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「AirPods Pro 2」が医療機器グレードの補聴器にアップデートしたので,聴覚補助を試してみた

AirPods Pro 2nd generation 13

iOS 18.1で医学的な聴覚検査ができるようになったので,難聴を自認している僕が,改めて,iPhoneとAirPods Pro2で検査をしてみて,難聴の度合いを確認しました。

Apple hearing aid with AirPods Pro
で,今度のiOS 18.1でさらに凄いのは,AirPods Pro2が,補聴器になるというところ。
補聴器というと,数十万円かかるイメージで,調整に時間がかかって面倒に思っていたのですが,
これが,このiPhoneとAirPods Pro2の組み合わせで,自分の聴覚に合った補聴器も手に入れられる日が来るなんて!
面白いのは,医療機器の認証を受けているのは,このスマホとイヤホンではなくて,聴力チェックと聴力エイドのプログラムについてというところ。
ソフトウェアも医療機器の認証が受けられるんですね。

まぁ,全自動というわけにはいかないようで,
Apple hearing aid with AirPods Pro
慣れるまでに,調整も時間も必要だという,但し書きも表示されます。

Apple hearing aid with AirPods Pro
とくに躊躇する理由もないので,「ヒアリング補助」を「ON」に。

Apple hearing aid with AirPods Pro
調整は,お馴染みの「コントロールセンター」でも可能です。

Apple hearing aid with iPhone and AirPods Pro on Control center
ここです。

Apple hearing aid with iPhone and AirPods Pro
このコントロールセンターからは,簡単な調整ができます。

Apple hearing aid with iPhone and AirPods Pro
デフォルト値から,「増幅」と「環境雑音除去」のスライダーを右に増やしました。

Apple hearing aid with iPhone and AirPods Pro
最初は,メディアの再生音とヒアリング補助のバランスは,こんな感じなので,

ノイズキャンセリングではなくて,
Apple hearing aid with iPhone and AirPods Pro
外部音を取り込みしつつ,ヒアリング補助のレベルも上げた設定で,使い始めてみました。

そしたらね,
「うるさい」んですよ,ほんと(笑)
世の中が,こんなに音が溢れていたなんて!
逆にちょっと耳を塞ぎたくなるレベルまで,いろいろな周りの音が聞こえ始めました。

僕の場合は,右側がとくに難聴が進んで,高音域が聞こえづらいので,その分を補聴してくれているのだと思います。
が,コンビニの袋をカサカサさせる音,金属音,何かを閉じるときの音が,とくに強調されて,耳障りで,ちょっとツラいくらいなので,
少し調節をして,外部音取り込み,適応型とモードを変えて,試してみています。

「ヒアリング補助に慣れるまで時間がかかる場合があります」とは,このことか…と,理解したので,
しばらく調整を続けつつ,慣れていきます。

現状では,一対一の対話では,AirPods Proのヒアリング補助機能は,まだあまり必要なくて,10〜20人程度のリアルな会議などでは,この補聴機能が活躍してくれそうです。
これも,人によって,難聴の度合いによって,差があると思うので,また,OSのバージョンアップでも改良されていくと思うので,諦めず使っていこうと思います。

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