人間,歳をとってくると,いろいろと過去と比較してしまうクセがついてきます。
昔はこうで,今はこうだから,なんだか残念に思うことの方が,増えて,
嬉しいことは,慣れてきてしまうのか,頻度が少なくなってくるような気がします。
いや,「歳をとると愚痴っぽくなる」ってことだけなのかもしれません。
いや,話は,そんな大層な話ではなくて,「からやま」のグランドメニューのリニューアルの話です。
冒頭の写真は,からやまの新メニュー「しょうが焼きの2種盛り定食」
これまでも,からやまの生姜焼きのメニューは,わりと好きで,何度も食べてきたのですが,
お気づきでしょうか?
何か足りないものがあると思いませんか?
豚の生姜焼きですよ?
ええ,過去の写真をお見せしましょう

これが,以前のからやまの人気メニュー「カリッともも2個としょうが焼き2種盛り定食」です。
すぐにわかりますよね,何が足りないのか
そう,
「マヨネーズ」がこの料理から外されてしまったみたいなのです。
豚の生姜焼きにマヨネーズ,外されてしまったら,生姜焼きの魅力が半減してしまうではありませんか,
なんたる暴挙。公式メニューのページでも,マヨネーズの姿は見られません。

さらに変わってしまったことは,「唐揚げ」のタレが外されてしまったこと。
からやまは,あの秘伝のタレがウリだったのではありませんか?
タルタル南蛮はあるので,「からやま」がマヨネーズの取扱を辞めてしまったわけではありません。
お店では気がつきませんでしたが,タレもマヨネーズも,どうやら別売りになったようですが,これ,だったら,ちゃんとメニューに記載してくれればいいものを,メニューの端から端まで注意深く読まないとわからないという意地の悪さを感じます。
値上げするのは構わないけれど,内容を変えたのに,名称を似たようなもので出してくることに怒りを覚えます。
豚生姜焼きにマヨネーズが合うのは,
1.生姜焼きのタレは、醤油・みりん・砂糖などがベースの「塩気と甘みが強い濃い味」覚覚です。
そこにマヨネーズ(卵黄と油)の脂質が加わると、舌の表面を膜のように覆うため、角のある塩気や刺さるような味付けが角のとれた丸い旨味へと変化します。
2.生姜に含まれる辛み成分(ジンゲロールやショウガオール)は親油性(油に溶けやすい性質)を持っています。
マヨネーズの油分がこの辛み成分を適度に溶かし込んで包み込むため、生姜特有のツンとした刺激が抑えられ、爽やかな風味だけが残るようになります。
3.豚肉(バラ肉やロース肉)の脂肪分はこってりしていますが、マヨネーズに含まれる酢の酸味が効くことで、口の中の重たさをリフレッシュさせる効果があります。
「こってり(豚肉+油)× さっぱり(酢の酸味)」のギャップが、一口ごとにリセットして食欲をそそる仕組みです。
4.出来立ての温かい生姜焼きの上にマヨネーズを乗せると、熱でマヨネーズの油分と卵黄が少し溶け出します。これが肉汁や生姜タレと混ざり合うことで、全体を包み込む濃厚なソースへと進化します。
5.生姜焼きのタレが染み込んだ千切りキャベツにマヨネーズが合わさることで、最高のドレッシングが完成する,キャベツとの三位一体効果
つまり,豚生姜焼きからマヨネーズを抜いてしまったら,それは「豚生姜焼き」とは呼べない代物になってしまうのです。
こんな大事なことに,なぜ「からやま」のメニュー開発部門は,気がついていないのでしょうか?
それとも経費担当部門が「マヨネーズ」と「タレ」を引き続き付けることを拒否したということでしょうか?
甘辛いタレ、豚肉の旨味、鳥モモ肉の旨味,生姜の爽やかさ、そしてマヨネーズのコクと酸味——味覚の要素が互いに短所を消し合い、長所を引き立て合っているから美味しかったのに,それを引いてしまってどうするつもりなんだろう?「からやま」の商品開発部門には,食いしん坊さんがいなくなってしまったのでしょうか?
ここ最近では,最もショックな出来事です。いや,これは,からやまのファンからしたら,「大失敗」だと思います。
「からやま」の上層部の人達が,もしこの記事を見ることがあったら,猛省を促したいと思います。
「しょうが焼きの2種盛り定食」に「マヨネーズ」と「唐揚げのタレ」を復活させてください。
以前は良かった…と言いたくなるのも,ご理解いただけるのではないかと思います。



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