月1くらいで通ってる,秋葉原の「エロいお肉」こと,「Prime Rib(プライムリブ) 禅」のメニューがバージョンアップされたと聞いて,さっそく行ってきました。
葛と豆乳で作ったクリーミーでもっちりとした豆腐です。
ダシ醤油でいただきます。ワサビをつけるとさらに美味しく風味が広がります。
続いては,
「サーモンと甘エビのカルパッチョ」
オリーブがただのオリーブではありません。醤油漬けのオリーブなんです。
このオリーブだけでもツマミになりますね。香りの良いサラダ風カルパッチョです。
「トロトロ冷製焼き茄子」
一口サイズの茄子ですが,口に入れた時の,胡麻油がきいていて香ばしかったり,ちょっぴりスパイシーだったりの、複雑な味わいが楽しいですね。
「どっさりかつお節の冷やしトマト」
鰹節とポン酢風味で,食欲が刺激されます。
次のが,また,ちょっと面白かったですよ。
「和牛の和風パテ 仙台麩にのせて」
和牛を香味野菜といっしょに昆布だしを使って作ったパテ。
生の黒ペッパーが乗っているのが,ちょっとオシャレで,バゲットで食べる…と思いきや,これ,バゲットではなくて,「仙台麩」,ええ,お麩なんですよ,これ。見た目の錯覚を突いた,楽しい料理です。
すき焼きを一体化してペーストにした感じ。ちょっと濃厚です。
油麩の軽さとサクッとした食感もいいですね。これは,美味しくて楽しい!
今回は,新しいメニューの,種類をたくさん食べられるようにと,小ポーションにして出してもらっています。
「一口からし蓮根」,「ワカサギと長芋のフィッシュアンドチップス」
こちらが,「ワカサギと長芋のフィッシュアンドチップス」です。
上は,タレではなくて,
ジュレです。
長芋はサクサク楽しめるし,青海苔の香りで余韻を味わう,かなり「和」のテイストのフィッシュアンドチップスです。
この「一口からし蓮根」が熱々で,美味しかったなぁ。
からし蓮根が,辛すぎないんですよ,優しい味付けで。からし蓮根って,嫌いじゃないけど,ちょっとツーンとくるのが多くて,身構えちゃうことがあるのですが,
これ,ツーンとは来ないけど,しっかり辛子蓮根です。さらに九州醤油の甘みとマヨネーズでほっこり。
でね,これが,素晴らしかった。
「柔らか和牛すじ大根」
このPrime Rib禅の代表作と言っても良いくらい,いや,代表作はプライムリブなんだけど,それと「双璧」と言っても良いくらいの絶品メニュー。
肋骨のリブのスジ肉と大根を,脂を取り除くために,圧力鍋で丸一日煮こんだという,とても手間暇かけた一品。
旨味を吸った大根が,味の染み込み方が半端なくて,ニコニコしてきちゃうくらい美味しい。
お箸で切れるスジ肉って?!どうなってるんだろ?
これ,くり返すけど,間違いなく,もう一つの「Prime Rib 禅」の看板メニューです。
このお店に来たら,プライムリブと「柔らか和牛すじ大根」は忘れずに注文してね。
ここで,ちょっと箸休めの「トマトのグラニテ」
塩気もあって,トマトの風味もたっぷりな冷製のメニューなのですが,箸休めといいつつ,しっかり攻めてます。
トマトの氷の横には,梅の実が。これがまた,旨味たっぷりな梅なのですよ。
そして,いよいよプライムリブのお出ましです。
どーん!
「プライムリブ」というのは,簡単に言うと「ローストビーフ」の高級版。アメリカンスタイルのオーブン料理です。
熟成させた和牛を低温で,丁寧に丁寧に焼き上げることで,この旨味と柔らかさが味わえます。最近は,アキバ飯を代表する「エロいお肉」と称されるようになったのですが,今回のメニューのバージョンアップから,お肉もさらにバージョンアップしています。
食べればすぐわかるのですが,さらに柔らかく肉質が良くなって旨味がたっぷりなお肉になっています。
聞けば,上州の牛肉に限定したとのこと。まだ伸びしろがあったとは,恐るべし,「プライムリブ禅」!
付け合わせに,新しく昆布と出汁で作った「和風のザワーラクラウト」が付いています。
そして,こちらがお馴染みの,タマネギをじっくり飴色になるまで煮詰めたソース,
上州牛のお肉の楽しみ方は,これだけではなくて,
「NNG(肉のせご飯)和牛すき焼き風」なんていうメニューもできてました。
今回は,セルフで肉を切ってのせて,
卵を溶いて,仕上げになります。
「NNG」覚えた!
このNNGでなければ,さらに和風の〆も用意されていました。
それが,
「和牛しぐれ煮ご飯茶漬け」
時雨煮のお肉がまたすごいんですよ。
プライムリブの切り落としを時雨煮にしているんです,これは。
ね,すごそうでしょ?
二日間煮込んだってだけのことはある、自分から語りかけてくる、口の中での広がりに深みのあるお肉。
これ,お土産用にレジの横で売り出したらどうですか?
これだけで,ご飯を永遠に食べ続けることができます。
お茶は,緑茶。牛肉の美味しさを邪魔せず,風味の良さをさらさらっと味わえるお茶漬けです。こんなお茶漬けは初めてです。
デザートは,
「茶碗蒸し」,
ではなくて,「きな粉豆乳プリン茶碗蒸し仕上げ」です。
ね,面白いでしょ?容器や見た目はすっかり茶碗蒸しのように見えて実は,「きな粉豆乳プリン」なんです。
ちょっとだけ頭を出しているのが,さつまいもの甘露煮。
さらに花豆のコーヒー煮やなますが入っています。ええ,もちろん,甘いスイーツですよ。
今までも十二分に美味しかった「Prime Rib 禅」の料理でしたが,今回のバージョンアップで,さらなる次元へとジャンプしたように思います。
秋葉原で,「お肉」が食べたくなったら,このお店,全力でオススメします。
ごちそうさまでした。
コメント