法事だったので,家族で食事。
予約したときに,「陰膳(かげぜん)はどうされますか?」と聞かれたので,言葉としては「陰膳」を聞いたことがあるけれど,実際に経験したことは無かったので,用意してもらうようお願いしてみた。
家族で会食するときの上席の位置に,残された家族の方を向くように写真を置いて,その前に箸を置く。
食事自体も,写真の人が食べられるような配膳の位置に。
なるほどね。
で,料理を運んできてくれたお姉さんが,
「陰膳のお料理は,みなさんが召し上がっても良いんですよ」
と,現実的な話をしてくれたので,
なので,
コースの食事が終わる頃には,この料理も一通り無くなっていた。
陰膳は,もともとは,
旅行や出征その他に出た不在者のために,その者が旅行中に飢えたり,危害を加えられ安全を脅かされたりしないように祈り願って,留守番がその者のために留守宅で供える膳のことを指す言葉なのだが,そこから派生して死者への食事にも使われるようになったようだ。
陰膳の料理は家族が食べてもかまわない。
せっかく作ってもらったお料理なのと,故人の家族が,陰膳の料理を食べるのは,「供養」にもなるとのこと。
2021年12月19日に首都圏で新たに確認された感染者数
茨城:1名
栃木:3名
群馬:19名
東京:33名
埼玉:10名
千葉:4名
神奈川:22名
静岡:2名
全国:177名
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