テニスの全豪オープンの女子シングルス決勝で,第4シードの大坂なおみ選手が,今大会第8シード,チェコのペトラ・クヴィトバ選手を,7-6 (7-2), 5-7,6-4のフルセットで破り,2018年の全米オープンに続き,2大会連続のグランドスラム制覇を果たしました。
日本のプロテニスプレーヤーとしても初の全豪優勝!
1月28日に発表される世界ランキングでも日本選手で初めての1位が確定しました。
女子シングルス史上26人目のトップランカーです。
決勝戦で,大坂は序盤からやや苦戦。1セット目はタイブレーク。
2セット目は,サービング・フォー・ザ・チャンピオンシップだったはずのゲームでブレークバックをクヴィトバに許してしまい,セットカウント1-1に。
3セットのファイナルセットは,集中を取り戻した大坂が先にサービスブレーク。クヴィトバにはラブゲームでゲームを取られたりもありましたが,1ブレークを守って2時間27分の死闘を制しました。
とても見応えのある素晴らしい試合でした。
大坂とクヴィトバは,初の対戦。これまでにWTAツアーでシングルス26勝,2011,2014年のウィンブルドンでも優勝している強い選手ですが,2016年に自宅に不法侵入した強盗に襲われ,利き手の左手に重傷を負って半年ほどプレーができず選手生命が危ぶまれた時期がありました。それを乗りこえての,ウィンブルドン優勝以来のグランドスラムでの決勝になりました。前哨戦となる2019年のシドニー国際でも優勝しています。全豪も優勝したかったよなぁ…。「1位になったこともおめでとう」と準優勝のスピーチで大坂なおみに伝えてます。
昨年の全米オープンでは大坂なおみの優勝にブーイングが起きたのが記憶に残っていますが,今回の全豪優勝で,アメリカのESPNは,速報記事で「今回の大坂なおみのグランドスラム優勝に論争は起きない」と。
大坂なおみは,「ペトラと決勝で戦えたこと,光栄に思います」とクビトバに敬意を表しています。
とても感動的な決勝戦のスピーチでした。
グランドスラム(4大大会)の連続優勝は,2015年に3連勝(全豪~ウインブルドン)したセリーナ・ウイリアムズ以来。
優勝賞金は,410万豪ドル(約3億2000万円)
おめでとうございます!
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