その昔,6月4日は「ムシ歯予防デー」と呼ばれていましたが,2013年から「歯と口の健康週間」として,毎年,啓発活動が行われています。
歯と口の健康週間の目的は,歯の衛生に関する正しい知識を国民に対して普及啓発するとともに,歯科疾患の予防に関する適切な習慣の定着を図り,併せてその早期発見及び早期治療等を徹底することにより歯の寿命を延ばし,もって国民の健康の保持増進に寄与すること。
2019年の「歯と口の健康週間」の標語は,『いつまでも 続くけんこう 歯の力』
歯科口腔保健活動が,「生きる力」を支えるという認識の元,各地で「歯と口の健康週間」のキャンペーンが行われます。
今年のポスターも,「アランジアロンゾ」の描き下ろし作品。
慢性歯周炎の原因細菌とアルツハイマー病の関係が注目されるなど,「歯が綺麗に磨けていること」は,ヒトの健康を維持するために不可欠であるという認識が医科でも広がりつつあります。歯周病菌が,糖尿病,心筋梗塞,脳血管障害,動脈硬化など,さまざまな全身病の原因になることもわかってきました。
しばらく,口の中の状態を,歯科で診てもらっていないヒトは,この機に,検診を受けることをオススメします。
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