写真家マイケル・ケンナ(Michael Kenna)の日本初の回顧展「A 45 Year Odyssey 1973-2018」が,恵比寿にある東京都写真美術館で開催中なので,たっぷり見てきました。
東京都写真美術館は,2年ほど前にリニューアルオープンしていましたが,それ以来初。
だいぶ綺麗に,整頓された感じです。
写真家としてブレない45年。デジタルの時代になってもアナログのまま,作風は全くと言って良いほど,変わりません。絵画的な構図を持つ被写体,彼が探し求めているのは視覚的なパターンや面白い抽象で,余分なモノをそぎ落とし,3次元のものを2次元化したミニマルな作品たち。
人は撮らない,人が入らない風景を撮るのかと思ったら,「RAFU(裸婦)」ですよ,しかも日本で。けっこう衝撃的です。
マイケル・ケンナの美意識を堪能することができました。
東京都写真美術館 B1F
マイケル・ケンナ写真展
MICHAEL KENNA A 45 Year Odyssey 1973-2018
2018.12.1(土)—2019.1.27(日)
それと一緒に,せっかくなので,「建築 × 写真 ここのみに在る光」も見てきました。
現存する最も古い写真は1827年頃にジョセフ・ニセフォール・ニエプスによって撮影された,窓から見える「たてもの」の一角だそうです。
写真で建築物を撮るのは,静物なので撮りやすい被写体ではあるものの,やはり時代が写るのが面白いですね。で,その建築物も時が経つと無くなったり,姿を変えてしまうけれど,写真はその時の姿でずっと残る。
今は無くなってしまった香港の九龍城砦は圧巻でした。
で,この時期の恵比寿といえば,ガーデンプレイスの名物,バカラのシャンデリア「Baccarat ETERNAL LIGHTS-歓びのかたち-」は,本日,平成31年1月14日(月)まで。
で,お正月になってから,ちょっと見慣れないものが置かれているのに気がつきました?
本日(平成31年1月14日(月))までです。
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