渋谷の西武百貨店で,面白い企画が始まったので,行ってみました。
「偏愛食堂」
「偏愛食堂」は,一つのジャンルの「食」を愛し,味も,知識も,徹底的に極めた「偏愛フーディスト」がプロデュースするレストラン
その食の偏人たちが全国から選び抜いた今一番オススメの店舗を誘致するという企画で,西武渋谷店A館8階=レストラン街「ダイニングプラザ」で,先週の10月13日から始まっています。
2週間ごとにテーマが変わるのですが,第一弾は,南インドの“マンガロール料理店”の「バンゲラズキッチン」。都内に3店舗を構える有名店とのこと。まだ僕は行ったことがありません。
ビブグルマンをとるくらいのお店なので,ちょっと期待。
整理券方式ということで,並んでたら諦めようかなと思ったのですが,一番乗りになっちゃいました。
このレストランフロア,ちょっとライトを落として大人の雰囲気で高級感もありますね。
で,たぶん,コロナ禍でこのコーナーのお店が抜けてしまったので,この偏愛食堂が始まったのではないかと想像。
「バンゲラズキッチン」の「偏愛食堂」版は,平日ならランチセットがあるのですが,日曜日はすべてディナー扱いのアラカルトでの注文。
セットはあるにはあるけれど,コースメニューで,6,500円とちょっと考えちゃう値付け。あとから考えたらこれ頼んだ方が良かったかも。
それぞれのメニューは,そんなに量は多くないけれど高め,でも一人でいろいろ食べたいと思うとやや量的には多くなってしまう,微妙なバランス。
この期間に行くなら,平日のランチタイムに行くか,2人以上でシェアする形が良いと思うよ。まぁ,ミシュランガイドに載るくらいだから,価格には目を瞑れってことかもね。いや,穿った考えかもしれないけれど,渋谷西武百貨店が要求するノルマが高い…ってことはないよね?
この渋谷の「偏愛食堂」でしか食べられないメニューもあるのと,今週は「肉の週」ということで,来週になると食べられなくなるメニューも。
いろいろ考えてますね。ちょっと気が利いたメニューが,「エッグアチャル」の1個分だけで「お通し」として提供するというもの。メニューに記載はありませんでしたが,スタッフさんのオススメなので,お願いしました。
ゆで卵のピリ辛インド風ピクルス。これが,思いのほか香りがよくて,味も美味しかった。
たしかに,食欲をそそる香ばしさで,2個,3個食べられちゃいそうです。
珍しいメニューで,味や食感が想像できかなかったので,頼んだのが,
こちら。「ガラウティケバブ」
ケバブというと串に刺さした肉の塊を思い浮かべるけれど,これは,羊の肉をフォアグラのようになるまで挽いてクリーミーな状態でグリルしたもののようです。食感は,肉というよりは,たしかにフォアグラ。香りもいいね。ミントのソースが付いてきます。
カレーを頼むのに,日曜日は,ライス的なモノは付いてこないので,
マンガロールの郷土料理という「ニールドーサ」と,カレーは「コリガッシ」というチキンのカレーを選択。
ニールドーサは,ナンとかとは全く違って,米粉の生地をクレープ状にして蒸したのかな?モチモチっとした食感で,口の中でもプルンプルンする面白い食べ物。まぁ味はあっさりシンプルなので,これをカレーと合わせるというのも,ちょっと玄人っぽいのかな。
ニールドーサに,さっきのガラウティケバブを乗せたり,ガラウティケバブにエッグアチャールの残ったソースをつけたりと,いろいろ楽しめます。
で,肉の週限定カレーの
「コリガッシ」は,簡単にいうとちょっと辛めのバターチキンカレー。メニューには甘口と書いてあるけれど,ちょうどいい辛さでした。もうちょっと熱々で出てくればなお良かったのだけれど,まぁ,まだオペレーションも慣れていない雰囲気で,しかも2週間限定だから,いろいろ気にしちゃいけないんだとは思いますよ。クリーミーなスープでスプーンがどんどん進むカレー。これもマンガロール料理だそうです。チキンがややパサッとしてたのが残念(個人の感想です)。
お会計は,5000円弱で,ヨシダカレーのレトルトが売っていたので,それを2つ買って約7500円と,豪華なサンデーランチになりました。
接客もきちんとしていたので,バンゲラズキッチンのお店もかなりしっかりしたお店なのだと思います。
いや,これは,ちゃんとお店に行かなくてはと思いました。いろいろな意味で。
ごちそうさまでした。
第2弾は,「ビャンビャン麺」の秦唐記なので,もちろん行きますよ!
期間限定の企画レストランでも,食べログのページあるんだね。
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