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例えば「ソフトクリーム」。どこに焦点を合わせる?

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料理を美味しく見せるための焦点を合わせるポイントは,

まず,料理の主役や一番見せたい部分に焦点を合わせること
でも,これが,まず,けっこう難しい。

次は,
奥行きを表現したい場合に有効な「料理の手前に焦点を合わせる」テクニック
ただし,あまり手前過ぎると,料理の立体感が損なわれてしまいます。

そして,
真上から全体に焦点を合わせる俯瞰撮影で,全体に焦点を合わせる方法

温かさやみずみずしさを表現したい場合は,湯気や滴に焦点を合わせるという手もあります。

ソフトクリームの場合は,どこに合わせますか?
どこから,どんな構図で撮りますか?

最初の画像のように,ソフトクリームのトップの垂れそうな部分,見ちゃいますよね。そこに合わせるのが,ひとつ正解だと思っています。
例えば,
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この写真のように,奥のボディ部に合わせてしまうと,美味しさとか,質感とかが,やや損なわれてしまいます。

あとは,
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どこから舐めたいか?,どこからガブッと行きたいかなんて撮影者の心理を,焦点を合わせるポジションで伝えるなんてこともできますね。
「どこが美味しそうに見えるか?」が理解できていないと,これもやや難しいポイントになるかもしれません。

ただし,撮影者自身は「この部分が一番美味しそう!」と思っていても,見る人が同じように感じるかどうかは分かりません。
人の視線は,色や明るさ,形,配置など,さまざまな要素に無意識のうちに影響されます。

また,人の視線は,左上から右上,そして左下から右下へとZ字型に動く傾向があると言われています。これを見越して,写真を見る視線を誘導するという高等テクニックもあります。
さらに,輝度差が高い(明るい部分と暗い部分の差が大きい)ほど,視覚的に注意が向けられます。デジタルカメラのコントラストAFの仕組みは,これに近いので,わりと自然にメリハリのはっきりした所に,焦点を合わせやすいというのはあるかもしれません。

実際の食事のシーンでは,料理だけでなく,その場の雰囲気や香り,音,温度など,五感すべてから情報を受け取っています。しかし,写真で伝えられるのは主に視覚情報だけです。このため,心理的に「見たい」「美味しそう」と思わせるためには,視覚情報だけで五感を刺激するような工夫が必要になります。

視線誘導:例えば,フォークやスプーン,箸の向きで視線を誘導したり,窓枠などをフレームにして料理を際立たせたりするのが,「視線誘導」です。
立体感:真正面からのみ撮るのではなく,斜め45度からのアングルなど,立体感が感じられる構図を意識すると,料理がより魅力的に見えます。
ストーリー:料理が置かれている場所(カフェ,レストラン,自宅など),一緒に写っている小物(グラス,カトラリー,ランチョンマットなど)を使って,食べる人がどんな体験をするのかを想像させることも重要です。

見る人の心理を理解し,それを写真に反映させる力をつけていきましょう。

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