前世は鰻だったんじゃないかというくらい鰻好きな(←共食いかよ!)フォトグラファーのHAMACHI!(@HAMACHI)です。
「料理を美味しく綺麗に撮影するためのレッスン30」と題して,30日間で,料理写真を撮るときに,どんなことを考えて,何を実行しているかをまとめています。最後まで無料で読めます。
第18回目は,「シズル感を見つけよう」でした。
第19回目は,
19.「シズル感とライブ感」です。
第18回目のレッスンでも,「そそられる感じ」をシズル感,もともとの語源は,「お肉を焼く時のジュージューいう音」=「sizzle」で,視覚だけではなく,聴覚,嗅覚,味覚,触覚の感覚を呼び起こすような,写真を見る人の期待感を刺激する写真を撮るというお話をしました。
今日は,その続きで,「シズル感」を増すための工夫についてお話します。
例えば,この写真,
ハチミツをとろーりかけた,チーズたっぷりのピザの一辺を取り上げたときに,びよーんとチーズが伸びるさま。
ジュージュー焼けた,石焼きビビンバを,スプーンでかき混ぜているところ。
パチパチと焦げる音,ざくざくと混ぜる音が聞こえてきそうです。
ミディアムレアに焼き上がった,ステーキ肉を切り分けてもらっているところ。
こちらは,厚みのある上タン塩の焼肉。
炎と焼き色と,焼き上がるまでお店のヒトが面倒を見てくれるのは,ありがたいですね。
ここまでの写真で,少し共通点が見えてきましたか?
前回の写真たちと比べて,どうでしょう?
視覚だけでなく,想像力が刺激されて,より食べてみたくなるような写真になっていませんか?
シズル感は期待感。食べたくなる理由がシズル感です。
シュワシュワッと泡。シャンパンで喉を潤しつつ,美味しい料理に舌鼓を打つ。
金華鯖のしめ鯖の炙り
たっぷり敷いたタマネギのうえに,〆鯖。これをバーナーで炙ってくれます。
焼き上がりは,こちら。
これにレモンを搾って,葱もたっぷりかけて,さぁ,召し上がれ。
中華鍋の料理,「カン,カン,カン…」,「ジャーッ」という金属音と料理の仕上がっていく音,聞こえてきそうです。
熱々の鉄板の上のガーリックライスに,溶き卵を落として,じゅわーっっと仕上げ。
焼き上がったピザを切り分けてもらっているところ。もう待ちきれません。
なんて言葉やオノマトペに助けられているところもありますが,前回の写真と違うのは,「動き」,「ライブ感」が加わっているところ。
たまり醤油が決め手の,秘伝のたれに漬け込んだ焼肉オンザライス。
視覚から,聴覚,嗅覚,触覚,味覚まで想像してもらえたら,「飯テロ写真」ってことになります。
今日は,ちょうど,土用の丑の日。
シズル感とライブ感のある写真は,写真を見る人の想像力を刺激してくれるはず。
料理に当たる照明の「テリ」,光の反射具合に目を付けて,動きを感じさせる写真を撮るように意識すると,「シズル感」のある写真になります。試してみてください。
第20回のレッスンに続きます。
ブログやTwitter,Facebookの写真を,もうちょっといい写真にしたいなと思っている方に,その方に合った撮影の仕方,カメラの使い方などをアドバイスしつつ,写真が楽しく上手になっていく一対一のレッスンや,レストランなどの店舗でのシズル感のある料理,こだわりの外観・内観,にこやかなスタッフ撮影もお仕事として承ります。
これまでHAMACHI!が撮った料理写真をご覧になりたい方は,Flickrで見られます。お気軽に,Twitter,Instagram,Google +など,お仕事のご依頼は,SNSからのDMでお受けします。フォローや「いいね」をいただけたら,嬉しいです。ポジティブなコメントや感想は,飛び上がって喜びます。
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