RICOH GRのイベント「GR meet 47」山梨に参加しました。その5 講評会とGRの使い分け

RICOH GRの全国行脚イベント「GR meet 47山梨県」で，身延山久遠寺に来ました。

その1は，こちら
その2は，こちら
その3は，こちら
その4は，こちら

このイベントで貸し出して頂いたRICOH GR IIIxをメインに，自分のRICOH GR IIIはほぼ封印して，身延山を撮影しました。

RICOH GR 47山梨のイベントのゲストである写真家の鹿野貴司さんとの撮影会のあとは，ドキドキの講評会です。
自分が撮影した写真の中から5枚程度を選んで提出，それを鹿野さんが，参加者と一緒の会場で1枚1枚講評してくださいました。

僕が提出した写真は，

写真1

写真2

写真3

写真4

この4枚でした（上記の写真は，すべて撮って出しのJPEG画像）。
ほとんど，GR IIIxの設定を触ることなく，デフォルトの設定のまま撮影していたのですが，参加された皆さんはめちゃめちゃ使いこなされているようで，モノクロ率が高かったり，イメージコントロールを変えて撮影したり，迫力のある写真，情緒のある写真をたくさん見ることができました。いやぁ勉強になる。

鹿野さんから頂いたコメントは，
写真1．どこにピント合わせてんの？(右下ギリギリでした…）
写真2．このくらい近づいて切り取るのはアリだよね。
写真3．この人は，食べ物を撮り慣れてるからね（顔バレしてます）。
写真4．これ16:9とかのほうがよかったかもね。

こんな感じで，痛いところを突かれたような，いや，言い訳してもしかたがないので，精進します，はい。

鹿野さんのお話でこれはメモっておこうと思ったのは，いろいろあったのですが，
「順光は，モノクロに向きではない」
「イメージコントロールの『ポジフィルム』は，こってり色が乗るのでアンダー気味にするといい」
などなど

25名の参加者の写真1枚1枚に丁寧にコメントをしていただきました。
ありがとうございます。

GR IIIとGR IIIxは，中身は同じですが，レンズ構成が違うので，写る範囲(GR IIIは28mmの画角，GR IIIxは40mmの画角）と最短撮影距離(マクロモード時にGR IIIは6cm，GR IIIXは12cm)が違います。
とくにテーブルフォトにGR IIIxを使おうとすると，GR IIIで使い慣れた画角と距離でつい撮ろうとしてしまうので，やや違和感がありましたが，わりとすぐに慣れました。
この感覚は，カメラ量販店などで試すのとはだいぶ違いますね。
で，GR IIIと，GR IIIXの使い分けを考えると，やはりGR IIIxは，より「切り取る」「集中する」撮り方になるなと思いました。

テレコンバーターを今回は一緒にお借りしたのですが，テレコンを付けると40mmの画角が望遠側の75mm（71㎜クロップ時は、107㎜相当の焦点距離）になるので，よりその傾向が強くなります。
テレコン使用時は，自動的にクロップされるので画素は4800×3200相当(オリジナルは6000×4000)と，71mmクロップ時は3360×2240相当になります。
どちらがいいという話ではなくて，どちらもいい，感じたままに使い分けられるとさらに面白くなりそうです。

RICOH GR IIIxをテレコン無しで撮影したときの40mm相当の画角

RICOH GR IIIで撮影したときの28mm相当の画角
被写体によって，GR IIIとGR IIIxを使い分けられるようになると面白いですね。
鹿野さん曰く，GR IIIとGR IIIxの2台持っても，ミラーレス一眼を1台より軽くて小さいというのは，たしかにその通り。

みんなのGRを並べてみたら壮観なことに！2台持ちの参加者もいるので数もスゴい。

懇親会では，身延のソウルフードと呼ばれる玉川楼の唐揚も頂くことができました。
イベントのスタッフさんともいろいろとお話ができて，RICOH GRというのは，ユーザーさんと熱い情熱のスタッフさんに支えられて，つくづく希有なカメラだなぁと感じます。
自分が身延に来るなんて思ってもいなかったので，知らなかった場所の雰囲気や街の人達にも会えて，とても貴重な体験ができました。
ありがとうございました。