入ってみたいと思いつつも,曜日や時間が合わずにずっと入ることができなかった「かちどき 橋の資料館」にやっと入ることができました。
この「かちどき 橋の資料館」の開館年は,どうやら2005年のようです。
「かちどき 橋の資料館」は,勝鬨橋のたもとにありますが,かちどき橋だけでなく,隅田川の橋について,貴重な資料や関連情報等を展示・公開している資料館になります。
なので,「かちどき橋の資料館」ではなくて,「かちどき 橋の資料館」と,「かちどき」と「橋」の間にスペースが入る名称になっています。
入り口はやや狭いものの,中に入ると,
2階分の広い空間が広がります。
ここは,もともとは,かちどき橋(勝鬨橋)の開閉をするための動力をになっていた変電所で,
交流の電気を使ってモーターを運転し,その回転力で直流発電機を動かして直流の電気を発電する変電所でした。発電された直流の電気は隅田川の川底に設置されたケーブルを通して,橋脚に送られていたとのこと。
昭和45年を最後にかちどき橋は跳開しなくなりましたが,実際に跳開している姿を見たことは僕もありません。
なので,館内には当時の様子を模型にして見せてくれるジオラマがありました。100分の1スケールで造られた勝鬨橋模型は必見です。
橋が開いて,船が通るところなどは,実際に一度見てみたくなりますね。
急な階段を上ると,所狭しと置かれた,電力を制御する配電盤。触ってはいけませんが,なんだかこれには心躍ります。
ビックリするのは,これらの制御盤に,ホコリひとつ付いていないこと。
発電機にも圧倒されましたが,この制御盤も,けっこう萌えポイントです。
はぁ,来てよかった。
その他,実際に勝鬨橋の建設時に使われていた部品が展示されていたり,橋の歴史を当時の映像やCGなどで説明してくれる映像資料や開閉の仕組みも学べるようになっていたり,思いのほか楽しい場所でした。ラック&ピニオンなんて,車の用語だと思っていましたが,ここでも使われていたりとか,端が上がったときのバランスを調節するウェイトとか,かなりそそられます。建築物が好きなヒトには堪らない場所かもしれません。
橋が開閉していた当時の橋脚内の機械設備を見学できる「橋脚内案内ツアー」も木曜日に実施中(参加費無料,申し込み制)なので,これにも応募して参加してこようかな。
開館日時:毎週火曜日・木曜日・金曜日・土曜日
9時30分~16時30分 (12月29日~1月3日を除く)
(12月1日~2月28日までは,9時~16時)
入場料は無料です。
資料館を出た後は,やはり,かちどき橋を歩いて渡ってみたくなります。
銘板の字は,先日亡くなった石原慎太郎元知事によるもの。
かちどき橋は,重要文化財に指定されています。
この部屋は,運転室。
似たような造りの部屋が4つありますが,それぞれ役割が違うのも,今回,「かちどき 橋の資料館」に入って初めて知りました。
築地の市場は,ほとんど跡形もなくなってしまいましたが,この隅田川に架かるかちどき橋をふたたび開けて,下町の活性化につなげたいという動きが市民グループを中心にあるようです。かちどき橋が再び跳開するのを夢見つつ,また,この資料館にも来てみようと思います。
さらに,さらに「橋脚内バーチャル見学ツアー」も圧巻なので,ぜひ。
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2023年4月29日に首都圏で新たに確認された感染者数
栃木:171名
群馬:184名
茨城:134名
埼玉:776名
東京:1,915名
千葉:671名
神奈川:984名
静岡:205名
全国 13,047名
東京都は,1週間前の土曜日より438人増。前の週の同じ曜日を上回るのは13日連続。
全国の死者は累計で,7万4528人に。
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