曳舟のイタリアンバル「ワインキッチンコメット」に,新進気鋭のシェフが入って,ますます美味しい料理が食べられるようになったと聞きつけて,さっそく行ってきました。
カトラリーが新しいものに変わっていますね。これは,リニューアルに強いエネルギーと意志を感じます。
ドイツ・モーゼル産の,キリッと冷えたマダム・フロック/シュメッターリング(Madame Flöck / Schmetterling)
やや高めの酸味やミネラル感,微発泡なのかな,綺麗な白ワインですね。香りはとても良くて,でも主張しすぎず,料理に合わせやすいワインです。
シェフ自ら,農家まで出向いて,美味しい無農薬野菜を全国から目利きして集めてきているという「季節の無農薬野菜オーガニックサラダ」
フルーツと野菜をコールドプレスした自家製のドレッシングも,野菜の旨味を引き立てています。
新鮮な野菜の食感で、さらに美味しいなぁ。
北海道 生ホタテに黒トリュフをのせて,ホタテには,甘みと旨味を引き出す調理がされています。
春の山菜「ウルイ」の上に,今が旬のホタルイカ。黄色いつぶつぶは,サルディーニャ産のカラスミ。食べてみてびっくり。カラスミとホタルイカってとてもよく合うんですね。
思わずにんまり。
ボリュームのあるシラスを柔らかいバゲットの上にたっぷり乗せたクロスティーニ。レモングラスとライムのソースに,バジルのペースト。
これも,とろける美味さ。バゲットが柔らかくて甘くて,これを持ってピクニックに行ったら,まわりの人の3倍くらい楽しくなるだろうな。
紫サツマイモの上に,富山産の白エビに,贅沢にアメリケーヌソース。
サツマイモが柔らかくて甘くて,こういう組み合わせもマリアージュっていうのかな。このコンビも美味しいですね。
シェフに聞いたら,「嫌いな食べ物はない」とのこと。自由な発想とフランスやイタリアでの厳しい修行を経て,こんな美味しい料理が生まれるのだろうな。
いやぁ,楽しい!
紫キャベツとビーツのピクルス。これは,箸休め的なポジションかな。口の中がすっきりリセットされます。
銚子産のホンビノス貝のヴァポーレ。
鮮やかなオレンジ色のプチプチは,「フレンチキャビア」
ホンビノス貝の旨味に,フレンチキャビアのアクセント。
千葉のスルメイカにイカスミのソースとラタトゥイユ。
スルメイカが,こんなに美味しくなるなんて!
合わせるのは,
「ナパ・ハイランズ カベルネソーヴィニヨン」濃密な香りと滑らかな口当たり。
イカ墨を練り込んだタリオリ-ニは,シェフ手打ちの生パスタ。
イタリアだと柔らかくなるまで茹でてしまうところ,日本人向けに少しコシがあるように仕上げているそうです。
ホタテもふんだんに使われていて,頬張って食べるのが最高の贅沢ですね。
甘くて華やかな香りが弾けるピンクペッパーがアクセント。
鹿児島黒豚の肩ロースのストゥファート(煮込み)。これもとても手間がかかっている料理です。
黒豚の下には,マッシュポテト。添えられているのは,柔らかくなるまで調理された千葉県産の金時ニンジン
黒トリュフのペーストの塩味と,華やかなタスマニアのマスタードが,ほろほろになった黒豚をもり立てます。
「まだ食べられます?」ニヤリとシェフ。
「とっておきのがあるんです,ちょっと待っててください」
と出されたのが,
太く大きなホワイトアスパラガス。
これに,サマートリュフを,贅沢に,削って,削って,かける,かける…
オランダ産のアスパラに,パロマののプロシュート,サマートリュフ。
これがメインでもいいのでは?と思われるくらい贅沢三昧な一品
デザートは,ティラミスのアイスクリームに,甘夏添え。
完璧なディナーの仕上がりです。
シェフの多彩な知識と経験に裏付けされて選ばれた食材や調理方法で,これまで以上に「ワインキッチンコメット」の料理が格段と美味しくなりましたね。
引き継いでいる料理もあるようですが,ほぼ新メニューで,たっぷり楽しませてもらえます。
美味しかったなぁ。
また来るね!
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