RICOH GR III firmware update ver.1.50

RICOH GR IIIxの発売日の10月1日に，予告されていたファームウェアのアップデートが，RICOH GR III用にも公開されました。

https://mawari.com/blog/2021/09/09/40mmのricoh-gr-iiix/

RICOH GRIIIx 40mm lensリコーイメージングから，RICOH GRIIIの派生モデル「RICOH GRIIIx」が発表された。RICOH GRと言えば，ひたすら28mmのイメージだったので，40mmという画角には，ちょっとびっくりした。が，28mmと40mmをそれぞれ使い分けてくれというリコーイメージングからの強いメッセージととった。「40mm」という焦点距離は，被写体との位置関係を変えることで，定番の焦点距離と言われ，被写体から引けば35㎜や，寄れば50㎜のように使える汎用性の高い画角とされている。PENTAXブランドでも43mmのリミテッドレンズがあるね...

フォーカス設定の「顔検出」が，

「顔/瞳検出」に。

露出設定のプログラムラインに

深度優先（深い）が追加

再生モード時に，

「トリミング」メニューに，これまで，3:2と1:1のアスペクト比だったのが，

4:3と，

16:9が追加。「画像回転」も追加。

JPEG画質調整に，

モノトーン化機能が追加。モノトーン化選択時のフィルター効果機能と調色機能も追加。

一番嬉しいのは，iPhoneの残り容量が少なめなときに，これまではオリジナル画像しか転送できなかったのですが，
ImageSync（バージョン2.1.8以降(現バージョン））に，オートリサイズ（XSサイズ）転送機能が追加されたこと。

というわけで，無事，ファームウェアのアップデートができました。

40mm画角のRICOH GR IIIxの発売日だったので，ちょっと触ったのですが，GR IIIと比較して，思っていたのとだいぶ使い勝手が違います。
違和感というか，慣れるかどうかわからないくらい強い違和感は，最短撮影距離の違い。
RICOH GR IIIxにもマクロモードはあるのですが，これが，GR IIIが寄れる距離よりはるかに離れないと(2倍）合焦しない。
カタログ値で，RICOH GR IIIのマクロ撮影時の最短撮影距離は，6cm，GR IIIxのマクロ撮影時の最短撮影距離は，12cm。
カバーされる撮影範囲が全く変わってくるので，まぁ，レンズ交換したみたいに考えないといけないのが，良いのか悪いのかわかりません。
僕のように，GRで最短撮影距離でマクロ撮影を頻繁にしているユーザーさんは，かなりしっかりと頭の切り替えをしないといけませんね。
仕様として公開されているデータではあるのですが，RICOH GR IIIの方が，被写体に寄れるし，クロップの35mm, 50mmを使った方が例えば料理写真の食材の表面性状を捉えることができると思います。で，その場の雰囲気を撮るなら，GR IIIxかな。GR IIIxはマクロ撮影用機としては出番は少ないかも。でレンズの画角の通り，GR IIIxはスナップとポートレイト向けと考えた方が良さそうです。
まぁ，そんなことを言いつつも，好き放題操作できているのは，カメラの操作性そのものは全く変わらないからというのも，ありますよね。

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