しばらく新型コロナウイルス感染症の話から離れていたが,日本でも東京を中心に感染者が減る傾向を見せず,世界的には,6月28日に,感染者が1000万人を突破,死者は50万人に到達した。
公衆衛生の専門家らは,米国やインド,ブラジルでの新規感染者数の記録的な増加や,アジアの一部諸国における感染再拡大に懸念を示している。
→世界の新型コロナ感染者1000万人突破、死者50万人に到達
数字が区切りがいいというだけで,なにか意味のある数字ではないのだけれど,感染者の死亡率が5%と計算しやすいのは確か。
死者の約46%が80歳以上と,相変わらず,高齢者には結果が厳しい感染症であることは間違いない。エイズやマラリアの1カ月の死者数をすでに新型コロナウイルス感染症は超えている。
アメリカのニュース映像を見ると,これだけ感染者数が増えているのにもかかわらず,未だにマスクをつけずに出歩いている人がいることに驚かされる。
東京都では,6月29日(月)に,新型コロナウイルス新規に感染した58人を確認。都内で確認された陽性者の合計は6172人に。新規陽性者数の平均が50人を超え,新規陽性者に占める感染経路不明者の割合も50%を超え,都が休業を再要請する目安を超えている。週単位での陽性者の増加比が1.64。
「ステップ3」とか「東京アラート」とか,あれは,いったい何だったのだろう。
都知事選挙を意識したポーズだとしたら,笑えないジョークだ。
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