「全編PC画面で進む 驚愕のサスペンス・スリラー」
ということで,観てきました。「search」
以下,ほぼネタバレなしでレビュー。
本作の主人公は愛する妻を病気で失い、娘を男手一つで育てているが、思春期を迎えた娘との関係は少しぎこちない。そんな中、突然消えた愛娘を見つけるため父の大奮闘が始まる
現代は,「searching」です。
なんで,現在進行形のままのタイトルにしなかったんだろ?
ネタバレになる?いや,めまぐるしいくらいの展開なので,「ing」でいいような気もするけれど。
主人公のお父さんが,ちょっとエキセントリックで,ウザい父親役をとても上手く演じています。
で,たしかに,全編PC画面。WindowsもMacもスマホも。
で,このお父さんの検索能力とかPCのスキル,ちょっとすごくて,アメリカ人なら誰でもここまでできるの?ってちょっと疑問に思うけど,まぁ,ストーリー展開としては,それが前提なので,疑問を挟んじゃいけない部分。
全編PC画面なのだけれど,画質がそれなりの部分は,それっぽいけど,ぐいぐい引き込まれてしまうので,PC画面であることもそのうち気にならなくなります。要は,ずっと主人公目線(POV(主観映像)形式)なんですよね,これ。
Facebook,Instagram,twitter…イマドキのSNSがどんどん出てきます。
失踪した娘の痕跡を探すために,娘のアカウントにログインするあたり,かなりリアル。
これができるお父さんって,かなり限られてしまうような気がするけど,SNSとして,tumblrまで出てきます。それもかなり重要な証拠として。
「変質者による犯行」というのが,サスペンスでは,いちばんつまらない展開だと思っているのですが,まぁ,この映画,そう思わせておいて…っていうミスリードさせる部分が,たたみ込むように何度も出てきます。まぁ,それだけ主人公目線に乗ってしまっているわけですけれど,密度の濃い,とてもよく練られたストーリーだと思います。息をもつかせぬ展開に,最後の最後まで目が離せません。
MacやWindowsマシンで,この映画を見たら,着信音とかポップアップとか,すごく紛らわしいかも(笑)。でも,映画が配信されるようになったら,またちょっと見てみたいなと思いました。
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