだろう?
単純に言うと,反射して光っているところです。
光の反射具合に目を付けて撮影してみましょう
アヒージョのグツグツ音,聞こえてきますか?
コップに付いた細かい水滴。持ったときの感触,口を付けたときのヒンヤリとした銅の感触。
「シズル感」は,「期待感」です。
食べたくなる、飲みたくなる理由が,シズル感とも言えます。
目の前の料理から,「シズル感」を見つけてみましょう。
明日は「シズル感」を増すための工夫(第19回目のレッスン記事)に続きます。
ブログやTwitter,Facebookの写真を,もうちょっといい写真にしたいなと思っている方に,その方に合った撮影の仕方,カメラの使い方などをアドバイスしつつ,写真が楽しく上手になっていく一対一のレッスンや,レストランなどの店舗でのシズル感のある料理,こだわりの外観・内観,にこやかなスタッフ撮影もお仕事として承ります。
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