AdobeMAX2020でPhotoshop 2021の新機能「写真の空を置き換える」がリリースされたので,使ってみました。Photoshopのトップ画像も変わってアプリ名もPhotoshop 2021に。
すでにPhotoshopのユーザーには,自動アップデートが来ているはず。
「編集」メニューをクリックすると,
「空を置き換え…」の項目が追加されています。
空は,自動認識されます。
なので,空が無い画像だと,「空が見つかりません」と怒られます。
空を置き換えメニューからは,さまざまな空のサンプルが表示されるので,ピンときたものがあれば,それを選択。
青空に雲のバリエーションもかなりあります。
これ,ユーザーのフォトグラファーが作成した画像フィルターのようですね。
ここで気がついたのは,スマートフォン版の「Photoshop Camera」のレンズフィルターと同じ方式かも。
Photoshop Camera:簡単写真フィルター加工 1.1.0(無料)
カテゴリ: 写真/ビデオ, グラフィック/デザイン
販売元: Adobe Inc. – Adobe Inc.(サイズ: 241.5 MB)
全てのバージョンの評価: (7,491件の評価)
濃い青の空から,夕刻の淡いグラーデーションが綺麗な空に置き換わりました。
夕方のオレンジ色の空にすると,前景の駅の前の舗装された道路の色まで少し変わっています。
自分がとった写真なのでちょっと手前味噌ですが,雰囲気が出ていて,ドラマに出てくる1シーンのようです。
ここで,何をやっているか見てみると,右下のように,レイヤーを使って,細かく色や明るさがコントロールされていることがわかります。
これ,ユーザー側は何もしなくても,ここまでやってくれるのが,すごいですね。
夕焼けの綺麗な空に置き換えてみました。
手前の海のリフレクションも少し色が反映されています。
太陽の位置なども加えられるようになるとよりリアルになりますね。
そのうち追加されるのではないかと思います。
嫌がるヒトもいるかもしれませんが,スマートフォンのアプリからPhotoshopの機能が追加されたのは,面白いケースだと思うし,本来なら,デジタルカメラのソフトウェアがこういったAIを使った機能を持っていないと,デジタル一眼やコンパクトデジタルカメラは,なかなか勝負にならないのではないかと思います。
あとは,ウォーターマークを手軽に追加できるようになりました。
Thomas Zaglerさんが作成したプラグインになっていて,ここからウォーターマーク機能をPhotoshop内に追加する形になります。
バッチ処理とかも要らず,数クリックでウォーターマークが,新規レイヤーに追加されます。便利。
AIによるポートレイトレタッチ支援機能はかなり強力なので,こちらも積極的に使っていこうと思います。
ドラマッチックな空の置き換えは,Luminar 4が得意とする所ですが,Photoshopとは,またキャラクターが違うので,サブスクリプションが嫌で,水面に写る光の反射までこだわるなら,Photoshopではなくて,Luminarという手もあります。
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