2019年10月10日に,「RICOH GR IIIファームウェア バージョン1.30」がリリースされました。
RICOHブランドのカメラは,バグ潰しのファームウェアのアップだけでなく,機能面でも定期的にバージョンアップされていくのが特長でもあります。
今回のファームウェア バージョン1.30では,
静止画と動画の画像仕上げ設定メニュー [イメージコントロール] に[クロスプロセス]が追加
操作カスタマイズメニュー [ADJモード設定] に [クロップ][タッチAF] が登録可能に
操作カスタマイズメニュー [Fnボタン設定] に [タッチAF] が登録可能になりました。
その他,全体的な動作の安定や,暗所・低コントラスト時の[マクロモード]のAF性能が改善されています。
皆さんは,Fnボタンには,何を登録されていますか?
僕は,クロップを登録しています。マクロ撮影時にとても便利にクロップ機能を使っています。
が,とても触りやすく使い勝手の良い特等席のポジションなので,他の機能を登録してみたい気持ちもあります。
さて,無事にRICOH GR IIIファームウェア バージョン1.3にバージョンアップ…と思いきや,
いつものSDカードにMacbook Proからファームウェアを解凍して,ルートディレクトリにコピーして,RICOH GR IIIに挿入,
メニューボタンを押しながら,スイッチオンで,ファームアップが始まるはずだったのですが,一瞬,SDカードを読みに行くものの,無反応で通常通りカメラモードで立ち上がってしまいます。
もしかしたら,メモリーカードの残容量が少なすぎるのかと考え,
確認したところ,GR IIIに使っているSDHC Cardの残り容量は234MBでした。
ファームウェアの容量が28MB程度なので,十分なはずなのですが,RICOH GRIII用のSDHC Cardの残り容量を,
およそ2.8GBまで増やしました。
で,もう一度,menuボタンを押しながら,スイッチをON
でも,反応せず。
そこでやっと気がつきました。
「ファイル名が違う」ことに。
今回の「RICOH GR IIIファームウェア バージョン1.30」は,公式には4度目のファームウェアのアップデートです。
インターネット上のファイルを同じMacBook Proにダウンロードしています。
MacBook Proの「ダウンロードフォルダ」内にアーカイブファイルの,今回は,「gr3_v130.zip」が格納されますが,これを解凍するときに,同じファイルネームの物があると,自動的にリネームされて保存されます。
MacBook Proのファインダーから,ファイル名の並びを変えてみました。
3つ同じアルファベットで始まるファイルが見つかりました。
RICOH GRIIIのファームウェアのファイルは,常に「fwdc239b.bin」です。
ちょっと複雑な名前ですけれど。
で,SDHCカードに解凍してコピーしたファイル名は,
「fwdc239b 3.bin」で,GR IIIは,このファイル名ではファームウェアのアップデートファイルだと認識してくれません。
なので,改めて,古いアップーデートのバイナリーファイルをMacBook Proから削除して,ダウンロードした「gr3_v130.zip」を解凍して,最新のfwdc239b.bin」を,改めて,SDHCカードのルートディレクトリにコピーしたら,
無事,アップデートが完了しました。
ま,ちょっとファイルの整理ができたから,よしとします。
僕みたいな,どなたかの参考になれば。
そうそう,PCやMacがないヒトやパソコンからSDメモリーカードにファームウェアファイルを直接保存することができないヒトは,自分だけの環境ではGR IIIのアップデートができません。
リコーイメージングスクエア新宿もしくはリコーイメージングスクエア大阪に直接行ってアップデートしてもらう(無償)か,近くのリコーイメージング修理係サービスセンターへピックアップリペアサービスを使って,GRを送ってアップデートしてもらう(送料有償)ことになります。
友人やまわりの人でパソコンを持っていて,SDカードの読み書きもできるヒトがいれば,その人にお願いするのも手だと思います。
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充電式のバッテリーは,新開発のDB-110
ですが,
互換バッテリーは,Olympus SH-1用のものが流用可能
互換バッテリーは,自己責任でどうぞ。
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