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エビングハウスの忘却曲線と忘却率74%のトリック

Ebbinghaus forgetting curve -74%
人間が何かを記憶したあと、「1日後(24時間後)」に忘れてしまう割合が、約74%であるというドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが提唱した忘却曲線ですが, 74%って,そんなに忘れちゃうもの?って,ちょっと疑ってみましょう。

どれだけ集中してインプットしても、翌日には26%しか残っていないという人間の脳の仕組みにより,覚えたことの約4分の3は、翌日の同じ時間には頭から抜けてしまっているという……ように聞くと,実にインパクトのある数字で,「1日後に74%忘れる」という仕組みは、人間が健やかに生きていくために不可欠な「超高性能な脳の防衛システム」によるものとされていますが,実は,この74%という数字には,裏があります。

エビングハウスが,この忘却曲線の実験を行った際、あえて「子音・母音・子音」を組み合わせた意味のない3文字の音節(「WUX」や「CAZ」など)を大量に覚えました。
1.ストーリーがない
2.感情が動かない
3.過去の経験と結びつかない

このような「脳にとって全く興味のない情報」を詰め込んだ場合、脳は「生きるために必要ない」と判断し、1日後には74%という猛スピードで忘却してしまっまいます。

意味のある情報の場合なら、1日後の忘却率は74%よりも大幅に下がり、「およそ30%〜50%程度の忘却(50%〜70%は覚えている)」くらいまで定着率が上がると言われています。

つまり,74%という数字を元に,復習,反復練習しないと,すぐ忘れちゃうよ,身につかないよと脅すのは,効果的ですが,事実に基づく数値ではありません。

復習すること,くり返すことの重要さは,もちろん変わりません。

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