京橋 アーティゾン美術館 リンディ・リー《無数の星座がうまれる》
「宇宙は、過去に起きたすべてのこと、今まさに起きていること、そして未来に起こるすべてのことの長さ、深さ、広がりそのものです。《無数の星座がうまれる》は、この宇宙的な時間、そしてあらゆる存在が生まれる連続体を表現したものです。私たちは誰一人として、その深いつながりの外側に出ることはできません。私たち一人ひとりが宇宙の一部であり、同時に宇宙もまた私たちの一部なのです。この作品は、鑑賞者を宇宙との深く私的な結びつきの体験へと誘います。」2025年12月 リンディ・リー
本作は昼と夜で異なる表情をみせます。
星が昼の空に紛れ、夜にその形をくっきりと現すように、磨かれたステンレススティールの表面は日中、周囲の景色や見るものの姿を映し込み、日常に溶け込みます。
夜になると、内部から放たれる光が無数の穴を通じて外へこぼれ、まるで何かが息づいているかのような空間が立ち現れます。
《無数の星座がうまれる》は、ふと立ち止まって思索を巡らす時間や、私たちの内側にまなざしを促し、まわりの世界との関わりをそっと結び直すきっかけとなるでしょう。

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