料理を撮影するより先に食べたくなってしまうフォトグラファーのHAMACHI!(@HAMACHI)です。
「料理を美味しく綺麗に撮影するためのレッスン30」と題して,30日間で,料理写真を撮るときに,どんなことを考えて,何を実行しているかをまとめています。最後まで無料で読めます。
第14回目は,「HDRモードを使おう」でした。
早いもので,全30回予定のレッスンもすでに半分。
熱心に読んでくださっている読者の方からお便りをいただきました。
ありがとうございます!
HAMACHI!先生,こんにちは!
毎回飯テロ写真が同じアングルになっちゃう私向けの記事あったら喜びます〜。
こちらの記事は大変参考になりました。
というわけで,これまでの復習がてら,15日目の記事は,ちょっとアングルのお話を追加してみます。
美味しく見えるアングルって,自分が料理を食べるときの視線の角度に近いことが多いようです。
なので,飯テロ写真が同じアングルになってしまうのは,ある程度しかたがないこと。
ですが,やはりバリエーションは,ちょっと欲しいところかもしれません。
であれば,まずは,自分の好きなアングルを見つけてみましょう。
カメラの視線と自分の視線が一致するのは、一眼レフカメラです。
ミラーレスやコンパクトデジカメの場合、カメラは視線よりやや下になることが多いので、自分の視線と、カメラが写す角度の違いをあらかじめ知っておきましょう。もちろんこれは個人差があります。
俯瞰(料理の真上)からの角度から始めて、だんだんとテーブルに平行に近い角度まで変えて撮ってみましょう。
一眼レフの光学ファインダーを覗きながらだと,俯瞰の時や,角度が小さくなると,ちょっと苦しい姿勢になります。その時は,ライブビューに切り替えてみましょう。
料理の盛り付け方の高さによっても印象は変わります。
ある程度の高さに盛り付けられた料理は、やや斜め上か眺めたように撮るのが、立体感も出て良いアングルになります。
自分の好きなアングルが見つかったら、今度は美味しそうに見えるパーツを探します。
わざと,先割れスプーンの柄を入れて,「前ボケ」でちょっと緊張感を出してみました。
いや,邪魔なだけですね(笑)。
前にボケる(焦点が合わない)部分を入れることによって,写真を見る人の視線を誘導することができます。
こういう断面も,ちょっと美味しそうに見えるポイントのひとつ。
今回は,ハンバーグの切り口の方が,美味しそうに見えたので,さらに寄ってみます。
ポイントにフォーカスを合わせたら、撮ってみましょう。
いつも同じようなアングルになってしまうのが多少イヤな場合は、切り取り方を変えてみましょう。例えば,このラーメン。
ラーメンは,このくらいの位置と角度から撮るのが,僕は好みのアングル。
右半分だったら,メインになるのは,チャーシュー。
左半分だったら,メインはネギかな。
その時、こんな感じで,自分が美味しそうに見えるポイントを見つけておくのがコツです。
アングルと構図(切り取り方)で、バリエーションを楽しんでみましょう。
第16回に続きます。
ブログやTwitter,Facebookの写真を,もうちょっといい写真にしたいなと思っている方に,その方に合った撮影の仕方,カメラの使い方などをアドバイスしつつ,写真が楽しく上手になっていく一対一のレッスンや,レストランなどの店舗でのシズル感のある料理,こだわりの外観・内観,にこやかなスタッフ撮影もお仕事として承ります。
これまでHAMACHI!が撮った料理写真をご覧になりたい方は,Flickrで見られます。お気軽に,Twitter,Instagram,Google +など,お仕事のご依頼は,SNSからのDMでお受けします。フォローや「いいね」をいただけたら,嬉しいです。ポジティブなコメントや感想などいただけると飛び上がって喜びます。
どうぞよろしくお願いいたします。
↓料理撮影にオススメの高画質コンパクトデジタルカメラ↓
RICOH デジタルカメラ GRII APS-CサイズCMOSセンサー ローパスフィルタレス 175840 | ||||
|
富士フイルム デジタルカメラ XF10 ブラック XF10-B | ||||
|
ミラーレス一眼ランキング
コメント