塩竈市では,旅の仲間と,せっかく鹽竈に来たのだから「寿司を食べよう」という流れになって,ちょうど今が旬の「三陸塩竈ひがしもの」が食べられる塩竈の「すし哲」に行きました。
塩釜の魚市場は,豊洲の中央卸売市場に次いでマグロの目利きが多いと言われるマグロの本拠地のひとつ。
「三陸塩竈ひがしもの」とは,三陸東沖で秋口から冬場(9月〜12月)にかけてマグロ延縄船によって漁獲され,塩釜市魚市場に水揚げされる生マグロ類のうち,特に「鮮度」「色つや」「脂のり」「うまみ」に優れたメバチマグロで,塩釜にいる日本一の目利き人(仲買人)の目にかなったものを「ひがしもの」と呼んでいます。
大人気店のお昼時ということで,かなり混んでいましたが,なんとか2階に通されました。ここ,畳の部屋ですが掘りごたつ式なのがいいですね。とても助かります。
こちらが「すし哲」のメニュー。
どんなネタが乗っているのか,ちょっとわかりにくいですが,スタッフさんに聞いて「ひがしもの」が入っているメニューを聞いたところ,にぎりは「しおがま」に入っていると言うことで,「しおがま」をお願いしました。
塩釜で水揚げされたメバチマグロすべてが「ひがしもの」と呼ばれるわけではなくて,上に書いたような条件があるのですが,
1.三陸東沖漁場で鮪延縄船によって漁獲されたメバチマグロ
2.秋口〜冬場に塩竈市魚市場に水揚げされたメバチマグロ
3.天然もので,冷凍保存されていない生のメバチマグロ
4.塩釜の目利き(仲買人)が誇りと確信を持って,「鮮度」「色つや」「脂のり」「うまみ」などを兼ね揃えたメバチマグロ
であること。
もう,これだけで,この時期に塩釜に来てよかったぁ!ってなります。
で,
こちらが,塩竈 すし哲の「しおがま」にぎりセット。
美味しそうなもの,全部入ってます。
イクラは,もしかしたら,他のヒトのもそうなっていたので,
たまたまなのかもしれませんが,軍艦巻きの海苔の外側に一粒出ているのが,この「すし哲」のスタイルなのかも。
ま,心意気ってことで。
どれもとてもレベルが高く,塩釜のヒトは,いつもこんな美味しいお寿司が食べられるんだ!とちょっと羨ましくなったほど。
お吸い物だって,これですもの。
観光客が多いだろうに,全く手を抜いていないのが伝わってきます。
ちょうど七五三の時期なので,地元の家族連れのお客さんもたくさん。地元のヒトに愛されているお店なんですね。
で,こちらの「三陸塩竈ひがしもの」をづけで。
たしかに,美しい赤身,艶。冷凍されていないメバチマグロなので,とろりとした食感がいいですね。
じっくり味わって食べたかったけれど,口の中ですっとなくなっていきました。
デザートのラフランスのシャーベットまで,美味しくいただきました。
ごちそうさまでした。
ここは,また来たいお店です。
さて,どうでもいい話を追加。
このお店で撮影された写真をネットで見ると,ことごとく(と言ってもいいほど),赤かぶりを起こしていて,
例えば,Instagram
食べログ
気がついていないヒトも多いのかもしれませんが,かなりのフォトグラファー泣かせの照明。
とても美味しいお店なので,なんとかした方がいいような気もするけど,余計なお世話なんだろうな。
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