最近,週1くらいで通っているのが,東京都中央区新川「西安麺荘 秦唐記(せいあんめんそう しんとうき)」。
友人のぺこはら さんに教えてもらったお店です。
「茅場町」と書かれることも多いけど,場所的には「八丁堀」の駅が近い。
「ビャンビャン麺」という,ちょっと聞き慣れない中国の西安のローカルフードを食べさせてくれる,日本でも珍しいお店。
カテゴリ的には,中華料理的な居酒屋で,「ビャンビャン麺」以外にもいろいろメニューは豊富で,ランチタイムとディナータイムに営業しています。
面白いのは,「ビャンビャン麺」の「ビャン」にあてる漢字
もう,この「ビャンビャン麺」のためにだけある漢字「ビャン」です。
なんと総画数58画!中国では一番画数が多い漢字です。
フォントはあるようなのですが,一般的なPCに備わったフォントでは,この文字は出てきません。スマホでも変換できません。
日本では,まだこの「ビャンビャン麺」を出してくれるお店は数えるほどしかないようです。
この新川の「西安麺荘 秦唐記」では,西安出身の馮 樹(ヒョウ・ジュ)シェフが大理石の台に麺を打って伸ばしていくシーンをガラス越しに見ることができます。そう,注文が入ってからその場で麺を打つのでライブ感もたっぷり。自分が食べるビャンビャン麺の麺を打つところ,調理されるところが見られるわけです。打つ時間はごくわずか。見逃さないように。なので,わりとあっという間に出てきます。
「ビャンビャン麺」の「ビャン」は,この麺を打つ「音」からきているという説もあります。
原料は小麦粉で水と食塩を加えてこねて生地を作り,
茹でる直前に両手で麺を台に打ち付けては薄く伸ばし,二つに折って,また打ち付けて伸ばしていきます。
生地から伸ばしていくので,麺の長さが長いのも特徴。
日本でいうと,うどんやきしめんに近いかな。やや幅広な麺で,食感はけっこう違います。もちっとふわっと。食感は優しい感じ。
で,基本は,ヨウポー,トマト,ジャージャー麺の味付けと具材のビャンビャン麺なのだけれど,
これの全部盛り麺もあったり,ユニークで美味しい週替わり麺もあるので,なかなか全種類制覇できないのが楽しいところ。
これまでに食べたことのある週替わり麺は,
「麻辣牛肉面」
ピリ辛な麺で,ビャンビャン麺に春雨を合わせてくるなんてユニーク。青梗菜が大きくてシャキシャキで,これまた美味い。
びよーんっと伸ばしてみると,一本の麺が長いので,つながっているのがわかります。
ミニ叉焼そぼろ丼も追加して、少し食べたところで麻辣牛肉面のスープを加えて正解。
「红烧鸡肉香菇面」~椎茸香る醤油煮鶏肉麺~
鶏肉がゴロゴロ入ってるので食べ終わって汁が残ってたら、もう一度すくうのがオススメ。きっとお肉残ってるw
キムチそぼろ丼で合わせてみた。キムチの辛さが爽快。
麺のボリュームは,デフォルトが3本。
ミニも選べて,そのときは,ビャンビャン麺は2本分になります。丼の中で実はリング状になっているんです,ビャンビャン麺って。
夜は,麺の太さも細麺からベルト麺まで選べるので,いろいろとカスタマイズも面白い。
刀削麺は,全くの別物。
「羊肉烩面」(ヤンローフイメン)
文字通り,羊の肉を使ったビャンビャン麺のバリエーション。
羊の肉も美味しいけどね,スープがスパイシーでコクがあって,やめられない,止まらない!
これは確かに人気の麺!クコの実,パクチーがアクセント。
「牛肉茄汁面」 (ニューローチェジーメン)
トマトが入っているので,洋風な煮込みっぽくて懐かしく優しい味。
「翡翠油泼面」(ヒスイヨウポーメン)
こちらは,ベルト麺で。
ほうれん草を練り込んだ翡翠麺がすごく美味しい。豆もやしの、パリパリポリポリ食感も楽しいよ。
つけ麺タイプの「蘸水面」(ジャンスイメン)
これは食べ方にコツがあって,麺をつけ汁に移さなくてはいけないのだけれど,このベルト麺も長いので,予め丼の中で箸で短く切ってから,
つけ汁の中に移すと安全。
合わせたのは,
叉焼そぼろ丼。
これも美味かったな。「冷やし中華」
ビャンビャン麺なので,ちょっと味わいが違うんだけど,醤油ベースのいわゆる冷やし中華のタレが,うまく合うように秦唐記風に調整されていました。麺が細い?っと思ったら,ジャガイモの細切りで,サクサク,好みの食感。チャーシューが,これまたステキに美味しかった。
で,秦唐記のTwitterアカウント(@biang_shintouki)をフォローしていると,
毎週日曜日に,油泼面 (ヨウポー麺)が500円で食べられるサービスもありがたいです。
これは「冷盛り」で、その場で手打ちするビャンビャン麺のモチモチ感とかコシがアップします。
これをさらに麺のボリュームをミニ(以前は350円で食べられた)にしてもらうことも可能。
さすがにこの値段で帰るのは申し訳ないので,このときは,
鳥の唐揚げをサイドに追加しました。
熱々揚げたて!
さらにこんな食べ方も。
油泼麺(ヨウポー麺)をベルト麺に変更して,
秦唐記の名物料理「とろとろ軟骨煮込み」を頼んで,
軟骨煮込みを,ベルト麺で包む。肉を麺で包むのは正義。
で,
9/20(金)深夜0:20〜放送の
タモリ倶楽部[テレビ朝日]と,
9/16日(月)よる7:00〜放送の
有吉ゼミ[日本テレビ]のチャレンジグルメに,「西安麺荘 秦唐記」が登場します。
2020年の1/8(水)には,news every.でも紹介されました。
OZ Magazineやdancyu(ダンチュウ)にも続々と取り上げられていて,快進撃中。
嵐
さらについ最近,スマートフォン用のアプリで,スタンプカードも始まりました。
攻めてるなぁ。
ますます今後が楽しみな「秦唐記」。
テレビ放映後,混みすぎませんように。
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