柴又散策の後は，ちょっと打ち上げで飲みましょうということになって，駅前の路地を入ったすぐのところにある「養老乃瀧」へ。
よくある居酒屋の「養老乃瀧」だと思って入ったら，全然違いました（笑）。
チェーン店ですから，チェーン店としてのちゃんとしたメニューは，あるのですが，
簡単にいうと，実際の「メニューブックは，ワンオペのオジサン」
ってところ。
まずは，生ビールで乾杯
お通しは，これでした。いや，何の問題もありません。
オススメの「マグロのブツ」
冷凍ものですが，これも，問題なく美味しい。
さすがオススメ。
ビールの次は，ハイボールで。
とこのあたりまで，普通の居酒屋です。
が，料理やドリンクの注文をしようとすると，オジサン「ちょっと待って」が出てくるように。
どうやら注文を記憶してさばける数に限りがあるようです。
お店に置いてあるメニューに載っているものを頼むと，
ものによっては，「ない」「切れた」と言われることも。
お店の壁に貼ってある料理ならと，頼んでみても，意外と当たらず（「当たる」ってなんだよ），少し僕らも作戦を練ることに。
いやぁ，だんだん楽しくなってきちゃったぞ。
そうしてたどり着いたのが，オジサンに「アタリをつける」でした。
「これは，いけるかな？」「こっちのメニューはどうだろ？」
「唐揚げ」は，通りました！
カリッと揚がっていて，中はジューシーで，美味しい
この茄子みそも，濃厚でトロッとした食感もよくて，素朴だけど十分に美味しい料理です。
自分の食べたいものがメニューに載っていても食べられないという不自由さが楽しいと思える人なら，この店は，たぶん大当たり。
で，最後の手段は，「お腹に貯まるものなにかあります？」
するとどうでしょう，
たっぷりの焼きそば。これも美味しかったなぁ。
たぶんワンオペなので，食材の在庫の問題もあるのかもしれませんが，オジサンの処理できる容量というのが決まっていて，それからハズレてしまうと，オジサンの気分を害することもあるようなので，この不自由な状態を笑い飛ばしつつ，舌鼓を打つというのが，このお店の隠れたルールなのかもしれませんが，最後は，僕らのことをオジサンが気に入ってくれたみたいで，
メニューには絶対無いレーズンとバターの入ったパンを，これまたたくさん出してくれました。
料理は，どれも美味しいし，細かいことをいわなきゃ，出てくる料理は間違いが無いので，その日のおまかせみたいなものを店主のオジサンとの会話を楽しみつつ，結局しこたま呑んでしまったのでありました。
いや，柴又，ディープだわ。
楽しかったし，美味しかった。また，ここの養老乃瀧，みんなで来ようね。
ごちそうさまでした。
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