富士フイルムが、1億200万画素の中判センサーを搭載したGFXシリーズのフラッグシップモデル「GFX100」を正式に発表。同時にFUJIKINA 2019 Tokyoで,GFX100で撮影した作品が展示され,SDカードを持っていけば,撮影データを持ち帰りOKという太っ腹なTouch & Tryも実施していたので,行ってみることに。
FUJIKINA 2019 Tokyoは
2019年5月25日(土),5月26日(日)
に開催されました。
モデルさんと花を撮影できるようになっていました。
表面性状の細かいところまで描写できるので,立体感が違います。
詳細なところにしっかり支えられた絵というのでしょうか。
なにせ,1億200万画素の中判センサーですから,フルサイズのセンサーに比べても,光りの捉え方に余裕があります。
で,このFUJIFILM GFX100には,面白い機能がついていて,ポートレート撮影に最適な肌のなめらかさを表現する「スムーススキン・エフェクト」が搭載されています。例えば,この写真,「スムーススキン・エフェクト」がOFFです。
さらにピクセル等倍で。
このFUJIFILM GFX100は,モデルさん,フォトグラファー泣かせですよね。
メイクでしっかり整えていても,肌の質感をしっかりと捉えてしまいます。
でも,この「スムーススキン・エフェクト」をONにすると,
これを先ほどと同じように顔の部分で拡大してみます。
なんだか滑らかな,つるんとした肌の仕上がりに。
さらに,ピクセル等倍だと
このエフェクト,あまり「あざとさ」や「不自然さ」は感じません。
レタッチでこれをやるのは,かなり大変な作業になるのですが,JPEGで自動で「スムーススキン・エフェクト」がここまでやってくれるのであれば,ライティングさえおさえておけば,JPEGそのまま最終データにすることも可能な気がします。
もちろん,この「スムーススキン・エフェクト」が処理するのは,人間の肌色の部分のみとのこと。
この処理が好みであれば(効き具合を調整することもできるのかな?),現場でのストレスもかなり減るはず。
この機能,たぶん,そのうちに,FUJIFILMのAPS-Cセンサー機にも下ろされてくる機能だとは思いますが,今は,FUJIFILM GFX100のみ。
さて,すごいカメラが出てしまいましたよ。
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