17種類のアイスが買えるようになっているはずなのに,よくよく見ると,ダブっているモノが…
これじゃ,セブンティーンアイスじゃなくて,フィフティーンアイスだよと,1人突っ込んでいたのですが,どうやら,これ,意味があるみたいです。
実際に,現在販売されているセブンティーンアイスの種類は17種類では無くて,22種類。
購入ボタンの数(17個)に対して、実際の種類数が少ないメーカーである江崎グリコの巧みな販売戦略が絡んでいるようですよ。
1.売れ筋商品の「売り切れ」を防ぐため(最重要理由)
自販機の中に収納できるアイスの個数(在庫キャパシティ)は、基本的に1つのボタン(1コラム)ごとに上限が決まっています。
ここのところ暑くなってきたので,人気の商品はすぐ消えるようになりつつあります。もし「チョコミント」や「ソーダフロート」のような超人気フレーバーを1つのボタンだけで売ると、そこだけすぐに売り切れてしまいます。
そのため,打撃を分散して,同じ商品を2つのボタン(2コラム)に割り当てることで、単純に2倍の在庫を確保できるようになります。これにより、補充回数を減らしつつ、炎天下や混雑時でも「食べたいのに売り切れ」という機会損失を防いでいます。
2.「17」というブランドの象徴を守るため
セブンティーンアイスは、その名の通り「17種類のアイス(17歳の女子高生をターゲットにスタート)」というのがブランドのアイデンティティです。
写真のように,自販機の前面パネルのボタン配置も、デザイン的に「17個(またはそれ以上)」並ぶように最初から設計されています。
しかし、無理に17種類すべてを別々の味にすると、あまり売れないマイナーな味が売れ残って品質が落ちたり、管理コストが上がったりします。ブランドの「17」の見た目を維持しつつ、効率よく回すための妥協点が「人気味の重複」とのこと。
3.ロケーションに合わせた最適化
この自販機が置かれている場所(駅、ショッピングモール、温水プールなど)によって、客層はガラリと変わります。
例えば、子どもが多い場所なら「ソーダ」や「チョコ」を増やし、大人や外国人観光客が多い場所なら「宇治抹茶」や「高級ライン(SPECIAL)」を充実させます。
17種類きっちり固定してしまうよりも、「その場所で今一番売れるエース級の商品」を2枠使ってゴリ押しする方が、限られた自販機スペースを最大限に活かせるというわけです。
それでもやっぱり,17種類のアイスが売られている方が,見た目美しいとは思うんですけれどね。

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