重要なポイントは,
「トブチケ」専用のアプリというものは,ありません。
使用する前にクレジットカードの登録は,できません。
たぶん,この2点が,イメージとして,ちょっと「思ってたのと違う」点だと思います。
少し詳しく見ていきます。
「トブチケ!」の主なメリット
最大の改善点は、やはり「東武カード縛り」からの解放です。
クレジットカードの自由化: これまでは東武カードユーザー以外には非常にハードルが高かったのですが、VISAやMastercardなどの一般的なクレカでも決済できるようになったのは大きな進歩です。
会員登録なしでの購入: 「たまにしか乗らない人」でも、わざわざ会員登録せずにゲスト購入ができるようになりました。
ポイント還元(乗得ポイント): 東武カード以外でも1%(東武カードなら5%)のポイントが付与され、1ポイント=1円として特急券購入に充当できます。
インボイス対応の領収書: Web上で簡単にインボイス制度に対応した領収書が発行できるため、ビジネス利用での利便性が向上しています。
チケットレス?
タッチのシステムで,りょうもう号などの特急も乗り降りできるようになればいいのですが,現在は,まだまだアナログです。
ユーザーとしては「交通系ICカード(Suica/PASMO)に特急券情報を紐付けて、タッチで通してほしい」というのが本音ですが、そこにはいくつかのハードルがあるようです。
ブラウザベースのシステム: 「トブチケ!」は専用アプリではなくブラウザでチケットを購入・表示する仕組みのため、ICカードのチップに情報を書き込む「紐付け」が技術的に(あるいはコスト的に)見送られています。実際には,「トブポ」のアプリから,「トブチケ」のサイトへのリンクボタンがあるので,そこから「トブチケ!」に移動するようになります。
改札機のアップデート待ち: 全ての駅の特急改札にQRコードリーダーを設置するコストを考えると、現時点では「駅員さんが画面を見る」のが最も手っ取り早い解決策になってしまっているのが現状です。
なので,WEBで特急券の指定席を購入しても,その購入画面を
北千住駅など,特急専用ホームに入る際は,駅員さんに,スマホの画面を見せて,入ることになります。
ちょっと面倒な特急券専用の券売機も,事前購入で少し楽になるのと,
なにより,駅で購入するのと違って,前日に購入することもできるので,「満席で乗れない」という事態を避けることができます。
交通系ICカードの残金を使わなくてもいいので,クレジットカードのポイントも,東武系のクレジットカードでなくても,付与されるようになったのも大きな改善点です。
このトブチケの画面から,いつも使用するクレジットカードを登録できそうな雰囲気がありますが,ここからは登録できません。
というか,正式に登録するようなことはできません。
では,どうするかというと,
特急券を購入するときのクレジットカードを次回以降も使うかどうかを,選択するようになります。
これで,「登録」ということになります。
と,まぁ,一部,購入画面を駅員さんに見せるという,ちょっと不安なアナログ部分は,あります。「トブチケ!」は「決済のデジタル化」には成功したものの、「検札のデジタル化」はまだ発展途上という状態と言えそうです。
JR東日本の「新幹線eチケット」のようなシームレスな体験を期待すると肩透かしを食らいますが、これまで「駅の券売機に並ぶ」か「東武カードを作る」かの二択だったことを思えば、ようやく現代的なスタートラインに立った、というところかもしれません。
褒めるとすれば,2022年あたりに始まった東武のチケットレスサービスに東武以外のクレジットカードは使えなかったことを考えれば、他社のクレカが使えて、ポイントもつくようになったのは、2歩前進とも言えそうです。
せっかくチケットレスという便利な仕組みを使っても、ポイント面で「東武カードユーザー以外は蚊帳の外」という状態は、利用者からすると少し寂しい仕様でした。
「改札やホームでのアナログな画面提示」という部分のアナログな部分に関しては。決済とポイントがこれだけ近代化したからこそ、最後の「チェックの仕組み」もいつかスマホ一つ、あるいはICカードとの紐付けでスマートに完結する「3歩目」が来ることを期待したくなりますね。
東武鉄道さん,がんばって!


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